青山周平VS鈴木圭一郎のバトルは見もの!
今回の伊勢崎一般開催はS級選手がやや少なめ。それでも、全国ランク1位の鈴木圭一郎が浜松から参戦。近年はライバル関係にある青山周平が、地元総大将として挑戦を受ける。他にもこの両者に割って入る選手が散見され、シリーズが構成されていく。
青山も鈴木圭も前走は浜松一般開催だった。ここでは明暗がくっきりと分かれた。鈴木圭は初日から3連勝で優出。重走路の優勝戦では33期の伊藤正真が逃げ切り、鈴木圭は追い込み届かず準優勝。ただ、その前の節のGIではしっかりと優勝を決めており、ここ最近の流れはかなり良い。青山は初日白星、2日目は2着と上々だったが、準決3着で優出を逃してしまった。最終日も6着と振るわなかったので、今回の地元で巻き返しを図りたい。
地元S級で好調なのは内山高秀。前走のGIIレジェンドカップでは、オール連対の準優勝を決めた。26期以前の選手のみによる企画レースで、最も若手の期ではあったが、シリーズを通して安定した走りを見せていた。最後は優勝もありそうな激走っぷり。この勢いを持続させたいところ。
他に地元S級は早川清太郎と岩田行雄。早川は前走の浜松では初日から連勝を決めたが、準決と最終日はともに5着。後半は失速してしまった。ただし、今回の地元走路では常に好成績を収めるので、それほど心配はない。岩田は前走がGIIレジェンドカップ。タイトル名に相応しい選手だが、ここでは見せ場を作れなかった。
外来S級は他に岡部聡と重富大輔。岡部の前走はGIIレジェンドカップ。岡部も岩田と同様に、これまでレジェンドと呼ぶに相応しい戦績を残している。ただし、このシリーズでは3日目に落車妨害で1日罰休。最終日は1着を取っていたので落車による悪影響は少なそう。重富は前走が浜松GI。ここでは白星がなかったばかりか、大きな着が続いてしまったので大幅な立て直しが必要。
A級で大注目なのは伊藤正真。前走の浜松4日間開催で初優勝を決めてきた。それもシリーズ中はオール連対の大活躍。これでかなりの自信を付けたハズ。今後の大きな飛躍のキッカケになりそう。
同じ開催では三浦康平も優勝戦に乗っていた。その優勝戦では8着だったが、そこまでの3日間はオール連対。本来のスピードが出てきた模様。他では桜井晴光が前走のGIIレジェンドカップで優出。2回目の発走となった優勝戦ではスタートで失敗し、後続の車に被害を及ぼし反則妨害で失格。ただ、準決まではスピードある走りを見せていた。
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主な出場予定選手
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青山 周平〔伊勢崎 S-4(31期)〕
早川 清太郎〔伊勢崎 S-10(29期)〕
内山 高秀〔伊勢崎 S-33(26期)〕
岩田 行雄〔伊勢崎 S-43(15期)〕
鈴木 圭一郎〔浜松 S-1(32期)〕
岡部 聡〔山陽 S-46(19期)〕
重富 大輔〔飯塚 S-27(27期)〕
鈴木 聡太〔伊勢崎 A-13(29期)〕