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課題のスタートを克服し、これからの活躍を誓う|中野 政則選手

同期の金山周平選手(伊勢崎27期)から紹介を受けました。27期のムードメーカー中野政則選手に選手になるきっかけ、選手としての20年、ファンの存在など沢山お話をして頂きました。(取材日:2020年8月24日)

インタビュー / 内野久照

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内野:身長と体重から教えて下さい。

中野:身長は177.8cmで体重は62.0kgです。

内野:足のサイズは?

中野:26.5cmです。

内野:ご出身はどちらですか?

中野:下関市小月です。

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内野:子供の時にやっていたスポーツは?

中野:小学校はミニバスケット、中学校では陸上を、高校ではバドミントンをしていました。

バドミントンは強豪校でしたね。これまでに経験がないところから3年生の時に団体の5人のメンバーに選ばれ、インターハイに出場しました。インターハイは野球でいえば甲子園のようなものだと思っていたので凄く嬉しかったです。島根県での開催だったので出雲大社に行きました。両親も旅行気分で応援に来ていたので少し親孝行が出来たかなと当時は思いました。

内野:選手になる前は何をされていましたか?

中野:下関中央工業高校インテリア科を卒業してフリーターでした。

木工が好きでした。ノミやカンナで削り、金槌を使うのが好きでした。

アルバイトは山陽オートの小型自動車競走会の従事員です。救護や検査にいました。審判の資格を取り、審判員として外線や内線の審判塔に上がる事もありました。また周回掲示板のボタンを押す事もありました。

レースがない時は、下関市菊川町のゴルフ場で働きました。実家の中野電機工事も手伝っていました。

内野:競走会はどなたの紹介だったのですか?

中野:父ちゃんの紹介です。凄くいい父ちゃんですよ(笑)

内野:オートレースとの出会いは?

中野:父親がオートレース好きでした。趣味でアマチュアオートをするくらい好きでしたね。レース場に幼稚園の時から見に行っていました。

高校3年生の時はオートレースに夢中になっていましたね。

その時は佐々木啓選手(山陽23期)がギラギラしていました。五所淳選手(山陽23期)が格好良かったのを覚えています。当時新人だった佐々木選手の競走車名(2級車)が爆音小僧(バクオンコゾウ)でインパクトがありました。

内野:選手の試験は何度受けられたのでしょうか?

中野:25期、26期、27期と受けました。25期の合格発表で森且行選手(川口25期)が注目され、TVで合格したと放送された時、僕は補欠でした。

繰り上がりの連絡はなかったです。合格まではあと一歩届きませんでした。

26期は松尾選手(松尾啓史:山陽26期)と受けました。僕は不合格で松尾選手は合格しました。松尾選手が走るレースを、僕はコーナー審判として見ていました。凄く悔しかったのを覚えています。

また高校のバトミントン部だった同級生の杉ちゃん(元ボートレーサー杉本洋一さん)がボートレーサーになった事は一番の衝撃でした。僕より2年先にプロ選手に杉ちゃんがなった事で「俺もオートレーサーになってやる」とこれまで以上に気持ちが入り、次に受ける27期は何が何でも合格しないといけないと思いました。当時年齢制限があったオートレース試験の最後の年に、27期に望みを託して挑みました。

内野:松尾選手とは幼馴染と聞きましたが?

中野:地元の中学校の後輩です。僕が先輩です(笑)。

父親同士が同級生で地元の校区の子供会で一緒でした。

小さい時から中野三兄弟と松尾兄弟(弟は松尾隆広選手:飯塚28期)の5人で良く遊んでいましたよ。

オートレースでは自分が後輩になりましたけど...。

内野:選手になって良かったと思う事は?

中野:これまで選手になっていなかったら出会うことがなかった人達と出会えた事ですね。

内野:選手になっていなかったら何をしていたと思いますか?

中野:競走会に勤めていたと思います。

内野:デビュー戦はどうでしたか?

中野:緊張していたと思いますよ。結果は6着でした。

内野:初勝利はどうでしたか?

中野:雨でしたね。嬉しかったです。もちろんはっきり覚えています。

内野:来年4月でデビュー20年になりますが。

中野:最初の3年から5年は長かったです。それからはあっという間でした。

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内野:車名「アディクト」の由来を教えてください。

中野:直訳すると中毒という意味なので周りからは、なぜ「アディクト」と聞かれた事がありますが、アディクトは口紅の名前です。当時、妻がクリスチャン・ディオールの口紅を使っていました。それがアディクトだったのです。キャッチコピーの中に「魅了する」とあったので魅了した走りになればと思いアディクトになりました。

内野:初優勝の事は覚えていますか?

中野:2009年1月6日の山陽オート寝太郎山猿杯でした。金網越しに色んな人が、応援に来てくれていたのに舞い上がってしまって、その人達を確認できなかった事が後悔でした。

内野:昨年に久々の優勝がありました。

中野:はい。2回目の優勝は昨年9月の泉屋杯でした。

交流がある泉屋さんの冠レースで西村龍太郎選手(山陽25期)より先に優勝出来て嬉しかったです。

交流があるボートレーサーの白井英二選手、寺田祥選手がゲストに来ていて2人の前で優勝出来た事は格別でした。

内野:忘れられない優勝戦となりましたね。その他に思い出のレースはありますか?

中野:SGオートレースグランプリ(2009年)の0mオープンです。

4号車でトップスタートを切りました。松尾啓史選手に残り2周で抜かれてすぐ後ろに片平さん(片平巧 元選手:船橋19期)がいたけど2着に入ったレースです。

SGのレースというのもあるし得意ではないスタートが決まった事。松尾選手には抜かれたけど片平さんに勝ったというところです。

内野:これまで無観客でのレースが続きました。

中野:特に地元を走る時は、ファンがいないので寂しい気持ちでした。

内野:有観客になった時はいかがでしたか?

中野:いつもの山陽オートに戻って良かったと思いました。またファンの前で走れる喜びがありました。

内野:ファンの存在とは?

中野:ファンあってのオートレースです。地元のファンイベントを通じて応援してくれる人が増えました。

その中で仲良しの兄弟3人が応援してくれます。毎回FAXを送ってくれます。

今まで応援FAXをあまりもらった事がなかったのでうれしかったですね。

頂いたFAXは全て大切に保管しています。

内野:選手会山陽支部の広報として今後は?

