ナンバー1の青山周平が襲来!
今回の川口オートはナイター3日間開催。すぐ後に川口オートではGIナイターが控えており、そこに出場する選手にとっては最終調整の意味合いもある。その前にまずは今回。短期決戦を制するのは誰か。
S級やA級上位の選手の前走は、ほとんどが伊勢崎のSGオートレースグランプリだった。そこで見事に優勝戦まで進んだのが若井友和。シリーズ中は2日目の途中から天候が崩れ、重走路での競争がメインになったが、そこで抜群の対応力を発揮したのが若井。シリーズ中に白星はなかったが、順調に勝ち上がりを進んでいき、準決でも2着に入線しての優出。優勝戦は4着だった。これで年末のスーパースター王座決定戦トライアルの出場をほぼ手中に入れた。エンジン自体は長らく高位で安定しており、突然の降雨にも対処できるので、車券を買いやすい選手だ。今回も安定感ある走りでファンの期待に応える。
全国ランク1位の青山周平は、SGの準決は3着で優勝戦には進めなかった。他の日のレースも重走路に苦しんでいる様子だった。今の伊勢崎の重走路は、スタート後の展開がレース結果に大きく作用し、後半の追い込みが利きづらい状況。さすがの青山でもなかなか番手を上げるのに手間取っていた。しかし、初日の良走路では試走28、上がり384の素晴らしい数字が出ていたので、エンジン面は全く問題ない。川口走路なら重走路でもしっかりと力を出せるだろう。もちろん、良走路ならナンバー1の実力を遺憾なく発揮してくる。
今回出場する中で地元ランクトップは永井大介。永井はSGの3日目に8着を取り、準決にも進めなかった。やはり伊勢崎の重走路に苦しんでいた。ただ、今回は地元走路なので、重走路でもそこまで苦しむことはないだろうし、良走路なら強敵は青山のみ。実力上位の存在感を示してくるだろう。
佐藤摩弥はSGで準決に乗れなかったが、後半2走はともに1着。伊勢崎の重走路で、スタート力が生きていた様子。正味のエンジン状態は未知数な部分がある。近況はエンジンの仕上がりを欠いていたからだ。今回、地元で良走路になれば試走タイムでエンジン状態を計れるだろう。逆に、エンジンが良さそうなのは平田雅崇。SGでは初日に白星を挙げた。その後は重走路だったのでエンジン状態を掴みにくいが、SGの前までも活発な動きを見せていた。
岩田裕臣はSGで奮闘していた。最終日は白星で締めていたので、今回へは好リズムで臨める。山田達也は、SGのオープン戦に近い形でのレースで結果はイマイチだったが、今回のようなハンデ戦なら強烈な追い込みを披露できる。外来S級は青山の他に内山高秀が来場。内山もSGの最終日は白星を挙げ、気を吐いた。エンジン自体はずっと並以上はありそうなので、一般開催の今回なら上位着でまとめてくるか。
A級では井村淳一が山陽で優勝しての参戦。課題のスタートさえこなせれば、今のエンジン状態なら勝ち切れる状態にある。その優勝戦で5着だったのは越智尚寿。予選道中から堅実な走りで着をまとめていた。
※8月17日時点。当日は欠場などにより、出場選手が変更になる可能性があります。
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主な出場予定選手
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青山 周平〔伊勢崎 S-1(31期)〕
永井 大介〔川口 S-8(25期)〕
若井 友和〔川口 S-14(25期)〕
佐藤 摩弥〔川口 S-15(31期)〕
平田 雅崇〔川口 S-23(29期)〕
岩田 裕臣〔川口 S-26(31期)〕
山田 達也〔川口 S-27(28期)〕
内山 高秀〔伊勢崎 S-25(26期)〕