中村雅人VS青山周平、ここに割って入るのは!
今回の川口オートは4日間の昼間開催。目玉選手は地元の中村雅人と伊勢崎の青山周平。どちらも前走はお互いの地元で完全優勝。更に前々走ではGII川口記念の優勝戦で戦っており、青山が優勝、中村は準優勝だった。この両者がシリーズの核になるが、他にも優勝争いに名乗りを挙げる選手が現れるのか。
先述の通り、中村は前走の地元3日間開催でオール1着。優勝戦は厳しい位置からのレースだったが、しっかりと追い込み最後は桝崎陽介を捕えてみせた。試走28、上がり390の十分なタイム。エンジン状態は最高潮だ。前々走のGII川口記念で青山に敗れてしまったが、今回はその時のリベンジといきたい。
対する青山は前走の地元4日間開催でオール1着。優勝戦は大逃げを見せた木部匡作をキッチリと捕えた。試走29、上がり368をマークし、こちらもエンジンは完調。3節連続優勝を目指し、初日から白星を量産してくるだろう。
他にS級は山田達也、五十嵐一夫、岩田行雄、佐藤摩弥、岩田裕臣、大木光。山田達と五十嵐は前走の山陽でともに優出。山田達は5月まではひと息だったが、6月に入り調子を上げてきた。山陽では3日間のシリーズで3、1、3着。全て車券に絡めていた。五十嵐は、エンジン自体はおおむね中堅を保てている。イン一本の走りで攻め上げていけるだろう。岩田行は前走の地元で優出。血気盛んな走りは健在で、近況は車券に絡む機会が増えている。佐藤摩、岩田裕、大木はエンジン状態がもう一つ。整備で上積みを図りたい。
A級では山陽勢に有力な選手が多い。岡部聡は前走の地元で初日から連勝で優出。その前の飯塚でも優出しており、現在連続で優勝戦まで進めている。人見剛志は近況、エンジン状態はまずまず。岡部もそうだが、捌きの方はS級となんらそん色ないモノを持っている。岡松忠も前走の地元では準決3着以外は全て1着。近況は素早い仕掛けが目立っており、1着率が高まっている。他では伊勢崎の三浦康平がエンジン高位で安定している。5月に川口に来た時は準優勝の結果を残している。
B級は伊勢崎勢に好調な選手が多い。木部匡作は、前走の地元優勝戦では青山にやられたが2着で準優勝だった。しかも、4日間のシリーズでオール連対を果たしており、エンジン面は良好。逃げる展開になれば残り目十分だ。生方将人は前走の地元では2回の1着。小林晃は1着1本を含む3回の連対があった。野沢守弘は準決だけ8着だったが、それ以外の3走は全て連対。今回も伊勢崎のB級勢には注意が必要だ。
※6月12日時点。当日は欠場などにより、出場選手が変更になる可能性があります。
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主な出場予定選手
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中村 雅人〔川口 S-6(28期)〕
青山 周平〔伊勢崎 S-1(31期)〕
佐藤 摩弥〔川口 S-15(31期)〕
岩田 裕臣〔川口 S-26(31期)〕
山田 達也〔川口 S-27(28期)〕
五十嵐 一夫〔川口 S-39(21期)〕
大木 光〔川口 S-46(28期)〕
岩田 行雄〔伊勢崎 S-28(15期)〕
荒尾聡が連覇へ向け意欲満点!