中野:コロナが落ち着いたら今まで出来なかったファンとの交流をしたい。

いつになるか分かりませんが実現出来るようにしたいですね。

内野:これからオートレースとどのように向き合いますか?

中野:目の前の一走に、特にスタートに集中して1着目指して頑張れるように自分なりに日々精進して行きます。20年経ちますがやる事は変わりません。スタートを頑張ります。

1着を同期の荒尾聡選手(飯塚27期)くらい取りたい。500勝以上差がありますけど(笑)

内野:レース以外での楽しい事を教えて下さい。

仲野:釣りです。大好きですね。

内野:趣味は何ですか?

中野:釣りです。日本海に選手の釣り仲間と行きます。夜のイカは自分なりに沢山釣れましたよ。

内野:休みの日の楽しみは?

中野:釣船の予約です。地元選手の釣り仲間の斡旋状況を調べて、いつ釣りに行けるかなと考えていたら楽しいですね。

内野:これまでの釣り上げた最高サイズは?

中野:10.2kgのヒラマサを釣りました。

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内野:場所は山口県ですか?

中野:2016年10月14日に日本海の角島沖で、ナカマサがヒラマサを釣りました(笑)

認定員は藤岡一樹選手(山陽29期)でした。羨ましそうに見ていましたよ。

案外、簡単に釣れました。たまたま魚が弱っていたのかもしれませんね(笑)

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内野:今回場所を提供してくれた「ほたる」さんの紹介をお願いします。

中野:とにかく魚が美味しいです。ソーシャルディスタンスがしっかりと守られていますので安心して食事が楽しめます。

釣った魚を捌いてもらったり、テイクアウトで無理を聞いてもらいながら、オートレースへの応援もしっかりとして頂いております。

内野:「ほたる」大将の石田旬さんにお話を聞きます。中野さんはどんな人ですか?

石田:中野さんの弟さんと同級生です。

うち目線で生意気ですが、美味しい物を出さないと殴られる(笑)

魚にうるさく(笑)スタッフに厳しい方です。唐戸市場で魚を選別しているところをたまたま見られたのですが変な物は出せない人だなと、ビクビクしながら料理をご提供させて頂いています(笑)来月でオープン8年になりますが山陽オートにお越しの際は是非「ほたる」にお立ち寄り下さい。

小月駅徒歩3分です。よろしくお願いします。

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内野:石田さん本日はありがとうございました。中野選手、最後にオッズパークをご利用の皆様へメッセージをお願いします。

中野:スタートは得意じゃないですが、頑張る気持ちはあるので是非オッズパークで買ってみて下さい。


インタビュー / 内野久照

MCうっちぃ!こと内野久照 オートレース歴16年。好きな選手は浦田信輔選手。現在飯塚オートでMC、山陽オートで実況を行っています。年間約180日間選手ロッカーに潜入し取材もこなすMCです。オートレースを盛り上げたくFBでは飯塚オート盛り上げ隊、Twitterではオートレース盛り上げ隊にてロッカーフォトや選手情報配信しております。 最近では場外車券売り場にてオートレースの解説予想を披露し自腹車券勝負に挑んでいます。オートレース大好き九州男児が展開する魂の大胆予想にご期待下さい。

2020年9月11日

「冷静に、落ち着いて」を合言葉に、グレードレースでも戦える選手になりたいです!|片野 利沙選手

川口所属の32期女子レーサー。小さい頃からバイクに乗り、ロードレーサーからオートレーサーに転向した選手の1人。先日の8月19日に川口オートで行われたナイター開催、初優勝がかかる優勝戦で惜しくも2着という成績となりました。その時の車の状態や気持ち、年末のガールズ王座決定戦への想い、今後の目標などお聞きしました。(取材日:2020年8月26日)

インタビュー / AKI

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AKI:なかなか家から出れない状況が続いていますが、元気にされていましたか?

片野:元気にしてました!!ただ、外に出れない分、動く量が減ってしまって太っちゃいそうなのが気になります(苦笑)

AKI:それはたしかに気になりますよね!けど、以前から歩いたりされていませんでしたか?

片野:今も夕方とかに歩いたり走ったりしてます。音楽聴きながら1時間くらい。あと最近は、YouTubeで「オガトレ」というのを見ながら、家でトレーニングをしています。これ凄いんですよ!音楽に合わせて鍛える動画なんですが、やっていくと結構効果が出てきて!今まで履いてたズボンがぶかぶかになったんです!

AKI:凄い!どれ位の頻度で行なっているんですか?

片野:4分間の音楽を2回分。それを毎日、2週間くらいやったら効果が出ました!

AKI:おぉ!「オガトレ」検索してみます!(笑)

片野:最近は綺麗に痩せることを意識して、体重ももう少し落としていきたいなと思っています。けど、筋肉は落とさない様に。考えながら体を動かしています。

AKI:毎日継続されているんですね!

片野:はい!あんまりキツくしすぎると続かないので調整しながら、毎日続けるようにしています。後は、毎日続けていると、やらないと嫌というか、やらないと気持ち悪くって。開催後とかはしんどくてできない日もありますが、連休とかは毎日やっています。

AKI:前回は川口優勝戦まで駒を進めました。2着、惜しかったです!

片野:あそこで優勝したかったですねー!ここしかない!!と正直思っていました。いつも優勝戦は永井選手(川口25期:永井大介選手)や中村選手(川口28期:中村雅人選手)がいるんですが、今回はS級不在での優勝戦。S級不在の優勝戦は初めてで。そして、今回はエンジンも上向いて、タイヤもしっかりしたものがあって、うまく優勝戦にまでいけたので嬉しかったんですが...。優勝したかったです。森谷さん(川口29期:森谷隼人選手)が良かったですね。

AKI:優勝戦、少し滑っていませんでしたか?

片野:消音になると滑りやすいんですよね。普通のマフラーなら滑ることはそこまでないんですがけど。フレーム修正を行なっているので次節がどうなるかですね。

AKI:エンジンが上向いたというのは何か扱ったんですか?

