S級は地元のみで、今回も地元勢が優勢!
前回は大木光の完全優勝で幕を閉じた川口一般開催。レース間隔も空かず、今回は4日間の開催になるが地元S級勢が元気一杯。今回も牙城を守れそうだ。
前回出場していた選手も多く参戦するので、前回の動きが参考になる。まずは前回優勝した大木光。完全優勝という偉業もさることながら、優勝戦の走りは今後の期待を感じさせるモノがあった。これまではイン一本の攻めを見せていたが、前を走る選手がインを締めてると見るや否やコースを外に切り替えた。これが功を奏し見事1着ゴール。攻撃の引き出しが増えるのは、レース運びの広がりに繋がる。更なる活躍が見込めそう。
今回参加する中で、その優勝戦に出場していた選手は多い。準優勝だった斎藤撤二もその一人。ベテランの域に達しつつある25期で、まだまだ成長を見せている貴重な選手。特に、レース道中の渋太さが増している。多少困難な展開になっても諦めず攻めて行く姿勢が見られている。10月からの新ランキングで、川口2位になってしまった若井友和も、前回は優勝戦6着。その前の2日間が共に1着と好調な様子が窺える。速攻派の吉田幸司も、前回は優出し5着。今回も初日から活躍しそうだ。スタートに課題があった中山透も優出し7着。そのスタートも近況はだいぶ良くなってきている。元々、スピードには定評があっただけに、スタートの安定がプラスされれば総合力は倍増。
他のS級では佐藤裕二が前走の伊勢崎SGで優出している。優勝戦は8着になってしまったが、SGの大舞台では優出だけでもなかなかできない事。今開催に向け弾みになることだろう。飯塚のGIで調子を上げてきた岩田裕臣も注目したい選手。31期とまだまだ若手で成長の余地は存分にある。
A級は船橋勢が大量参戦。前回船橋で優出した谷川一貴は速攻が冴えていた。素早いスタートからのイン攻めが得意。速攻派ではないが、五十嵐一夫も前回地元は優出。こちらもイン混戦が得意で、狭いところでも突っ込んで行ける選手。また、優出こそしていないが新村嘉之もエンジンは好調。直線の伸びはかなりのモノがある。
川口の新人2級車も総じて状態は良い。益春菜は成績が安定しており、ちょこちょこ優勝戦にも顔を出すようになった。小林瑞季もスピードに乗った走りができている。押田幸夫は成績にややムラあるが、速く走れる時もあるので安定してその力が出せるようになればいい。
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主な出場予定選手
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森 且行〔川口 S-10(25期)〕
若井 友和〔川口 S-18(25期)〕
佐藤 裕二〔川口 S-26(24期)〕
中野 憲人〔川口 S-28(24期)〕
大木 光〔川口 S-29(28期)〕
田辺 誠〔川口 S-39(27期)〕
岩田 裕臣〔川口 S-46(31期)〕
山田 達也〔川口 S-47(28期)〕