今年のダイヤモンドレースは昼間開催!
飯塚の伝統GIダイヤモンドレースは例年、8月のナイター開催だったが、今年は昼間開催に移行。この時期は走路温度が上がり、軽ハン勢の活躍が目立ちだす。強豪たちにとっては気象条件的に厳しくなりそう。
地元のランクトップ・浦田信輔は近況、復調ムード。前々走の地元開催で約二年振りに優勝を飾り、その後の伊勢崎ナイターでも優勝戦まで進出していた。差しの鋭さが戻っており、混戦で特に存在感を発揮できる状態。現在は飯塚3番手の荒尾聡は、前走の伊勢崎ナイターGIIで優出。走路状況に関係なく力を出せるのが強み。篠原睦や田中茂、久門徹の26期三羽烏はエンジン状態マズマズ。滝下隼平も前走の地元で優出しており、スピード力を武器に活躍している。A級ではあるが、有吉辰也が好調キープ。前走の川口の準決は4着だったが、それ以外の3走は全て1着。更にその前までは3節連続優出を果たしている。
外来で注目は川口地区か。そのリーダー永井大介は、前走の地元でしっかりと優出。エンジンはある程度の位置にある。同期の若井友和も優勝戦まで進んでいた。長らくエンジンは中堅上位を保てている。大木光と山田達也の28期コンビはエンジン上々。山田は前々走の地元で優勝。そのレースには大木も乗っていた。捌きなら中村雅人が上位。前走の伊勢崎GIIでは準決だけ凡走だったが、それ以外では中村らしい走りができていた。
伊勢崎からはS級が4人参戦予定。代表格・青山周平は前走の地元で、初日から連勝を決め優出5着。その前のGIIでは優勝を決めていた。新井恵匠、内山高秀、西原智昭といったあたりもエンジン的には戦える状態。伊勢崎は、この旧船橋勢4人が飯塚の地で大暴れしそう。
浜松からはS級3人が来場。総合力が最も高いのは木村武之。前走は今回と同じ飯塚走路で、ミッドナイトでの競争だった。ここでは優勝戦まで進んでいた。予選中も1着が2本あるなど悪くない結果を残していた。渡辺篤、伊藤信夫の近況も、上位着でまとまっており、今回に向けて態勢は十分。
最後に山陽地区。山陽からはS級が7人と大量参加。近年の山陽エースは丹村飛竜。調子の波は穏やかで、今は好調時とは言えない状態。逆に上り調子なのは丸山智史。最重ハンになってからは苦しんでいる時期もあったが、最近になってようやく通用するようになってきた。捌きの安定感では松尾啓史。スタートは散発傾向にあるが、道中回り出してからは強烈な追い込みを見せることが多い。
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主な出場予定選手
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浦田 信輔〔飯塚 S-13(23期)〕
篠原 睦〔飯塚 S-14(26期)〕
永井 大介〔川口 S-2(25期)〕
中村 雅人〔川口 S-6(28期)〕
青山 周平〔伊勢崎 S-4(31期)〕
新井 恵匠〔伊勢崎 S-12(30期)〕
丹村 飛竜〔山陽 S-9(29期)〕
松尾 啓史〔山陽 S-15(26期)〕
木村 武之〔浜松 S-11(26期)〕
渡辺 篤〔浜松 S-24(31期)〕