片野:優勝戦に乗る前の節の、準決勝戦でクランクを交換しました。前のクランクも悪くはなかったんですが、セッティングを扱っても変わりばえしなくて。そしたら周りの選手に「クランクじゃない?」と言ってもらって。交換したクランクは初めて優勝戦まで進んだもので、黒岩さん(川口26期:黒岩明選手)に頂いたものです。助けられたクランクです。それに交換して今回も結果が出ました、反応があります。

AKI:エンジンは良くなっているなぁという手応えがあるんですね!

片野:はい。手前の感じですね。前のクランクは手前で離されて苦しかったんですけど、今のクランクは開け始めがしっくりきます。車はちょっとずつ良くなっています。ただ、ランクが下がってインコースになっているので展開が良くなっているのかな?という部分もあります。なので、ここから少しずつ外枠にいって、外の位置でもスタートをしっかり決めれる様に練習していきます。デビューしてからずっと修行ではあるんですが、今はワンランク上げるための修行だと思っています。まだまだ全然下手です。腕を上げないと。先輩にもいっぱいアドバイスをもらって、周りに凄く助けてもらってます。

AKI:スタートは安定していませんか?

片野:そうですね。安定してるのかな?練習の方が良いんですよね。この前も、タイミングコンマ01とかで切っちゃって(苦笑)なので、練習を沢山しています。とにかく練習の数を重ねて。

AKI:クラッチのセッティング、スタートの切り方、どちらも研究して、という感じですか?

片野:そうですね。攻めるとこで攻めていきたいです。そうなるには数こなすしかないかな、という感じです。やっぱ、スタートが速いのは強みになるので。宏和(浜松32期:鈴木宏和選手)とかみたいにスタート速い選手になれたらいいなぁと思っています。

AKI:体が小さかったり、体重が軽いとスタート有利って言いますよね!

片野:そうですよね。スタート後に伸びるというか、進みますよ。体重は大きいと思います。ここ最近、私がデビューした時よりもダイエットをする選手も増えてるなと感じていて、選手内でダイエットブームがきています。私の周りの皆さんストイックにされています。なので「私も負けてられない!」と思っています!そういう面で、日頃の運動へのモチベーションになっています!こういうところで差がつくと考えるとジッとしてられないですね。

AKI:良い刺激になっているんですね!

片野:そうですね。最近は食事にも気をつけるようにしています。夜はダイエットシェイクにしたり!結構お腹にたまるんですよ!

AKI:夜中にお腹空きませんか?

片野:それは寝るしかない(笑)ただ、昼はしっかり食べるようにしてますよ。あとは、豚しゃぶを夜ご飯にするとか。色々調べてみたらポークペプチドと言うものがあって。それが内臓脂肪を減少させるらしくダイエットに効果があるそうなんです!

AKI:へー!知りませんでした!食事についての意識はここ最近変わってきたんですか?

片野:そうですね。前から食べ物にも気は使っていたんですが、コロナで家にいることが増えてから更にという感じです。

AKI:片野選手はお酒も好きということですが、その辺りは?

片野:飲む頻度も減りましたね。飲む時は糖分が多いものを避けて麦焼酎のいいちこを割って飲んでます。

AKI:麦の女!ですね!

片野:そうですね(笑)お酒はほどほどに(笑)

AKI:コロナによって見つめ直したということなんですね。

片野:そうですね。家にいることが多いのでネットを良く見るようになって、YouTubeも見だすと1日中観てしまいます。

AKI:結構凝り性ですか?

片野:そうなんです!ハマると凝り性です。やり始めて続くと「やらないと!」と思うタイプ。習慣になるとやらざるを得ないという状態になります。

AKI:今はそれが良い方向にいってますね!

片野:そうですね。自分の性格上「これだけやっている!」という感じでやらないと自信に繋がらないというか。自分は自信があるタイプではなくて。やった分だけ自信がもてる方なので、とにかくこなしていくしかないと思っています。

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AKI:昨年の「スーパースターガールズ王座決定戦」では初代女王に輝きました!振り返っていかがですか?

片野:勝つ事は出来たけど、あれは展開というか。自分のタイミングと合っていたんでしょうね。もちろん今年は去年よりも成長してないといけない。残りの時間、もっともっと成長しないといけないと思っています。なので、率先して出来ないこと、分からないことをしています。

AKI:昨年のガールズ王座決定戦、かなり激しかったですよね!

片野:激しかったですね。自分は「冷静に、落ち着いて」を合言葉にしています。自分の場合、焦っちゃうと絶対にミスをしてしまいますので。

AKI:ガールズ王座に輝いたということは、冷静に臨めましたか?

片野:そうですね。落ち着いてレースを見れていたんじゃないかなと思います。そんなに緊張もせず冷静にいられました。

AKI:冷静に走って初代女王!

片野:1回目に勝てたのは嬉しかったですね。とは言っても、摩弥さん(川口31期:佐藤摩弥選手)はもっと上のクラスで戦ってるんですけど(笑)でも、ファンの方も一緒に喜んでくれて嬉しかったです。やっぱり励みになりますね。自分の名前が入ったタオルを掲げてくれているファンの方や、横断幕があると絶対に見ています。気持ちが入ります。逆に緊張する時もありますが、やっぱり嬉しいです。

AKI:今年もあと4ヶ月。そうこう言っている間に年末がきます!

片野:早いですよねー!あっという間。

AKI:今年は「初代女王」として注目されると思います!

片野:あんまり考えないようにはしていますが多少は緊張しちゃいますよね。なので、自分は自分のペースを崩さないように心がけようと思っています。周りがうわー!と整備をしてても流されない様に。以前それで失敗しちゃって。皆んながリング交換してるから自分もしなきゃ!って思って交換したら悪くなってしまって(苦笑)なので、自分のペースを崩さないように、自分が思ったことをやっていこうと思っています。流されない様に!

AKI:年末のガールズ王座のメンバーはバタバタするかもしれませんしね!

片野:そうなんです。なので、その前にしっかり準備をして落ち着いた状態で臨みたいです。

AKI:少し先にはなりますが、今年のガールズ王座決定戦への意気込みをお願いします。

片野:年末までに良いコンディションに出来るように、日々のレースも大切なのでしっかりこなして、成長した姿を見せれるように頑張ります!!

AKI:話は変わって、今の1番の課題はなんですか?

