層の厚い地元勢を外来勢が撃破なるか!!
前節の優勝戦は雨走路となってしまい4着と敗れてしまった浦田信輔(飯塚)だが、予選、準決は全て1着でまとめており、良走路での動きは全く問題なさそう。今節も力強い差しを披露しよう。好調が続いている篠原睦(飯塚)は、直前の船橋開催に参戦していた。優出こそならなかったが、最終日の特別選抜戦で見事1着。そのレースで人気だった青山周平(船橋)に付け入る隙を与えない速攻を決めた。武器のスタート力も健在だ。東小野正道(飯塚)は、最後は伊勢崎開催に参戦して、準決は6着と優出はならなかったが、2日目、最終日は1着。エンジンは上々と言える。田中茂(飯塚)、竹谷隆(飯塚)の両者はやや調子を落としている。有吉辰也(飯塚)は直前の伊勢崎開催で優出。その優勝戦では好スタートを決めたが3着に終わった。しかし、エンジン的にはマズマズと言える。
A級やB級の中にも好調な選手はいる。田島敏徳(飯塚)や大久保哲司(飯塚)松尾学(飯塚)などで番組によっては活躍できる。
外来勢で注目の1車は永井大介(船橋)。直前の地元開催では準決で珍しく反則してしまったが、エンジン自体は良くなっている模様。最終日は2着だったがやや攻めが慎重になっていたように見える。他には伊勢崎、地元と連続優出中の石井大輔(船橋)。エンジンのパーツなどは問題ないので、早く飯塚走路に合わせられればいいレースを見せてくれるだろう。新村嘉之(船橋)、岩佐常義(船橋)も優勝戦まで進んでおり、直線の伸びは素晴らしかった。平塚雅樹(船橋)、古木賢(船橋)の31期勢も着実に力を付けてきている。
遠藤誠(浜松)、岩崎亮一(山陽)の25期両者は直前の伊勢崎開催で優出。そのレースではいいところがなかったが、優出はできる動きなので今節をいい形で入れるだろう。
ここに来て動き急上昇なのは角南一如(山陽)。直前の船橋開催に参戦し優出。準決でも優勝戦でも本来の捲りが決まっていた。濱野淳(山陽)は最後は飯塚の開催だったが、優勝戦まで進んで雨走路で3着。けっして悪くはない推移を見せている。藤岡一樹(山陽)は伊勢崎開催で初日に1着取ったものの、その後は下降線。整備に熱心に取り組む同選手だけに立て直しも十分ある。エンジン上昇してきた畦坪孝雄(山陽)や、夏場で粘り強さが光ってる浜田忠司(山陽)の動向にも注意したい。
また、今回は山陽から32期のフレッシュな新人も参戦するので、地元の新人同様、日々の成長も気になるところだ。
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主な出場予定選手
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浦田 信輔〔飯塚 S-5(23期)〕
篠原 睦〔飯塚 S-8(26期)〕
東小野 正道〔飯塚 S-11(25期)〕
有吉 辰也〔飯塚 S-12(25期)〕
永井 大介〔船橋 S-2(25期)〕
角南 一如〔山陽 S-14(27期)〕
濱野 淳〔山陽 S-15(24期)〕
岩崎 亮一〔山陽 S-16(25期)〕
王者・高橋貢は完調ではないも他の地元主力陣が上昇!
