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佐藤貴也が平成最後の平成チャンピオンカップ制覇!
山陽オートで行われていたGI第25回平成チャンピオンカップは、浜松の29期・佐藤貴也が熱戦を制した。走路温度が40度まで高まる中、序盤で好位置に付けられたのが大きな勝因。これで佐藤貴はGI4つ目、記念タイトルは9回目の制覇となった。
試走タイムは青山周平が一番時計の30、これに佐藤貴、伊藤信夫、渡辺篤が続き31、若井友和が32、有吉辰也と浦田信輔が33、新村嘉之が大きく数字を落として36だった。
10Mオープン戦で肝心のスタート争いは、最内の新村が先行。これに有吉と佐藤貴が乗って行く。他では大外の青山がマズマズのスタートを切ってみせた。
1周3コーナーでは有吉が新村のインを狙うも、新村が強引に抑え込む。これで逆に有吉は番手を下げてしまう形。2番手に躍り出たのは佐藤貴。その後、数周は新村が軽快に逃げるが、佐藤貴がマーク追走からタイミングをうかがう。そして5周目でついに佐藤貴が新村のインに突っ込み、これが功を奏しそのままゴール。3番手に付けていた青山も新村を抜きにかかるが、最後まで番手が入れ替わることはなく3着入線。4番手以下はレース中盤から動きがないまま終わってしまった。
昨年にSGオールスターを制してからの佐藤貴は、ハンデ位置が厳しかろうが相手が強かろうが、好成績を残し続けている。インからインで回る走法を完全に身に付け、状況によっては外から捲っていくこともある。スタート力は全国屈指で、これから走路温度が上がってくる時期になると、これは更に有利に働いてくるハズ。スタートを決め、インを高速で回る走り。これには他の選手も苦心させられるだろう。記念タイトルをまだまだ積み上げていきそうだ。