良走路で始まった大会4日目は、10Rの発走前から雨が降り出し、10Rは重走路での競争になった。そこからは走路が回復傾向で、11Rはブチ走路。12Rまでには一気に乾き、良走路に近い上がりタイムが出た。この走路変化の影響を受けたのは鈴木圭一郎か。準決は3着で優勝戦には進めなかった。
優勝戦は0Mオープンで、内から荒尾聡、金子大輔、岩見貴史、角南一如、重富大輔、有吉辰也、青島正樹、新井恵匠となった。
肝心のスタート争いは、おそらく最内から荒尾が飛び出しそう。それに岩見が乗っていく。有吉も6枠からダッシュを乗せていく。金子、青島、新井が4番手争いか。角南と重富はセンター枠ながら後手を踏む可能性が高い。
レース展開だが、まずは逃げ態勢に入る荒尾がペースを作る。準決は良走路に近かったが、良い上がりタイムが出ていたので、ペースは上がりそう。これを追って行くのはひと苦労で、荒尾がスタート先行すると、そのまま押し切りが濃厚になる。仮に荒尾が3番手発進になったとしても、巻き返していける動きがある。そこで、当ブログでの本命には荒尾を挙げる。昨年に続いて優勝し、この大会3度目のVをもぎ取るとみた。
相手は岩見。3枠ならトップスタートの可能性が出てくる。準決では今節の中で一番の上がりタイムをマークした。エンジンの仕上がりは最も良い。荒尾に先行されてもチャンスがあればインに突っ込んでいくか。次に有吉。6枠ながら3番手発進が望めそう。抜群のタイミングで切れればトップスタートの可能性もなくはない。先頭を走れば、変幻自在のコース取りで後続を翻弄できる。最後まで粘り切るケースもありそうだ。そして、角南。スタート争いに注文は付くが、今節2日目は好走を見せた。過去にGIを獲った時は課題のスタートが切れていた。今回も大事な場面で決めてくるか。最後に金子。両隣にスタート巧者がいて、先行争いは微妙だが、1周バックストレッチで好位置に付けられれば道中で追い込んでこれる。
◎荒尾聡
○岩見貴史
△有吉辰也
△角南一如
▲金子大輔
絶好調の小林悠樹が今節も優勝を狙う!
浜松のアーリーレースは早くも第二弾が始まる。今回は飯塚のGIダイヤモンドレース3日目が、アーリーレースの初日。3日間の開催となる。前回のアーリーレースで優勝した小林悠樹はその後も大活躍。今回も参戦する。
今回出場するS級は2人の予定。笠木美孝と渡辺篤だ。ただ、どちらもエンジン的にはもう少し欲しい現状で、前走の伊勢崎ナイターには合ってなかった。今回は地元のアーリーレース。条件は大幅に変わるが、地元なら整備もやりやすいので、しっかりと立て直してくるか。
A級では先述の小林悠樹が絶好調。前回のアーリーレースで優勝すると、その直後に行われた地元昼間開催でも優勝してみせた。更にその後は山陽に遠征していたが、ここでも優出。優勝戦は被害があって3連続優勝とはいかなかったが、エンジンと乗り手に勢いがあるのは間違いない。ハンデが重化されてもパワーは落ちなかった。 鈴木健吾は前走の地元昼間開催で優出。優勝戦は末着だったが、準決では鈴木圭一郎を振り切って高配当を演出していた。今回も見せ場を作ってくるか。筒井健太は前走の伊勢崎で優出。本人の実力を考えればハンデ位置は恵まれている。エンジン的にも今は中堅上位はある。
A級の中でも底力上位は松山茂靖、平塚雅樹、柴田健治など。松山は試走タイムが出ない方だが、レースでは大外を回ってスピードを乗せてくるケースがある。平塚はスタートが武器。同ハンに数車いる大外でも、内枠勢を包んでカマシを決める事も多い。柴田は前走の山陽ではまずまず。準決以外は連に絡めていた。今は軽快な走りができている。
今回の外来は伊勢崎勢のみ。前々走の地元で優出した中野光公は、その後も悪くない動きを見せていた。中野は今、最重ハンの20M前の位置に置かれている。ハンデ的にはチャンスと言える。塚越浩之がかつての迫力を戻しつつある。近況は大きな着を取る事が少なく、以前の積極果敢な走りが見られている。竹本修は前走の地元で4走して1着2回。こちらもハンデ的に軽い印象があるので、連に絡みやすくなっている。
B級では馬場雄二が好調。前走の伊勢崎では初日に落車したものの、その後の3走は3、1、1着。その前の地元でも上位の着を取る事が多かった。走路温度の上昇が味方しているか。鈴木章夫は前走の伊勢崎では2日目に白星。自身が持つ公営競技最年長勝利記録を塗り替え続けている。
※6月8日時点。当日は欠場などにより、出場選手が変更になる可能性があります。
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主な出場予定選手
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笠木 美孝〔浜松 S-24(22期)〕
渡辺 篤〔浜松 S-47(31期)〕
松山 茂靖〔浜松 A-13(26期)〕
平塚 雅樹〔浜松 A-19(31期)〕
柴田 健治〔浜松 A-42(27期)〕
小林 悠樹〔浜松 A-190(28期)〕
鈴木 章夫〔浜松 B-22(2期)〕
馬場 雄二〔浜松 B-25(21期)〕
荒尾聡を中心に、地元勢が外来勢を迎え撃つ!
