好調な選手が多く、優勝争いの行方は難解!
今回の伊勢崎オートは3日間の一般開催ながら、有力な選手が多く、全てのレースが注目になる。地元の牙城を守るのは早川清太郎と高橋貢。外来勢を迎撃できるのか。
早川は近況好調。前走の地元ではオール連対の準優勝だった。その前の節でも優出しており、今はエンジンが高い位置で安定している。最も好成績を残している地元の走路で、鋭い追い込みを見せてくれそうだ。高橋貢もエンジンは上々。前走では準決4着だったが、それ以外は全て1着。試走タイムも26前後を常にマークしていた。早川とともに地元勢を鼓舞する存在になりそう。
地元のS級は他に新井恵匠と内山高秀。新井恵は3月の後半から調子が上がらない。前節の3走も5、5、7着と振るわなかった。試走タイムから物足りない数字だったので、まずは試走タイムが出るようにしたい。内山も本来の力を考えればイマイチな結果が続いている。エンジンの仕上がりも欠いているので、整備でしっかりと立て直しておきたい。
外来S級で実力者は荒尾聡と永井大介。荒尾は今年33走して、車券に絡めなかったのが4回だけ。ほとんどが3着以内でまとめており、その中でも1着率がかなり高い。前走も優出4着。その前はオール1着の完全優勝を決めていた。スタートはもちろんの事、道中の仕掛けも決まっている。永井は3月3日に地元で落車して以来のレース。さまざまな面で不安はあるが、初日の試走タイムがしっかりと出ていれば問題ない。
他に外来S級は平田雅崇と鐘ヶ江将平。平田は成績が散発傾向。しっかりと連に絡んでいる時は試走タイムも出ているので、その辺は一応の参考になる。鐘ヶ江は近況上り調子。3節連続優出中で、その中には優勝もある。同ハンに何車か並んでいても、スタートで先行できるだけの力がある。
A級では前回の伊勢崎で森村亮が優勝していた。その前の節でも優出しており、好調の流れを作れている。同じく連続優出中なのは谷津圭治と伊藤正真。谷津は的確な捌きを武器に車群を縫っていける。伊藤正真は捌きがだいぶ上達してきた。スピードだけに頼る事なくレース運びができてきた。
外来A級では掛川和人も前走の地元で優勝していた。これが約9年ぶりの優勝だった。デビューしてから常に高い意識でレースに取り組み、体作りを含めてモチベーションを保てている。試走タイムは出ないタイプだが、レースでは速攻で抜け出し、後続をブロックするスタイルが確立されている。その優勝戦には高橋義弘や相馬康夫も乗っていた。
飯塚勢では別府敬剛が前走の地元ミッドナイトで準優勝。初日から全て2着でシリーズを終えていた。そのシリーズで優勝したのは川口裕司。こちらは初日からオール1着の完全優勝だった。現在はB級に陥落したが、走りのセンスは34期の中で上位の部類。B級ならハンデ位置での恩恵もたっぷりなので、今期はずっとチャンスだ。その優勝戦で3着だったのは滝下隼平。前々走では優勝しており、エンジンは仕上がっている。
※4月16日時点。当日は欠場などにより、出場選手が変更になる可能性があります。
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主な出場予定選手
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早川 清太郎〔伊勢崎 S-3(29期)〕
高橋 貢〔伊勢崎 S-10(22期)〕
新井 恵匠〔伊勢崎 S-20(30期)〕
内山 高秀〔伊勢崎 S-25(26期)〕
荒尾 聡〔飯塚 S-7(27期)〕
永井 大介〔川口 S-8(25期)〕
平田 雅崇〔川口 S-23(29期)〕
鐘ヶ江 将平〔飯塚 S-43(31期)〕