高速バンクになっている伊勢崎オートで火花が散る!
伊勢崎オートはゴールデンウィーク以来の開催。S級は地元勢がメインで、外来は山陽から2者のみ。S級以外も地元勢が主な選手層となるシリーズ。好調の選手を挙げていく。
前回の伊勢崎で優勝したのは高橋貢。優勝戦は好メンバーが揃ったが、スタートをしっかり決めて早めに先頭に立っていた。ハンデ位置的に恵まれた感はあったが、しっかりと結果を残していた。試走26の上がり330。数字の面でも申し分ないタイムを出していた。今の伊勢崎は新走路になったばかりでスピードが出やすい。今回も高速バトルが見られそうだ。
早川清太郎もその優勝戦に乗っていたが道中で落車。その後は浜松GIで走っていたが、シリーズ序盤は成績が振るわなかった。ただし、4日目からは連対で締めていたように、エンジンの立て直しはできている様子。前回伊勢崎の優勝戦では落車とはなったものの、試走22の強烈なタイムを叩き出していた。この動きを取り戻せるようなら、優勝争いに参加できるだろう。
他のS級も前走は浜松GIだった選手が多い。田村治郎はシリーズ中、尻上がりに状態が良くなっていた。今回に向けても楽しみは十分。西原智昭、松本やすしといったあたりは随所に見せ場を作れていた。新井恵匠、内山高秀、吉原恭佑などはエンジンが折り合わなかった。今回は地元なのでエンジンの底上げを図りたい。
外来S級は丹村飛竜と岡部聡。丹村飛も前走の浜松GIではパッとしなかった。試走タイムから物足りなかったので、まずは試走の数字を上げたいところ。岡部は浜松GIでは準決に乗れなかったものの、シリーズ中は3回の車券絡みがあった。エンジン的には並の少し上といったあたりで、今回のような一般開催なら戦えるぐらいはあるかも。
A級で特注なのは田中賢。前走の山陽ではオール1着の完全優勝を達成していた。今回はハンデの重化がある可能性は高いが、エンジンも乗り手も絶好調なので克服できるかも。その優勝戦には岩沼靖郎、浅香潤、大月渉も乗っていた。岩沼は単騎0ハンだったが、早々と抜かれてしまった。それでも3着で粘っていたので気配としては悪くない。浅香は5着だったが、シリーズ序盤は連勝を決めるなど動きは活発だった。大月は意外性あるタイプ。展開的に厳しくなりそうでも、上位争いに加わってくるケースがある。オッズ的に魅力があれば狙ってみたい一人。中野光公は前走の川口で優出5着。2日目と準決は白星を挙げており、レース展開が向けばモノにできる力がある。
外来A級では、レース後半の追い込みが鋭い角南一如、捌き巧者でレース展開の読みが巧い丸山智史、昔から変わらぬイン突進力がある岡松忠あたりがシリーズを盛り上げそう。
※5月18日時点。当日は欠場などにより、出場選手が変更になる可能性があります。
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主な出場予定選手
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高橋 貢〔伊勢崎 S-4(22期)〕
早川 清太郎〔伊勢崎 S-11(29期)〕
田村 治郎〔伊勢崎 S-34(30期)〕
丹村 飛竜〔山陽 S-32(29期)〕
岡部 聡〔山陽 S-44(19期)〕
田中 賢〔伊勢崎 A-1(29期)〕
中野 光公〔伊勢崎 A-56(25期)〕
岩沼 靖郎〔伊勢崎 A-95(25期)〕