飯塚オートの名物GIダイヤモンドレースが今年も始まる。今回で64回目を迎える同大会は、例年通りナイターレースで行われる。昨年の覇者は地元のエース・荒尾聡。近況のリズムは悪くないので連覇も十分あり得る。
その荒尾は、前走の地元で優出し3着。その前の浜松GIでも優勝戦まで進み3着に入っている。前回と同じレース場、時間帯とあってセッティングの面ではアドバンテージがありそう。鋭いスタートを決め、初日から上位着でまとめてくるだろう。
地元S級で勢いがあるのは荒尾の同期・重富大輔。前走となる地元ミッドナイトでは5日間のシリーズで全て車券に絡み優勝。優勝戦の試走は28、上がりは3・359のタイムを叩き出し、持ち味のスピードを遺憾なく発揮していた。今回はミッドナイトの時間より少し早まるが、この勢いは大いに買いたい。そのミッドナイト優勝戦で3着だったのは有吉辰也。こちらもシリーズ通して全て車券に絡めていた。ダイヤモンドレースは過去に4度制した事のある相性のいい大会だ。篠原睦、浦田信輔といった実力者はエンジン状態が並。早めに上積みを図りたいところ。
外来では浜松勢の層が厚い。鈴木圭一郎は前走の地元では珍しく優出を逃した。ただし、その前の節は優勝していたし、前走でも試走タイムはしっかりと出ていたのでエンジンは高いレベルのまま。ダイヤモンドレース初制覇も十分狙える。木村武之は前走の地元で準優勝。その前の地元GIでも優出しており、良い流れが続いている。木村武が準優勝だったレースには伊藤信夫や佐藤貴也も乗っていた。両者とも初日から連勝での優出。特に佐藤貴は連続優出中で、リズムに乗ってきている。金子大輔は、前走の川口GIIでは準決3着で優出を逃したが、シリーズを通して見れば金子らしい走りができていた。
川口からは永井大介が参戦。前走の地元では準決6着、更にはシリーズ中に白星がないなど迫力を欠いていた。しかし、エンジンが並以上になればパワーある走りが展開できる。むしろ調子としては同期の若井友和の方が良い。前走の地元では優出し5着。その前の地元GIIでも優出し3着に食い込んでいる。エンジンは突き抜けていないが、中堅上位は常に保てている。加賀谷建明、佐藤裕二といったあたりも前走の地元で優出し上り調子。
伊勢崎勢は早川清太郎が有力。前走は川口GIIで、3日目までは良い走りを見せていたが、4日目から早退。エンジンは良さそうだっただけに残念。今回は気分一新で奮戦したい。新井恵匠、内山高秀、吉原恭佑などはエンジン状態が並。山陽勢では佐々木啓がランクトップ。前々走で落車した影響か、前走の浜松ではイマイチだった。今回ですぐ状態が戻るかは分からないが、一度中堅上位になれば、しばらく安定させられるだろう。丸山智史は前走の川口GIIで優出していた。シリーズ中に白星はなかったが、要所では的確な捌きを見せていた。捌きと言えば松尾啓史。レース運びの巧さには定評がある。エンジン自体も今は並より少し上ありそう。
※6月7日時点。当日は欠場などにより、出場選手が変更になる可能性があります。
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主な出場予定選手
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荒尾 聡〔飯塚 S-7(27期)〕
鈴木 圭一郎〔浜松 S-2(32期)〕
伊藤 信夫〔浜松 S-4(24期)〕
早川 清太郎〔伊勢崎 S-3(29期)〕
木村 武之〔浜松 S-5(26期)〕
永井 大介〔川口 S-8(25期)〕
佐々木 啓〔山陽 S-9(23期)〕
佐藤 貴也〔浜松 S-12(29期)〕
S級よりもA級やB級に好調者が多いシリーズ!
