今回は企画レースが盛り込まれ楽しみ倍増!
今回の飯塚ナイターは通常の勝ち上がりに加え、第12Rに連日企画レースが組まれている。初日、3日目は29期VS32期戦。2日目、4日目は青山周平VS女子レーサーの110M戦。いつもとはまた違った趣向のレースが見られる。
まずは企画レースに出場する選手の動向から追う。
110M戦に組まれた青山周平は前走が地元の開催。準決で珍しくフライングを切ってしまい優勝戦への勝ち上がり権利を失ってしまった。しかし、最終日もそつのないレースを見せていたので、エンジン的には全く問題ない。110Mの大ハンデからのレースは未知の領域だが、難なくこなしていくだろう。対する女子レーサーは、佐藤摩弥のみ1級車。ハンデがどのくらいあるのかは分からないが、青山とは同期だし目一杯の抵抗を見せて欲しい。他4名はいずれも2級車。現状では片野利沙が一歩抜け出しているか。ただし、前走の地元開催の最終日に落車をしているので、それがどのように影響しているか。次いで実力があるのは益春菜。前評判通りの活躍を見せている。岡谷美由紀や藤本梨恵はデビューから数ヶ月は苦しんでいたが、最近はようやく結果を残し始めている。
もうひとつの企画レースは29期VS32期。粒ぞろいの29期勢が、元気一杯の新人32期にレースの厳しさを示すか。29期のS級は高橋義弘と岩科鮮太。高橋は前走が浜松開催だったが、エンジンは一息の様子。岩科はマズマズの動きを見せていた。他は吉田祐也と丹村司。いずれもスピードには定評があるので、新人2級車を鋭く追い込んで行ける。対する32期は佐藤裕児、松本やすし、高宗良次、町田龍駿。最も活躍してる佐藤は、今回地元走路でもあるのでアドバンテージは大きい。町田も地元走路なのに加え、近況は成長が見られる。松本や高宗にしても若手なので、開催中に急上昇もあり得る。
通常開催でS級選手は地元勢と山陽勢だけ。
ランクトップの有吉辰也は前走でようやく1着を取れた。雨走路ではあったが、目に見えて結果が出るのは嬉しいことだろう。晴れ走路でも本来の姿を取り戻して欲しい。その晴れ走路で無類の強さを見せ続けているのは浦田信輔。前走の優勝戦は苦手の雨走路であったにも関わらず、準優勝する活躍を見せた。もちろん晴れ走路での存在感は絶大。アタマ固定で買い続けていいだろう。その優勝戦で3着に入ったのは永冨高志。晴れの予選でも結果を出していたので、どの天候になっても問題ないか。最後のS級は東小野正道。近況は中間着が多く、決め手に欠けている現状。持ち味の強気な攻めが出れば、十分車券にも絡んでくるだろう。
山陽は浜野淳が絶好調。前走の地元3日間開催ではオール1着の完全優勝を決めた。リズムに乗ると手が付けられなくなるタイプなので、強烈飯塚勢に割って入る可能性大。佐々木啓は前走がここ飯塚だった。準決で3着になり優出はならなかったが、エンジンはこのところ安定している。
前回の飯塚で優勝戦まで進んだ選手が今回も多く参戦している。松尾学や田島敏徳、岡松忠、川端孝が前回優出し、今回も参戦している。前回は昼間開催で、今回はナイターになるが勢いそのままに活躍するか。他では阿部仁志がエンジン良くなってきているし、浜松の斎藤正悟も近況は成績がまとまっており注目。
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主な出場予定選手
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有吉 辰也〔飯塚 S-5(25期)〕
浦田 信輔〔飯塚 S-8(23期)〕
東小野 正道〔飯塚 S-32(25期)〕
青山 周平〔船橋 S-1(31期)〕
浜野 淳〔山陽 S-11(24期)〕
佐々木 啓〔山陽 S-20(23期)〕
高橋 義弘〔川口 S-25(29期)〕
岩科 鮮太〔浜松 S-35(29期)〕
今節はS級陣よりA級陣に好調な選手が多い!
S級地元選手は7人、外来は4人参戦の予定。1人、2人を除いて調子の良い選手は不在で、優勝争いは混沌としている。近況の流れ通り、船橋地区に勢いのある選手が多い。
まず地元S級の動向はと言うと。ランク筆頭は若井友和。前走は地元のGIだったが成績はイマイチだった。持ち味である強気の突込みが見られていない。エンジン状態が良くないためなので、早急な立て直しを図りたい。同じく前走が地元GIでイマイチなのは平田雅崇、青木治親、森且行あたり。夏場の滑る川口走路にも合うようにセッティングを掴んでもらいたい。そのGIでマアマアだったのは佐藤裕二。試走タイムは出ない傾向あるが、レースではインを鋭く突いて浮上してきている。同期の中野憲人は、前走のGIで珍しく落車してしまった。それでもその後の3走はマズマズの動きをしていたので、落車による悪い影響は出てなさそうだ。
外来で調子が良いのは池田政和。前走は地元の開催で、準決3着で優勝戦には進めなかったが、車の進み方は悪くなかった。川口走路は前回来た時にGIで準優勝しているので、ある程度セッティングは掴めているか。角南一如は前走の地元開催で優出した。早めに角南が走る外めのコースが利くようになれば、活躍の場は広がっていく。飯塚からはS級が2人参戦。久門徹は前走が浜松だったが、成績はムラだった。良いときもあるので、その時の動きを安定して出せればいい。竹谷隆の方は、前走が地元開催だったがマズマズの動きを見せていた。
地元のA級では高石光将に注目。前走のGIでは嬉しい記念初優出を決めた。逃げを得意としており、0ハンから走れるような展開なら熱走路を味方に大逃げもありそうだ。前回の優出で本人の自信にも繋がっただろう。
船橋のA級は好調者揃い。前走の船橋開催では鈴木聡太、山田真弘、谷川一貴、白次義孝、黒岩明が優出した。鈴木聡太は落車のアクシデントから順調に回復し見事優勝を決め、山田は元来のスタート力を活かし準優勝、谷川は武器のインからインの攻めで前団を攻略、白次は爆発的なスピード力を誇り、黒岩はハンデ位置に関係なく好ダッシュを見せての速攻がある。また、牧野貴博も前走の飯塚開催で優出し6着に入っている。B級にはなるが、内越忠徳や縫田雅一も元気な動きを見せている。
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主な出場予定選手
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若井 友和〔川口 S-15(25期)〕
佐藤 裕二〔川口 S-18(24期)〕
平田 雅崇〔川口 S-27(29期)〕
鈴木 清〔川口 S-34(23期)〕
森 且行〔川口 S-42(25期)〕
池田 政和〔船橋 S-23(23期)〕
久門 徹〔飯塚 S-28(26期)〕
角南 一如〔山陽 S-46(27期)〕