片野:車の向きを変えることですね。そこが遅いから上手くいかないというか、摩弥さんの話を聞いていると自分はまだまだ遅いなと感じます。もっと速く気付けないといけなかった。整備に関しては、整備日とかに色んな方と話したり、練習したりして以前よりは良くはなっている感じはしています。良い時と悪い時のムラが減りました。整備の仕方、考え方、自分でエンジンを色々扱うようになってから理解出来るようになりました。

AKI:なるほど。今は乗り手を良くしていきたい、ということですね。

片野:そうですね。今は乗る方を良くしていきたいです。

AKI:片野選手は小さい時からバイクに乗っていますが、オートレースはまた違うんですね。

片野:別のものですね。同じモータースポーツでも。オートレースはオーバルコースで少しのミス、自分の課題でもある車の向きの変え方が上手くいかなかったりすると凄く差が開いてしまう。自分がやっていたロードは少しミスをしても他の所でカバーが出来るというか、得意なコーナーがあったりするので上手く巻き返せたり出来ます。あとは、ロードの方が周回が多い分取り戻せたりするんですが、オートは6周戦の短期で...奥が深い、1周1周の内容が濃いです。

AKI:オートレースのほうが難しいと感じますか?

片野:ロードレースはメカニックがいてみんなで協力しながらに対して、オートレースは整備も自分でしないといけない、その点で自分は難しく感じます。ロードはチーム競技、オートは個人競技です。ただ、個人競技といっても周りの選手に助けてもらって今の自分がいます。走る時の気持ちとしては、ロードはチームの期待やスポンサー契約があって、オートはお客さんのお金、期待を背負ってるのでそういう面では変わらないですね。

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AKI:今後の目標はなんですか?

片野:SGとか記念に出て戦えるようになりたいですね。そして、これは大きな目標というか、遥か先になるとは思うんですが...いずれかはS級になってみたいです。まずは地道にレベルアップ、とは言ってものんびりはしてられないので頑張って成長したいです。

AKI:何度もお名前は出ましたが、佐藤摩弥選手と本当に仲が良いですよね!

片野:そうですね。本当にお世話になりっぱなしというか、精神的にも助けてもらっていますね。お互いに相談したり、練習も一緒にしたり。いろんな先輩にも助けてもらっていますが、摩弥さんの存在も大きいです。あと、背格好が摩弥さんと同じなので腰回りを全く同じにしていて、感じることが一緒だったりするんです。なので、すごく参考になりますし、情報を共有できるので理解し合えて凄くいいなと思っています。先輩ではあるんですが、同じ年で背格好も一緒で、恵まれてるんだなと思います。

AKI:摩弥選手の活躍を間近で見てどう感じますか?

片野:摩弥さんが「記念レース一緒にいこうよ!」と言ってくれていて、頑張んなきゃ!と思っています。まずはランクをAの二桁まで持っていける様に頑張りたいです。

AKI:ここ数年で後輩も出来ましたが?

片野:気付いたらいっぱい増えてました(笑)32期は新人時代が長くて33期が入った時は少し不思議な感じがしましたが、今は落ち着いて慣れましたね。そして、私も新人ではないんだなと思うようになりました。

AKI:34期で川口にも女子レーサーが増えました!

片野:賑やかになりましたね。楽しいですよ。けど、負けてらんないです。自分もアドバイスをするからには出来ないと。なので、自分が出来るように。こういう面では後輩からも刺激を受けています。私も頑張ろう!って。

AKI:そうですよね。教える立場になるからには自分も出来ておかないと、と思いますよね。

片野:そうなんです。あとは、後輩の気持ちが落ちてる時とかにも自分が相談に乗れていたらなぁと思っています。頼りないかもしれませんが(笑)

AKI:といっても先輩ですから!(笑)

片野:頑張ります!(笑)

AKI:それでは最後にオッズパーク会員の皆様にメッセージをお願いします。

片野:車券に貢献できるように、車券を買った方々のお財布がホクホクになるように頑張ります!応援よろしくお願いします!


インタビュー / AKI

福岡県宗像市出身のタレント。福岡でテレビ番組やイベントMCなどで活躍中。飯塚オート3代目「勝利の女神」。飯塚オートでは、AKIのAKIらめない予想やバスツアーなどを開催。川口オート、伊勢崎オート、浜松オート、山陽オートでもイベント出演中。

2020年9月 4日

基本的な技術を身に付けて初優勝へ|青木 隆浩選手

6月に行われた地元山陽「GI令和グランドチャンピオンカップ」でグレードレース初優出を決めた青木隆浩選手。選手になるきっかけや、ここまでの選手生活を振り返って頂きました。(取材日:2020年8月2日)

インタビュー / 内野久照

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内野:身長・体重を教えて下さい。

青木:身長168cm58kgです。人生これまでで、1番痩せていた時が56kgです。

ここをキープできるように目指して行きたい。

内野:トレーニングは、どのように取り組まれていますか?

青木:自宅では筋トレを行ってからジョギングです。40分から45分走っています。

選手になってから続けています。毎日はできないですができる時は必ずやる様にしています。

内野:今開催(8月2日山陽開催)から、ハンデが軽化しました。

青木:今の自分の実力です。

もちろんですが、また10m前に戻れるようにしたいです。

内野:10m前の位置はどうでしたか?

青木:地元山陽のGI令和グランドチャンピオンカップ準決勝戦からハンデが下がりました。

そこから3節10m前を経験させて頂きました。

今まで同ハンで走っていた人を抜かないといけない。20m前で走っていた時もほぼ捌く事がなかった人達をこの位置から抜かないといけないので厳しかった。

20mの内側からスタート切って前の1人2人を捌く。これが出来た時は結果に繋がるというのが今までの自分のスタイルでした。

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10m前になって分かったことは同ハン皆がスタート早かったです。

内枠でしたが毎回必ず先行するということは難しかったです。

内野:沢山、学びましたね。

青木:はい。後ろから走るという事は、捌かないと上位着を獲れないという事です。

10m下がっただけで全然違う。

ちょっとでももたつくと最重ハンデ後ろの選手にやられます。

3節程でまた前に戻りましたが学びが多かった10mでした。

内野:選手になって4年目ですが、選手になるきっかけは?