前節は準決で3着となり優出を逃した絶対王者・高橋貢(伊勢崎)は、最終日の特別選抜戦で1着を取り力を見せ付けたが、まだ本来の動きではなさそう。ただ、決してエンジンがヒドイわけではなく完調に仕上がっていないだけで、高い位置にあるのは間違いない。逆に、近況乗れているのは浅香潤(伊勢崎)。少し前に地元のGⅡを制してからはやや調子を落としていたが、前節の一般開催で再び優勝。好枠に置かれたとはいえ、しっかりスタートを決めての逃げ切り勝利。独走には元々定評があったが、それをいかんなく誇示して勝ち切った。その爆発力ある走りは今節も注目の的となるだろう。また、早川清太郎(伊勢崎)もここにきて安定感が出てきた。前々節の準優勝に続いて前節も優勝戦に進み4着。10メートルオープンの大外におかれる厳しい展開から追い込んでの4着なので悪くはない。他のS級では三浦康平(伊勢崎)や田村治郎(伊勢崎)はまだ調子が上がっていない。
A級やB級の中では、久々にレースに復帰した田中賢(伊勢崎)はレース勘に不安が持たれていたが、前節の内容なら心配なさそう。果敢な攻めが魅力の田中哲(伊勢崎)がエンジン上昇してきた。乗り替わり後も好調が続いている関仁孝(伊勢崎)はかなり安定感が出てきた。最終日は8着となってしまった新人の吉原恭佑(伊勢崎)は、それまでは好結果の残しており、上がりタイムもそれなりのモノを出している。
一方、外来勢の方はというと、一番の注目は中村雅人(船橋)。直前の地元開催では、優勝戦で本来の力強い捌きを披露して優勝。調子の波が穏やかな選手なので、好調の今は狙いと言える。同じ船橋からは栗原勝測(船橋)、高橋義徳(船橋)、小林悠樹(船橋)が伊勢崎は準地元になるので注目。
また、荒尾聡(飯塚)も中村同様に地元の開催で優勝しての参戦なので期待したい。優勝戦では試走後に雨が降る難走路になったが、しっかりこなした。予選、準決の動きも問題ない走りを見せていた。荒尾の最大の魅力は死角がないこと。スタート良し、雨走路良し、スピード良しとどんな状況にでも対応できる柔軟さは、車券を買うファンからも助かる資質。
山陽一番手の岡部聡(山陽)は悪い状態ではないものの、エンジンはもう一つ欲しい状況か。山陽では藤田明彦(山陽)、西久保英幸(山陽)、磯部真樹(山陽)らB級の選手が夏場の走路を生かして活躍している。
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主な出場予定選手
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高橋 貢〔伊勢崎 S-1(22期)〕
早川 清太郎〔伊勢崎 S-9(29期)〕
三浦 康平〔伊勢崎 S-37(28期)〕
田村 治郎〔伊勢崎 S-39(30期)〕
淺香 潤〔伊勢崎 S-48(23期)〕
中村 雅人〔船橋 S-3(28期)〕
荒尾 聡〔飯塚 S-4(27期)〕
岡部 聡〔山陽 S-20(19期)〕
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今節の最大の特徴は参戦する全96選手が前節とまるまる同じと言う点。前節からそれほど日も経っておらず、今節のレースの予想に前節の内容が大きく影響を与えるものだと思われる。
今節の優勝争いを占う上で、まずは前節の優勝戦を振り返ってみる。20線からスタートを決めた伊藤信夫(浜松)が早々と石貝武之(浜松)を交わして逃げ態勢。ピタリ続く佐藤貴也(浜松)をなんとか振り切っての優勝となった。しっかりスタートを決めて勝ち切った伊藤信はもちろん凄かったが、エンジン的には何度も猛攻を仕掛ける佐藤貴の方が強めな印象だった。笠木美孝(浜松)が堅実に走り3着。金子大輔(浜松)はスタートの遅れがやや響いた形だが、機力的にももう少し欲しい所か。岩科鮮太(浜松)と中山透(川口)はスタートをもう少し頑張りたかった。青島正樹(浜松)は得意の速攻が決まらず、1周4コーナーでの滑りも響いたか。
今節の優勝候補も当然、伊藤信となるが、それを阻止する勢力も多数あると見ている。筆頭は佐藤貴。優勝戦で見せた動きは完調時のモノだったし、ハンデ位置が大幅に動かなければまた優勝戦に乗るようなメンバーでの戦いになったら好枠からレースができそう。何よりちょっと前までスランプだった成績を一気に取り戻そうとする気迫が感じられる。また、同期の金子もハンデ位置的に常に厳しい展開となるが、いつものスタートからバックストレッチでのイン切れ込みが戻れば、優勝争いに参加できる機力はある。
他でも、青島や笠木の22期コンビはエンジンが本当に安定しているし、岩科鮮も課題のスタートさえこなせればエンジンの方はそれほど問題なさそう。
前節、優勝戦に乗れなかった選手の中でも、機力好調で安定してるのは池田康範(山陽)、須賀学(浜松)、谷島俊行(川口)、鈴木静二(浜松)など。また、前節はイマイチでも今回注意したいのは、エンジン乗り替わってからようやく上向いた松山茂靖(浜松)、同じレース場2節目で整備力ある佐々木啓(山陽)の上昇、1レースごとにメキメキと力を付けてる渡辺篤(浜松)、小原望(川口)の31期勢。成長著しい32期勢の面々にも注目したい。
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主な出場予定選手
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金子 大輔〔浜松 S-7(29期)〕
伊藤 信夫〔浜松 S-10(24期)〕
笠木 美孝〔浜松 S-30(22期)〕
岩科 鮮太〔浜松 S-32(29期)〕
青島 正樹〔浜松 S-41(22期)〕
新井 惠匠〔船橋 S-36(30期)〕
加賀谷 建明〔川口 S-45(27期)〕
佐々木 啓〔山陽 S-24(23期)〕