深夜の高速バトルを制するのは!?
昼間の時間帯は川口でGIが行われているが、夜は飯塚でミッドナイトレースが行われる。昼間にいい思いをした人はミッドナイトで倍増を狙い、昼間にうまくいかなかった人はリベンジに燃える。注目選手を挙げていく。
S級の参加は2人の予定。田中茂と別府敬剛。両者とも前走は浜松のSGだった。どちらも準決に乗れず、不本意なシリーズになってしまった。今回は大幅にメンバーが軽化されるし、エンジン自体はそこまで悪くないので、前回の分まで頑張りたいところ。今回は追い込むレースがメインになるが、どちらも差しの強烈さには定評がある。
A級でランク最上位は滝下隼平。前走のSGではオープン戦が主で、スタート力が劣勢な分、結果を残す事ができなかった。ただ、初日に試走タイム26出ていたように、エンジン自体は良さそうだった。今回は爆発的なスピードで優勝戦まで顔を出してくるかも。前々走に自身初優勝を決めたのは水本竜二。不安定走路ではあったが、しっかりと車を進めていた。その後の山陽でも良い動きを見せていた。
鐘ヶ江将平や桝崎陽介も今回出場する中ではランク上位のグループ。鐘ヶ江は全選手の中でもスタートは早い部類。その後の攻めも力強さがある。ただし、エンジンに左右されやすい面はあるので、同じレースで走る中でも試走3番時計までは出しておきたい。桝崎は攻めが早い方ではないが、レース中盤から後半にかけてじっくりと追って行く事ができる。
松尾隆広は前走のミッドナイトでオール2着の準優勝だった。エンジンは高いレベルで推移中。重走路にも対応できる全天候型。ミッドナイトでの実績が高いのは桜木公和。スタートは早い方ではないが、車が密集していてもインを強気に突っ込んでいける。逆にスピードがあるのは高林亮、中村杏亮、高宗良次など。走路温度が下がるミッドナイトで車速を乗せてくる。
外来では鈴木一馬、山本将之がスピードある方。鈴木一はツボにはまった時はS級にも匹敵する車速を見せてくる。その反面、脆いレースをする事も少なくない。山本将はスピードだけでなく、捌きの方も一戦ごとに身に付いている。好調さで言えば吉松憲治。前走の地元ミッドナイトでは初日から連勝を決め、優出していた。落合巧は前々走の飯塚で優勝。その後もまずまずの走りを見せている。
※3月1日時点。当日は欠車などにより、メンバーが変更になる可能性があります。
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主な出場予定選手
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田中 茂〔飯塚 S-22(26期)〕
別府 敬剛〔飯塚 S-38(23期)〕
滝下 隼平〔飯塚 A-5(28期)〕
鐘ヶ江 将平〔飯塚 A-15(31期)〕
桝崎 陽介〔飯塚 A-23(28期)〕
桜木 公和〔飯塚 A-68(24期)〕
鈴木 一馬〔浜松 A-56(30期)〕
山本 将之〔山陽 A-93(33期)〕
第69回GI開設記念グランプリレース開幕!
川口の開設記念グランプリレースは今回で69回目を数える。今回出場する主力は、前走が浜松のSGだった選手がほとんど。走路は変わるが、その時に活躍していた選手が今回もシリーズを盛り上げそう。
まずはSGで優出し、今回も参戦するのは鈴木圭一郎、青山周平、木村武之、中村雅人、若井友和だ。この中で最も良い成績を残したのが鈴木圭一郎。
初日から4連勝で優出すると、優勝戦は1枠からの競争だった。スタートダッシュが付かず、序盤は好位置を奪えなかったが、そこから巻き返し2着入線の準優勝まで持っていけた。試走タイムは一番時計の26が出ており、エンジンの仕上がりは一番良かった。今回も初日から連勝街道を築きそうだ。青山も初日から4連勝で優出。優勝戦は2枠からトップスタートを決め、早々と逃げ態勢を築いた。ただし、その後はペースが上がらず、コースを守る走りに終始。最終的には荒尾聡と鈴木圭に抜かれて3着入線となった。優勝戦こそ仕上がりを欠いたが、それでもSG優出3着は見事。スタートも切れており、今回も素早い攻めを見せそう。
木村武は予選準決をオール車券に絡む安定感で優出。優勝戦は5枠からで展開に恵まれなかったが、エンジン面は上々。ここ一番では勝負強い面も見られた。中村と若井は優勝戦7、8枠からの競争で、スタートも行けず見せ場を作れなかったが、SGの優勝戦にまで進出したのだから当然、エンジンは悪くない。特に中村雅はその前までもエンジンは良く、好調の流れに乗れている。
地元勢は他に、佐藤摩弥、永井大介が有力。佐藤摩は持ち前のスタート力を武器に準決まで進出。そのレースだけイマイチだったが、他のレースでは存在感を示していた。永井は準決4着で優勝戦には進めなかったが、シリーズ中に3勝を挙げ、復活ののろしを上げつつある。33期・黒川京介もシリーズ中に3勝を挙げ、総合力のアップが図れている。その同期・稲川聖也は前走の地元ナイトレースで初優勝。それも、4走して全て1着の完全優勝だった。最も若い34期・上和田拓海とともに、今回は台風の目的な存在として注目を浴びるだろう。
外来S級では早川清太郎、有吉辰也、松尾啓史なども有力。早川と有吉はSGで準決までは進めていた。エンジンの仕上がりはもうチョイといった所だったが、今回はGIで、その時よりグレードが一つ下がる。今回なら十分通用するエンジンレベルとも言える。松尾はシリーズ後半に上向き。負け戦ではあったが、連勝でSGを終えた。
※3月1日時点。当日は欠車などにより、メンバーが変更になる可能性があります。
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主な出場予定選手
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中村 雅人〔川口 S-6(28期)〕
佐藤 摩弥〔川口 S-10(31期)〕
永井 大介〔川口 S-13(25期)〕
青山 周平〔伊勢崎 S-1(31期)〕
鈴木 圭一郎〔浜松 S-2(32期)〕
有吉 辰也〔飯塚 S-16(25期)〕
松尾 啓史〔山陽 S-20(26期)〕
早川 清太郎〔伊勢崎 S-7(29期)〕
木村 武之〔浜松 S-24(26期)〕