青木:両親がバイク屋を営んでいます。

父が古橋隆志(川口:15期)元選手と交流があったので、山陽オートに父と観戦に行ったのが初オートです。岡山県から行きました。小6の時でした。

初めてのオートレースは衝撃的でした。音とスピードに圧倒され一瞬で好きになりました。格好良いなと思いました。

まだヘルメットキャップが装着されている時でしたのではっきりと覚えています。

その時は選手になりたいとかなれるとか、まったく思っていなかったです。

次に見たオートレースはそれから5年の月日が経っていました。

5歳上の兄との観戦は17歳の時です。生涯2回目となる山陽オートは自分にとって人生を変える出来事になりました。小6で見た時とは違っていました。次に見たオートは別世界に感じ、特別であこがれの場所になりました。

「やっぱりオートレースは格好良いな」と改めて感じました。

「選手になりたい」と真剣に思うようになりオートレース選手を目指す事を決意しました。

2回目の山陽オート観戦がなかったら今の僕はいませんね(笑)

内野:試験は何回受けましたか?

青木:僕は3回です。兄弟4人全員が試験を受けました。

内野:えっ!4人兄弟ですか?

青木:はい、7歳上の長男は29期を、5歳上の次男は31期、33期を受けました。

三男の自分は19歳の時に31期を、22歳で32期を、25歳で33期を受け合格しました。

5歳下の弟も34期を受けています。

父に影響を受け、兄弟皆がバイクを経験してオートレースを受けました。

僕だけ選手になったので兄弟の気持ちも乗せて頑張って走りたいです。

もっと頑張らないといけないと思っています。

内野:合格は3度目の正直だったのですね。

青木:33期の募集が始まってから合格に向けて61~62kgあった体重を56kgまで落としました。

筋トレもやりました。走る事も続けました。

内野:合格した時はどうでしたか?

青木:試験に受かった時は嬉しかったです。家族も喜んでくれました。

夢だった職業に就く事が出来ました。本当に嬉しかった。

内野:養成所での思い出は?

青木:5番の競走車をもらった時は興奮しました。凄く嬉しかったです。今でもはっきりと覚えています。

養成所は缶詰状態で、早寝早起きで決められたカリキュラム、スケジュール通りに生活するので、凄く辛くてきつかったです。

内野:前職は何をされていましたか?

青木:高校を卒業してからは溶接の会社に勤めました。会社員を続けながら試験を待って、オートレース選手を目指しました。

内野:同期の仲良しは?

青木:同期では年上組の3人が仲良しですね。伊藤正真(伊勢崎:33期)と山本将之(山陽:33期)です。まずは2人に追いつきたい。

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内野:二人はすでに優勝を経験しています。

青木:はい。将之が優勝した時は正直悔しかったです。僕も優勝できるように頑張ります。

内野:黒川京介(川口:33期)選手についてお聞かせください。

青木:同期は意識しますね。黒川が同期の中では1番です。そこにも追いつきたいです。

内野:ご結婚されたと聞きました。

青木:昨年12月に結婚しました。この事をきっかけに自分自身が変わって今まで以上にオートレースと向き合い、頑張って稼ぎたいです。

内野:お家での過ごし方は?

青木:家では半身浴です。長い時間入っています。

趣味は映画鑑賞です。少し古いですがアニメ映画の「リメンバー・ミー」はおすすめです。

僕はインドア派ですので家でテレビを見る事が多いです。深夜のバラエティ番組、お笑いなどを録画して良く見ています。

岡山県出身なので千鳥の二人が好きですね。ミルクボーイの漫才も大好きです。

内野:プライベートでのライディングは?

青木:バイク屋に生まれ、5歳からミニバイクにまたがり、モトクロスをしてきました。大会にはほとんど出ていませんが、今でも250ccのバイクに乗っています。

内野:有観客再開となりましたが、いかがですか?

青木:久々にお客さんの前で走りました。待ちに待った再開でした。

自分達を見てもらっているのでここで活躍したいですね。

お客さんの前で良い着を取って、買って頂いた方へ貢献したいと思っています。

内野:2020年はどこに目標を置いていましたか。どこに向かっていましたか?

青木:今年は4つの目標を立てました。

①10m前になる。

②A級の100番以内になる。

③年間20勝する。

④そして初優勝する。

内野:目標の中に初優勝もしっかりありますね。

青木:まだチャンスはあると思っているので初優勝は絶対にしたいです。

優勝してこれまでお世話になった皆さん、教えて頂いた先輩方に恩返しがしたいです。

内野:今年は初めてGI優勝戦を経験しましたね。

青木:2020年GIの決勝に乗れたことはビックリです。

初めての8周回は長かったです。集団について行くだけのレースになりました。

内野:緊張しましたか?

青木:もちろん優勝したいと思っていましたが、そんなに甘くない。

と思ったら、楽な気持ちでスタートする事ができました。

上位の人達、強豪メンバーと走れましたし、いつもと違うレースになりました。

大舞台のファイナル、8周戦を味わって走る事、余裕は一切ありませんでした。

結果は8着でした。GI優勝戦を走っている実感はなかったです。前を追いかける事で精一杯でした。

それまで20m前では勝ったり負けたりと、捌きや抜き方が上手く行かず、車の位置取りやタイヤの付け方が良くなくて、後ろからやられて、着を取れない日々が続きました。

令和グランドチャンピオンカップでは、逃げただけなので、GI優勝戦に乗った事もハンデが10m下がった事も、誇れるとは思っていません。でも自分自身の中で確実にプラスになったと思っています。

普通のレースの8着とGI決勝の8着は違うと思っています。

この経験を必ず次に繋げられるようにしたいです。そして力を付けたいです。

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内野:デビュー4年目になりますが、課題などありますか?

青木:1級車に乗ってすぐに20m前のハンデになりました。人を抜くこと捌くことが一番の課題です。これはずっと思っていることです。

20m前のインコースから逃げて勝つレースがいくつかあり、ハンデが下がってたまたま着をとり10m前になっただけです。

もちろんチャンスだったのですが、この位置をものにする事はできなかった。

今の課題は「基本的な技術を身に付ける事」です。

エンジンが良くて展開が向かないと1着が取れない。それではダメです。

しっかり捌いてレースをして認められて一般戦で初優勝してハンデが下がりたいです。

内野:改めて今後の目標は?

