オール伊勢崎勢の戦いが始まる!
今回の伊勢崎アフター5ナイターに参加する選手は地元勢のみ。しかも、開催前半がSG日本選手権と重なるので、S級などの強豪選手は不在。地元A級とB級による戦いはどのような結末を迎えるのか。
今回のシリーズリーダーは浅香潤。その立場に相応しく近況は絶好調。前走となる地元5日間開催では、初日の2着の後は全て1着だった。優勝戦では10M後ろに、そうそうたるメンバーが控えていたが、見事に振り切って栄冠を勝ち取った。その上がりタイムは371。かつてのスピードレーサーの姿が完全に戻ってきた。走路温度がどんどん下がってくるこの時期は、更なる活躍が見込まれる。
ランク次位は浅香の同期・新井淳。以前はSG出場の常連だったが、近況は出場機会が減っている。それでも武器であるスタートの切れ味は不変で、得意の速攻は決まっている。前走の川口でもマズマズの動きを見せていたので、エンジンの方は問題ない。金山周平は前々走の飯塚ミッドナイトで優勝を決めてきた。その後の山陽でも着順はまとまっていた。エンジン状態が良い今は絶好の狙い目。
前回の川口で優勝戦まで進んでいたのは谷川一貴、落合淳、仲田恵一朗、吉田恵輔の4人。その中で着順が一番良かったのは谷川で準優勝。優勝戦では3車並んだ0ハンの大外からスタートを決めていた。スピードを上げて逃げていたが、最後は山田真弘に捕まってしまった。それでも4日間のシリーズで、全て車券に絡めていたのでエンジン状態は良い部類。
落合淳は優勝戦で4着だった。予選準決はオール連対と、エンジン面は好調。課題のスタートもある程度改善されていた。ハンデ的にも軽い今のうちに車券で狙っておきたい。仲田は優勝戦7着。スタートで後手を踏んだのが響いてしまったが、準決まではオール連対。調子は上がってきている。吉田恵は初優勝のチャンスでもあったが、やはりスタートでダッシュが付かず凡走に終わってしまった。初優勝は次回におあずけ。
栗原俊介は前走の川口の準決でフライング。最終日も8着だったが、ここ最近は車券に絡むケースが増えており、持ち味の攻撃的な走りもよく見られている。B級では北渡瀬充が好調。前々走の地元では優出し3着。その後の川口でも初日から連勝を決めていた。B級のハンデの恩恵を最大限に生かしている。
イン走法で見せ場を作っているのは中村浩章。前走の川口では4走して3回の連対があった。今はB級にランクされているが、A級並みの走力がある。同じくイン走法で活躍しているのは栗原勝測や深沢悟。コースをしっかりと抑えて後続に簡単にはやられない走りをしている。道中の攻めが的確なのは宍戸幸雄。不安視されているスタートさえこなせば、競り負けない強い走りで上位着に加わってくる。
※11月1日時点。当日は欠場などにより、出場選手が変更になる可能性があります。
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主な出場予定選手
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浅香 潤〔伊勢崎 A-21(23期)〕
新井 淳〔伊勢崎 A-34(23期)〕
仲田 恵一朗〔伊勢崎 A-54(29期)〕
金山 周平〔伊勢崎 A-81(27期)〕
吉田 恵輔〔伊勢崎 A-82(29期)〕
谷川 一貴〔伊勢崎 A-137(23期)〕
落合 淳〔伊勢崎 A-159(29期)〕
栗原 俊介〔伊勢崎 A-230(31期)〕
永井大介に選手権Vの大チャンス!
浜松オートで行われている第53回SG日本選手権オートレースは優勝戦のメンバーが出揃った。初日からオール0Mオープンで行われてきた最終決戦。優勝戦で栄冠のゴールを迎えるのは...。
優勝戦のハンデ位置は最内から金子大輔、早川清太郎、永井大介、有吉辰也、荒尾聡、鈴木圭一郎、青山周平、滝下隼平となった。枠番選択により位置が決まり、1番選択順の金子が最内に入り、その後は内から順に決まり、7番選択の滝下が8枠に入り、最後に青山が7枠になった。
大事なスタート争いだが、単純なスタート力だけを考えると青山が上位か。滝下は、この中に入るとスタート力はだいぶ劣勢。他はほぼ差がなく、金子もやや劣勢の部類かといった感じ。
枠番を加味したスタート争いは3枠の永井が飛び出すとみた。これに有吉が乗っていく。早川が内で踏ん張るか。荒尾、鈴木圭、青山と出て行きそう。
いきなり先頭を走る事になると見ている永井は今節、エンジンの仕上がりが良い。特に、準決では道中で青山と競り合う形になったが、上がりタイムは337を叩き出した。最終レースだった事もあるが、レース道中で捌く展開でありながら、この数字はかなり驚異的。優勝戦でも独走に入れば誰も追ってこれない。有吉が2番手スタートなら、後続をブロックしてくれそうで尚更、展開が向いてくる。仮に、トップスタートを切れなくても、今の永井は道中で交わしていける機力がある。そこで当ブログでの本命には永井を挙げる。2015年以来の選手権Vを目指す。
相手は有吉。準決では一杯の走りのようにも見えたが、上がりタイムを見ると339。優出メンバーの中で2番目のタイム。もしも永井を抑えて出るようならチャンスが巡ってくる。もちろんトップスタートではなくても、中盤で前を走る車に隙があれば、しっかりと捌いていける技量がある。次は荒尾。やはりスタート力は脅威で、トップスタートも十分ある。近況は10周戦でのスタミナも強化されている印象。3番手までに出る事ができれば、十分勝利を手繰り寄せることができる。選手権初制覇に燃えている事だろう。そして、鈴木圭。準決の動きを見る限りでは、エンジンの仕上がりを欠いているが、優勝戦までに上積みができれば上位進出は可能。最後に金子。スタート争いは微妙な面あるが、最内から突っ張っていけるようなら怖い存在。エンジン面はかなり良さそうだ。全国ランク1位の青山は、準決の動きを見ると厳しそうだった。よほどの上積みが必要。
◎永井大介
○有吉辰也
△荒尾聡
△鈴木圭一郎
▲金子大輔