川口GⅠ・開設記念グランプリ開幕!
冬の川口GⅠ・開設記念グランプリレースが11日~15日の日程で行なわれる。まだまだ寒いこの時期はかなりの高速バトルが展開される。早めに気候に合ったセッティングを見つけ出せた選手が有利となる。
S級選手は地元が最多の10名参加予定。近況、最も状態が良いのは佐藤裕二か。前走の地元開催で優勝している。それも、ハイペースで逃げる益春菜を捕まえての優勝なので、今回の高速戦でも大事な要素であるスピード面での不安も一掃している。次に調子が良さそうなのは高橋義弘。佐藤裕二が優勝したレースで4着だったが、スピード戦は得意とするので今回は更なる活躍が見込める。平田雅崇も近況はマズマズ。前走では準決3着で優出できなかったが、4日間開催で全て3着以内の好成績。ランク的に上位の森且行と若井友和の25期コンビは近況イマイチ。地元に帰ってきてどこまで立て直せるか。
外来で注目は船橋勢。全国ランク1位の永井大介と3位の青山周平が参戦。永井は前走の伊勢崎GⅡでは優出し5着。優勝はできなかったが、悪くない内容のシリーズだった。青山の前走は地元一般開催。準決で攻め誤り3着となり、優勝戦には進めなかった。しかし、試走タイムはしっかり出ているのでエンジン面は問題ない。
浜松からは、S級は2人ながら木村武之、佐藤貴也と強力なメンバー。共に前走は伊勢崎GⅡで、攻撃力の高い走りを見せていた。飯塚からはS級は6人参戦予定。大将格の浦田信輔は、前走が船橋一般開催で準優勝。優勝したのはハンデ的に恵まれていた益春菜だったから、準優勝でも十分な内容。良走路に関しては全く不安を感じさせない。田中茂、久門徹の26期勢も近況はマズマズ。それぞれが持ち味を出せている。伊勢崎からは早川清太郎と浅香潤が参戦。浅香は相変わらず成績がムラだが、早川の方は前走の地元GⅡで優出するなど活発な動きを見せている。山陽勢では松尾啓史が復調気配を見せている。本来の走りである鋭い追い込みを見せて欲しい。安定感では岡部聡も上位。雨、晴れ問わぬ走りができるのも魅力の一つ。
シリーズの優勝争いとは別に、一発力がある選手を各地区ごとに挙げていく。地元では広瀬勝光や加賀谷建明。切れ味鋭いスタートから速攻を決めてくる可能性ある。船橋からは新村嘉之。相手が格上の選手でもイン突っ込んで行く意外性がある。伊勢崎では仲田恵一朗。序盤の展開さえ決まれば、大逃げに持ち込める。浜松は松山茂靖。試走タイムが出なくても、レースでは大駆けがあるタイプで穴党向け。飯塚は安藤定実。ゴチャゴチャする展開のレースなら競り負けない底力がある。山陽は松井大和。攻めが鋭い方ではないが、時折り強引な突っ込みが見られる。
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主な出場予定選手
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森 且行〔川口 S-10(25期)〕
若井 友和〔川口 S-18(25期)〕
永井 大介〔船橋 S-1(25期)〕
青山 周平〔船橋 S-3(31期)〕
浦田 信輔〔飯塚 S-5(23期)〕
木村 武之〔浜松 S-6(26期)〕
佐藤 貴也〔浜松 S-7(29期)〕
松尾 啓史〔山陽 S-19(26期)〕
早川 清太郎〔伊勢崎 S-25(29期)〕