青木:まずは、着実に一歩一歩前進する事、成長する事です。

言うのは簡単ですよね。しっかり達成していきます。

内野:オッズパークを御覧の皆様にメッセージをお願いします。

青木:いつもオッズパークを利用頂きありがとうございます。自分は最近調子が良くなく車券に貢献できていませんが、自分を買って下さったお客様の為に一走一走頑張って走ります。

穴狙いの方々に喜んで頂けるように穴を出せる様に力一杯走ります。


インタビュー / 内野久照

MCうっちぃ!こと内野久照 オートレース歴16年。好きな選手は浦田信輔選手。現在飯塚オートでMC、山陽オートで実況を行っています。年間約180日間選手ロッカーに潜入し取材もこなすMCです。オートレースを盛り上げたくFBでは飯塚オート盛り上げ隊、Twitterではオートレース盛り上げ隊にてロッカーフォトや選手情報配信しております。 最近では場外車券売り場にてオートレースの解説予想を披露し自腹車券勝負に挑んでいます。オートレース大好き九州男児が展開する魂の大胆予想にご期待下さい。

2020年8月28日

初のS級昇格!!もっともっと乗り手を成長させて最重ハンデ定着へ|田中 正樹選手

飯塚所属の29期。近況、安定した走りを見せ半年ほど前に最重ハンデに。昨年からSGにも出場する機会が増えてきました。そして、2020年度後期には初のS級に昇格!しかし、まだまだ自信がなく課題が沢山あるとのこと。S級への思い、今後の課題などお聞きしてきました。(取材日:2020年7月30日)

インタビュー / AKI

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AKI:2020年度後期の全国ランキングは初のS級です!おめでとうございます!

田中:ありがとうございます!ビックリしました!そんなにランクが上がるんだ...と。

AKI:S級になれて嬉しい気持ちはありますよね?

田中:そうですね。ただ、まだまだというか。自分の感覚ではAの4位くらい?Aの一桁いけたかなぁという感覚だったので。

AKI:S級になるという事は、スタート位置が厳しくなるという事ですが。

田中:そうなんですよ。今でも厳しいと思うのに...。

AKI:けど、最重ハンデ定着したんじゃないですか?

田中:いや、まだまだですよ。1年位走り続けないと定着したとは言えません。

AKI:車の状態は安定してるように思うのですが、ご自身ではいかがですか?

田中:エンジンは安定してますね。2年前くらいに、てるちゃん(飯塚29期:田中輝義選手)にクランクを借りて乗ってみたらすごく良くって。その後、自分でもクランクを買ってみたんですがそのクランクも良かったんです。そこから安定していますね。シリンダーやヘッドは交換したりしてますがクランクはずっと同じものです。

AKI:良いところで安定しているんですね。最重ハンで半年走った感じ、振り返ってどうですか?

田中:10m前の時は最重ハンの人に捌かれていたのに、今は同じ位置に並んで勝てたりもするので嬉しいですね。

AKI:最重ハンでも戦えてる!という感覚はありますか?

田中:自信は全然まだまだ無いんですが、この位置におりたいなぁとは思っています。キツイ位置だけど最重ハンは目標にしていたので。

AKI:今まで、最重ハンで走っていた時期はあるんですか?

田中:あるけど、グレードの準決とかで下がっての最重ハンとか。以前、1回だけ今回みたいに下がった時もあったんですが、その時はすぐに戻っちゃって。なので、今回はしっかりこの位置に定着したいです。

AKI:近況のレースに関してはいかがですか?

田中:晴れは雨よりも安定しているかな。けど、晴れもまだまだですね。

AKI:どの辺りがまだまだだと感じていますか?

田中:全部、全体的にですね。スタート、捌き、整備。さらに、最重ハンはみんなスタートが速い。けど、10m前の時は後ろに最重ハンの選手がいるので「スタート失敗出来ない、しっかり切らないと!」と気になっていたんですが、今は後ろに選手がいないので空回りを気にぜず、逆に思いっきり切れています(笑)

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AKI:少し前(2020年7月17日飯塚準決)にフライングがありましたが。

田中:1回目のスタートで浦田さん(飯塚23期:浦田信輔選手)がフライングをして「お、これはチャンスかも!」と思って切ったら攻めすぎちゃって(苦笑)2回目は自分がフライングでした。けど、そのレースは厳しいメンバーでフライングをしながらも3着まで上がってこれたのでエンジンは良かったんでしょうね。けど、欲が出ちゃいました。

AKI:雨のお話が出ましたが、ご自身ではどう感じているんですか?

田中:雨はたまに乗れるんですけどまだまだ。昔はちぎられていたので少しは良くなっているんですが、もっともっと練習しないといけませんね。雨に関しては乗り方です。速い人のレースを見て勉強しています。今の自分の課題は雨ですね。

AKI:晴れが良い分、雨がもっと良くなればさらにレベルアップできそうですよね!

田中:そうなんです。雨が乗れれば優勝戦に乗れるチャンスも増えるだろうなぁと思いますし、実際にそういう場面も何度もありました。今は、エンジンの整備より乗り手を強化していきたいですね。自分のエンジンに速い人が乗ったら凄いと思います。勝てないエンジンではないはずです。周りのみんなには冗談で「正樹のエンジンが1番!」と言われたりもします(笑)

AKI:ところで、田中選手はいつ頃から選手への道を考えていたんですか?

田中:実はオートは小さい頃から観にきていて。最初は父親に「選手になれ!」と言われていました(笑)父親もオートレース大好きなんです。小さい頃は出かけるとなるとオートレース場。最初は27期で一度試験を受けてダメで。28期はタイミングが合わず受けず、29期を受けて受かりました。

AKI:飯塚がメインだったんですか?

田中:そうですね。けど、大学が山口だったので山陽にも遊びに行ってました。結構通っていましたね。

AKI:お客さんから選手目線になった時はどう思いましたか?

田中:お客さんの時は「なんであそこ入らんのやろう?」と思うこともあったけど、実際に自分が走ると「無理!」と思うというか難しさが分かりましたね。この前のGIダイヤモンドレースの優勝戦の荒尾さん(飯塚27期:荒尾聡選手)とか凄いところ入るやないですね。どうやってしよるんかな?と。やっぱ技術面での難しさは多々あります。

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AKI:そんな中、選手になって16年です!!ご自身での自分の評価はいかがですか?

田中:自分のペースですがここまでこれたし良かったです!

AKI:それこそ、今結果が出てきてるところじゃないですか?

