捌き巧者が揃い、熱戦を繰り広げる!
飯塚オートは3月10日にミッドナイトの優勝戦が行われたが、そこから間隔を空けず今度は昼間開催が行われる。ミッドナイトから連戦の選手に有利にも思われるが、走る時間帯が違うとまた変化が表れるかも。
今回の地元主力は田中茂と久門徹の26期コンビ。田中茂の前走は地元の昼間開催。ここでは予選準決をしっかりとこなし優勝戦まで進出。優勝戦では同ハン最内の鐘ヶ江将平がすんなり抜け出し優勝。田中茂は好枠だったが、スタートでそこまで行けず、道中も奮闘したが4着止まり。ただ、エンジン自体はマズマズの動きを示していた。突然の雨など、天候に左右されない強みは魅力。久門は川口GIが前走だったが、ここでは力を出し切れなかった。それでも2着は2本あり、所どころに存在感を見せていた。
桝崎陽介はミッドナイトからの連戦。ここでは初日から連勝を決め優出。雨の優勝戦は3着だったが、その前の地元昼間開催では、鐘ヶ江を追走して準優勝の結果。エンジンは高い位置で推移している。他にも地元S級は高宗良次、別府敬剛、岩見貴史などが参戦するが、近況の状態はイマイチ。本来の動きが出せていない。
外来S級で注目なのは若井友和、丹村飛竜、岡部聡。若井は前走の地元GIで優勝戦まで進出した。その前の伊勢崎GIIでは3日目に被害で落車していたが、この不安要素は完全に払拭されている。どちらかと言うと混戦の方が持ち味を出せるだろう。丹村はその川口GIに参戦したが、初日に身体故障で欠車するとそのまま早退となった。ただし、その前の山陽ミッドナイトでは初日から3連勝を決め優出。更にその前の節までは連続で優勝するなど動きは活発。山陽エースとして好成績を残せている。かつての山陽エースは岡部。その岡部も前走の伊勢崎一般開催では優出し3着。このシリーズは4日間開催だったが、全てのレースで車券に絡む安定感を見せていた。
他に外来S級は佐藤裕二と角南一如。佐藤裕は前走の地元GIではピリッとしなかったが、その前の伊勢崎GIIでは優勝戦まで進んでいた。角南の近況は地元で3連戦。優勝戦まで進む節はなかったが、最後は連勝を決めており上昇のキッカケは掴んでいる。
S級以外では田村治郎、谷津圭治、関口隆広が前走の地元で優出。今回の飯塚の直前開催となるミッドナイトでは清岡優一と西村龍太郎が優勝戦まで進んでおり、当地での連続優出を目論む。
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主な出場予定選手
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田中 茂〔飯塚 S-22(26期)〕
久門 徹〔飯塚 S-24(26期)〕
桝崎 陽介〔飯塚 S-35(28期)〕
若井 友和〔川口 S-12(25期)〕
佐藤 裕二〔川口 S-31(24期)〕
丹村 飛竜〔山陽 S-13(29期)〕
角南 一如〔山陽 S-40(27期)〕
岡部 聡〔山陽 S-46(19期)〕