山陽オートはちょうど1ヶ月ぶりの開催。今回も昼間3日間のシリーズで、昨今の気温上昇とともに走路温度も上がり、軽ハン勢が活躍する季節がやってきた。追い込み勢にとっては試練。気候に合ったセッティングを見つけられるかどうかが大きなカギ。
地元S級は2人の予定。ランク最上位は丹村飛竜だが、前走までの浜松連続参戦では不本意な結果に終わった。ただし、その前の川口では優出するなど悲観する事ばかりではない。地元のセッティングは掴みやすいだろうから、早い段階での立て直しもありそう。もう一人は西村龍太郎。西村も近況はエンジンがパッとしない。それでも試走タイムを出してくる日もあるので、良い状態を長く保つ事ができれば優勝戦まで進出できる。
外来S級は川口から3人。その中でランク上位は山田達也。前走の地元GIIでは、序盤こそまずまずだったが中盤からは失速。試走タイムからもう少し欲しい状況だった。同期の大木も前走のGIIではイマイチだった。山陽オートでは前回来たGIで落車もある。悪いイメージがあるかもしれないが、エンジン状態とともに全てを払拭したい。五十嵐一夫は前走のGIIで、シリーズ中に3回車券に貢献できた。成績には多少ムラあるが、エンジン自体は常に並の状態を保てており、イン一本の堅実な走りは健在だ。
A級で大注目なのは小林悠樹。近況は地元での競走が多いが、現在のところ連続で優勝している。前走の優勝は0ハンからスタート先行して逃げ切り。その前は、同ハンに3車いての大外からの競争で、スタートこそ行けなかったが、道中で交わしての優勝。今回からハンデ重化は避けられないが、最重ハンの10M前になってもスタート力があるので克服できるだろう。
他には岩崎亮一も注目。元々、S級と何ら変わらない実力を持っているが、現在のところ連続優出中。近況は悪かった流れを変える事ができている。A級にランクされている間はハンデ位置的にも有利になるので、レース展開も楽になるだろう。直前の飯塚ミッドナイトで優出したのは岡部聡。岡部も一時期よりだいぶ安定感が戻ってきた。同じく飯塚ミッドナイトで優出していたのは山崎進、川口裕司。川口は成長盛りの34期。今後も走力を増してくるだろう。その同期の松尾彩も1級車の特長を掴み出している。だいぶスピードが出るようになってきた。
※6月4日時点。当日は欠場などにより、出場選手が変更になる可能性があります。
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主な出場予定選手
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丹村 飛竜〔山陽 S-37(29期)〕
西村 龍太郎〔山陽 S-38(25期)〕
山田 達也〔川口 S-27(28期)〕
五十嵐 一夫〔川口 S-39(21期)〕
大木 光〔川口 S-46(28期)〕
岩崎 亮一〔山陽 A-1(25期)〕
岡部 聡〔山陽 A-12(19期)〕
小林 悠樹〔浜松 A-190(28期)〕