田中:そうですね。最近思うのが、先輩選手を見ていると、自分はまだまだこれからだなと思うというか。普通の競技だと30代後半で引退も見えてくる中でこの競技はもっと上の選手が頑張っている。岡松さん(山陽17期:岡松忠選手)とか穴見さん(山陽12期:穴見和正選手)を見ていると凄いし元気をもらいます。なので、自分もこれから。まだまだオートレーサーをやっていきます。

AKI:先程、最重ハンが目標と仰っていましたが、グレードレースに関してはいかがですか?

田中:6月の山陽GI(令和グランドチャンピオンカップ)ではじめてGI優出を決めました。この時はホッとしたというか、選手人生で1度でもGIの優勝戦に乗れたという事で安心しました。

AKI:その優勝戦を振り返っていかがですか?

田中:レースはいつも通り走れましたね。ただ結果は6着だったので、もしまたGIの優勝戦に乗れるなら1つでも良い着を取りたいですね。

AKI:3連単、連絡みを!!

田中:そうなれば最高!(笑)

AKI:8月にはSGオートレースグランプリも控えていますが、グランプリは10年ぶりです。

田中:10年ぶり!!久しぶりですね。以前出た時は全然着を取れなかったんですよね。去年のSGでも大きい着が多くて。今年は予選からしっかり着を取って、まずは準決目標で。いままでSGの準決は乗ったことがないので。

AKI:そうですね!準決での走りを期待してます!

田中:ただ自分は落ち込みやすいというか、大きな着を取ったりすると「ダメやったんかな...」と思ってしまうんです。

AKI:メンタル的に弱いという感じですか?

田中:弱いというか凄く気にしちゃうというか考えてしまうんです。落ち込むというよりも自信がない感じですね。

AKI:なるほど。今は自信をつけたいという感じなんですね。

田中:そうですね。乗る技術を身に付けて自信もつけていきたいです。

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AKI:最近は同じロッカーグループに新人選手も入ってきましたがいかがですか?

田中:賑やかかになりましたね。ただ自分は教えなきゃいけない立場で、教えるのが苦手なので大変です。稚也(飯塚34期:長田稚也選手)も見た感じ悪くないのに結果が出ない。開けっぷりとかなのかもしれないけど、上手く教えてあげれてないですね。

AKI:有観客でのレースはいかがですか?

田中:やっぱり気合が入るというか頑張らなきゃ!といつも以上に気合いが入ります。試走に出た時とか。やっぱりオートレースは生で見て欲しいです。もちろん、スタートラインに着いたらいつも通りレースに集中してますよ。

AKI:オートレースファンの方にメッセージをお願いします。

田中:S級なれたので色んなSGに出れるように頑張ります!応援よろしくお願いします。

AKI:オッズパーク会員の方にもメッセージをお願いします。

田中:オートレースも観てもらえたら嬉しいです。今はコロナのこともあり厳しい状態が続いていますが、落ち着いた日には生のオートレースも観に来てください!よろしくお願いします。


インタビュー / AKI

福岡県宗像市出身のタレント。福岡でテレビ番組やイベントMCなどで活躍中。飯塚オート3代目「勝利の女神」。飯塚オートでは、AKIのAKIらめない予想やバスツアーなどを開催。川口オート、伊勢崎オート、浜松オート、山陽オートでもイベント出演中。

2020年8月21日

結果が全て!|前田 淳選手

自分に厳しく後輩思いの前田淳選手は来年4月にデビュー20年を迎えます。高校では高知商業野球部に所属し、甲子園出場の経験を持つスポーツマンです。生まれ持った身体能力を生かし、オートレース選手としてアクセルを握り続けた20年を振り返ってもらいました。

インタビュー / 内野久照

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内野:はじめに身長と体重をお聞かせ下さい。

前田:身長は159.5cmです。160cmと言いたいところですが、無いから仕方ない(笑)

体重は51kgです。常に50kgでいたいね。

内野:足のサイズも良いですか?

前田:25.5cmです。何か恥ずかしいね。

内野:では本題に。2020年ここまでの調子はいかがですか?

前田:自分なりにはここ2ヶ月くらい少しずつ良くなってきている。感じ良く走れている。

不調の原因はここまで整備もそうですが、仕事として自分が出来ていなかったから。

上手く行っている時はリズムも良くなり前向きになれる。

トータル自分の結果に繋がっている。

だから最近思う事は...負けた時にエンジンが悪いとは言いたくない。でも勝った時はエンジンが良いと言いたい。

内野:レースで気を付けている事は?

前田:慌てると怪我、事故に繋がる。

自分の成績の為だけに意味のない落車はしたくない。レースは相手がいる事なので危ないレースは避けないといけない。

年々若い時のようにはいかないので綺麗なレースを心懸けている。その中で若い子達にレースで負けないようにしたい。

内野:思いが交錯しますね。

前田:結論「結果が全て」ですね。

自分の成績が上がって、もっと重みのある言葉として発したいね。

内野:前田淳の調子はどこを見たらわかりますか?

前田:基本はドドド(不正振動)持ちなので跳ねない様にと外側にゴールする。

この時は良くない。

4コーナーの立ち上がりからゴールに向かって感じ良く内側を走れていたら良いと思って下さい。

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内野:目標は決めていますか?


前田:目標は毎節の事ですが、準決勝戦を目指しています。


一般戦だからグレードレースだからと関係なく毎回どの開催でも準決勝戦で走る事を目標にしています。準決勝戦は良いメンバーと走れる。若い人や速い人と走れるので自分磨きが出来るレースです。

内野:一節間頑張れるのは?

前田:自分の中にある目標に向かっているので、モチベーションを上げて頑張っています。

内野:来年2021年4月でデビュー20年ですが

前田:あっという間でしたね。

これからも車券を買う人の気持ちになって走る事です。その気持ちを長く持ち続けるように諦めずに走ります。

自分の事より後輩の松生信二(山陽:30期)と山本将之(山陽:33期)がどんどん強くなってもらいたい。松生は真面目で優しいです。山本はまだ自分を出していない。

若い子達が頑張って稼いで欲しいですね。

内野:トレーニング方法は?

前田:レース場では夕方に時間がある時は運動しています。柴っち(柴田健治:浜松27期)が居る時は必ず一緒に運動するようにしています。

仕事の話はもちろんですが色んな話をします。

外線の外を6周します。柴っちは、すぐ周回を減らしたがる。1周減らす為に「朝歩いたから」とよく嘘を付きます(笑)

内野:レース場での健康法は?

