勢いがあるのは金山周平だ!
この開催の直後にSGオールスターが控えている関係で、今回はS級選手が不在。A級とB級による戦いになり、圧倒的な主力候補がいない。混戦模様のシリーズに決着を付けるのは誰か。
前回の伊勢崎開催で優勝したのは金山周平。優勝戦は楽ではない展開だったが、気迫の差しを連発させて、インから攻め上げていた。エンジンが良いのは間違いないが、乗り手の気合も感じられた。今回も追い込むレースがメインになるが、前回の動きを出す事ができれば連続優勝の目も見えてくる。
その優勝戦で3着だったのは仲田恵一朗。優勝戦は最重ハン大外からのレースで、必死の追い込みを見せていたが届かなかった。それでもレース中盤から終盤にかけては良い伸びを見せていた。エンジンの仕上がりは良さそうだ。同じ優勝戦に乗っていたのは伊藤弘幸と木村義明。伊藤弘は早めに先頭に立つ展開になったが、思うようにペースが上がらなかった。試走41ではさすがに優勝戦では足りない数字。ただ、優出後なのでリズムは良い。木村義は、レース序盤でいい展開を作れず5着。それでも最近の中では良くなってきた方だ。
地元伊勢崎勢では他に佐久間健光、新井淳、亀井政和などに注目。佐久間は前走の川口ではオール車券絡み。肝心の準決ではフライングをしてしまったが、そこでは2着に食い込んでいた。道中の伸びは良さそう。新井淳の前走は山陽GIだった。準決に進出できなかったが、シリーズ中は2回の白星があった。大きな舞台でも通用する姿を示した。亀井は前走の川口では準決4着。ただ、4日間のシリーズで2回1着を取れていたし、最終日は軽快な走りを見せていた。
外来勢は間中大輔が好調。前走の地元では優出し4着。その前の地元では見事に優勝していた。今はエンジン状態が良いし、重走路でも変わらぬ力を出せる選手。今回も優勝戦に進出してくるか。田辺誠もエンジン良好。前走は今回と同じ伊勢崎で、4走して全て車券絡み。初日にフライングをしてしてしまったが、その後も力強い走りができていた。秋田貴弘は前走の地元で初日と最終日に白星。最終日は秋田らしい捲りが決まっていた。
飯塚勢では田島敏徳が状態上向き。長らくスランプが続いていたが、2節前から良化の兆しが出ていた。前走の浜松では4走して2回の1着。相変わらずスタートに課題を残しているが、道中回り出すと徐々に車速に乗ってくる。人気薄になるようなら狙ってみたい。
※4月21日時点。当日は欠場などにより、出場選手が変更になる可能性があります。
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主な出場予定選手
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佐久間 健光〔伊勢崎 A-22(26期)〕
栗原 俊介〔伊勢崎 A-90(31期)〕
金山 周平〔伊勢崎 A-109(27期)〕
仲田 恵一朗〔伊勢崎 A-110(29期)〕
木村 義明〔伊勢崎 A-149(22期)〕
田辺 誠〔川口 A-108(27期)〕
間中 大輔〔川口 A-113(28期)〕
秋田 貴弘〔川口 A-120(23期)〕