高橋貢が稲妻賞連覇へ好視界!
伊勢崎のGII稲妻賞も優勝戦の日を迎えた。準決では9Rで白次義孝が激走を見せ、やや波乱を演出したほかは、7枠と8枠がしっかりと勝ち上がる順当な結果。優勝戦は白次が0ハン。他の7車が10線に並ぶ構成。果たしてどのようなレースが展開されるのか。
まずハンデ構成だが、10線7車はほぼランク順。しかし、高橋貢と青山周平だけがランクに反して位置が逆に置かれた。10線のスタート争いは枠ナリと見るが、このメンバーに入ると早川清太郎が多少遅れる可能性もある。
レース展開は、0ハンの白次がスタートを残して逃げ態勢に入る。独走が得意な白次なのでペースは上がりそう。ただし、10線は強豪揃い。最後まで先頭を走るのは厳しいか。その白次を追う一番手は佐藤貴也。3日目からエンジンが急上昇しており、かつての果敢な走りができている。早い段階で白次を捕らえる可能性もある。その場合は白次に代わって佐藤の逃げになるわけだが、ペースはどこまで上がるか。
当ブログでの本命には高橋貢を推す。3日目までは動きイマイチだったが、準決ではしっかりとエンジンを仕上げてきた。優勝戦の枠も6なら、枠ナリスタートを切り、外の2車に対して先手の攻めができる。前回の稲妻賞に続いて、今回も力強い走りで制しそう。
相手には中村雅人と青山周平を挙げる。2人ともレース展開的には厳しくなりそうだが、エンジンの仕上がりは十分。序盤で好位に潜り込めるようなら優勝まで見えてくる。特に青山は、伊勢崎に移籍してから地元で完璧な結果を残せていない。エンジン状態が良い今、新たな地元で記念を勝っておきたいところだろう。中村は8周戦が大きな味方になる。スタミナ抜群なのでレース後半になって、更にスピードを増してくるタイプ。
スタート力ある荒尾聡や篠原睦は、優勝戦のメンバーと比較するとエンジンやや劣勢。仮に、序盤で好位を取れたとしても道中で捌かれてしまいそうだ。むしろ、怖いのは佐藤貴也と早川清太郎。佐藤は10線に7車並んだ最内と絶好の位置。白次を叩いて行くようなら展開はグッと有利になる。エンジン上昇とともにペースも上がってきているし、競り合いにも強いので先頭に立ったら抜かせない走りができる。早川はスタートに課題を残しているイメージあるが、今節は悪くないスタートを切っている。枠ナリを死守できれば上位争いに参加できる。
◎高橋貢
○中村雅人
△青山周平
△早川清太郎
▲佐藤貴也