前田:開催中は食べる量を減らしています。お腹が空いてイライラする一歩手前の状態がレースで自分を一番発揮できる。

そうしていると開催が終わって出た時の楽しみに繋がる。

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内野:8月に伊勢崎オートでSGがありますが

前田:SGだからGIだから一般戦だからと開催の大きさに関係なく、全て同じ様に考えています。その方が目の前の1走に集中できるから。

内野:伊勢崎遠征時には必ず寄るお店があるそうですね。

前田:桜亭さんです。大学の時からお付き合いがあるお店です。お店を通じて知り合った方が沢山いるので良い報告が出来る様にレースで結果を残せたらと思っています。

伊勢崎遠征の時に必ず顔を出していますが今は行けないのでまた落ち着いたらお店に伺いたいと思っています。少しでも頑張っている姿を見せられたら喜んでくれたならと思います。

内野:昨年のSGオールスターで決勝に出場しています。

前田:SGの決勝は緊張しなかったね。

準決勝戦の前日が一番緊張する。3日目は勝負掛けになるからね。ここをクリアしないと準決勝戦には進めないので気合いが入りました。

内野:愛車「メスカリート」の由来は?

前田:由来は分からないけど師匠の岡松さん(岡松忠:山陽17期)に頂きました。未だにメスカリートの意味は教えてもらっていない。活躍出来た車名は良い結果に繋がるからともらいました。

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内野:思い出のレースは?


前田:20年走っている中では新しいけど、浜松のオールスター準決勝戦(2019年4月30日)ですね。2着でした。SGの決勝に進めたレースです。苦手な不安定走路で佐藤貴也(浜松:29期)選手に勝てた事が凄く嬉しかった。


試走から風が強くてピットの中で佐藤選手と今日の風に付いて話をしました。あの時は3コーナーにかけて追い風が吹いていました。佐藤選手が「いつもと違う風向きです。今日はいつもと違って3コーナーが流れるのですよね」と言っていた。それを頭に入れて走っていました。


もちろん地元選手だから分かる事です。皆にそれを教えて堂々と戦う姿勢が素晴らしいと思ったのも事実です。

内野:もと甲子園球児ですよね。

前田:高校2年の春の選抜で出場しました。

甲子園は小さく見えた。スタンドが凄く大きかった。2番セカンドで出場して7打数1安打でした。

最後の夏は1回戦での大敗でした。

その時の1番の思い出は「勝っても負けてもバーベキューらしいよ」と伝令が来た。これで終わる開放感がありましたね(笑)

普段厳しく縛りがあった高校生活。夏の甲子園を目指して毎日白球を追いかけていた3年間だったので自然と笑顔がこみ上げてきました。

内野:人生の思い出の一つですね。

前田:もちろん思い出にはなっています。

ただこの仕事をしている以上基本は「終わった事には興味はない。楽しい事は覚えている」ですね。

内野:選手になるきっかけは?

前田:群馬の大学に行き伊勢崎オートでオートレースを見た事です。

内野:あこがれの選手は?

前田:城戸利成(伊勢崎:11期)元選手が格好良かった。

乗り方です。やる気が伝わってくる走り方でした。

内野:試験は何回受けたのですか

前田:26期で一度不合格になり27期は年齢的に最後のチャンスでしたが受かりました。大学の友達がバイトしている所に、伊勢崎25期の岩沼靖郎選手がいました。岩沼選手の合格が刺激になったし、アドバイスも頂きました。岩沼さんにはそれからずっとお世話になっています。

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内野:師匠からの教えは?

前田:岡松さんからは練習もレースも濱野淳(山陽24期)選手を見る様に教えられた。

一緒に走っている時は濱野選手を見る様に言われました。

内野:ライバルは?

前田:まぁライバルという感じではいないなぁ。

内野:同期の存在は?

前田:あっ!こんなのでもいい?岩永清文(山陽27期)選手には負けたくないです。

多分負けないと思いますが(笑)

内野:オートレース選手で良かったと思う時は?

前田:オートレースを通じて沢山の人と出会えた事、色んな職業の人と出会えた事ですね。

特に八百屋(牛島さん)とイタリアン(佐藤さん)と書いて下さい。(笑)

開催が終わって家に帰ると一人の父親です。

選手ではない自分と付き合ってくれる人達です。

内野:レース場に必ず持って行く物はありますか?

前田:自分専用の枕です。首をよく寝違えるので。

内野:地元山陽にお客様が戻ってきました。

前田:少しずつコロナが収束へと向かってほしいです。

スタンドにファンがいると乗り手もレースに向かう気持ちも湧いてくるし、声援に応えたいと気持ちも入ります。

内野:これからの目標としては?

前田:普通でいたい。普通が難しいけどね。

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内野:今回のインタービューは新飯塚の「アンジョルノカフェ」さんに、ご協力頂きました。おすすめのメニューは?

前田:店長のおすすめが一番です。

アンジョルノは店長の佐藤夫妻の人柄が好きでお付き合いさせて頂いています。

沢山の選手にも来店いただいているのはお二人の頑張りですよ。

佐藤夫妻に出会えた事に感謝しています。

居心地は良いし食事も美味しいお店です。

レース場観戦の際はアンジョルノに、ぜひお越し下さい。

内野:オッズパークをご利用の皆様へメッセージをお願いします。

前田:今、コロナで大変な時に走らせて頂き感謝の気持ちで一杯です。

皆様の声援に少しでも応えられる様に走りますので、これからもオートレースをよろしくお願いします。


インタビュー / 内野久照

MCうっちぃ!こと内野久照 オートレース歴16年。好きな選手は浦田信輔選手。現在飯塚オートでMC、山陽オートで実況を行っています。年間約180日間選手ロッカーに潜入し取材もこなすMCです。オートレースを盛り上げたくFBでは飯塚オート盛り上げ隊、Twitterではオートレース盛り上げ隊にてロッカーフォトや選手情報配信しております。 最近では場外車券売り場にてオートレースの解説予想を披露し自腹車券勝負に挑んでいます。オートレース大好き九州男児が展開する魂の大胆予想にご期待下さい。

2020年8月11日

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