*16(土)帯広 第11R『第55回イレネー記念』 200m 19:30発走*
この世代は前半ミチシオとホクセイポルシェがけん引していましたが、涼しくなって台頭したライジンサンが4連勝と破竹の勢いです。
ヤングチャンピオンシップで重賞初制覇を果たすと、期間を開けて挑んだ翔雲賞で、1頭だけ660キロを曳きながら大接戦を制しました。
1戦ごとにどんどん強くなっているし、今回は定量戦で、他の牡馬たちと同じ690キロ。
ここも快勝して、世代チャンピオンに輝くことを期待しています。
ミチシオはデビュー早々から活躍しましたが、ナナカマド賞で9着に負けてしまいました。序盤の活躍でいつも重い重量を曳いて戦うというばんえいあるあるにハマり、まだ重賞勝利はありませんが、翔雲賞ではライジンサンに迫って僅差の2着に好走。
実力はある馬ですから、この馬も定量戦はプラス材料でしょう。
唯一の牝馬スマイルカナにも注目しています。
黒ユリ賞は圧倒的な強さを見せつけましたね。
牡馬に混じって楽な戦いではないですが、20キロ差があればチャンスはあると思います。
2連勝中と勢いに乗るコトブキテンザン、なかなか勝ち切れないものの強豪相手に差のない競馬が続くウルトラコタロウまで。
◎1、ライジンサン
〇3、ミチシオ
▲9、スマイルカナ
△2、コトブキテンザン
△4、ウルトラコタロウ
3連単フォーメーション
1-3,9-3,9,2,4 6点
*14日(木)名古屋 第11R『若草賞土古記念』 1500m 20:05発走*
オッズパーク地方競馬応援プロジェクトのメンバーである、セブンカラーズが登場します。
デビューから無敗の10連勝となるか、今回も大注目ですね。
前走は東海ダービー以来の実践でプラス10キロと体が増え、より逞しくなっていました。
初めての笠松遠征、初めての古馬対決など簡単な条件ではなかったですが、スタートを決めて馬なりで2番手に行くと、3,4コーナーで逃げるコンビーノを捉えて快勝でした。
今回は叩き2戦目、さらに動きは良くなるでしょうし、ここも無事に走って連勝を伸ばして欲しいです。
ただし相手も強力なメンバーが揃いました。
筆頭は前走でブルーリボンマイルを勝った、大井のグレースルビーでしょう。
内から先手を取って、そのまま逃げ切り勝ち。
単純比較はできませんが、2着コンビーノとの着差が0.6ですから、前走のセブンカラーズよりも離しています。
しかもセブンカラーズの外側の枠に入りましたし、スタートと先行争いがカギになりそうですね。
グレースルビーは前走でマイナス11キロと体が減っていたので、続けての長距離輸送で当日の馬体重にも注意したいところです。
3か月ぶりとなるサーフズアップも怖い存在。
昨年はユングフラウ賞を勝ち、東京プリンセス賞ではボヌールバローズやメイドイットマムといった強豪を圧倒しました。
遠征は慣れているし、この馬の決め手は脅威です。
船橋のフークエンジェルは前走の高知遠征で結果を出せませんでしたが、やはり高知の特殊な馬場は難しいですね。
遠征勢は軒並み苦戦を強いられました。
本来の力が出せれば、上位争いに絡んできてもおかしくありません。
名古屋移籍後7戦6勝のアプサラー、高知からの遠征馬モンサンラファータまで。
◎2、セブンカラーズ
〇3、グレースルビー
▲4、サーフズアップ
△9、フークエンジェル
△7、アプサラー
△6、モンサンラファータ
いよいよLJS2023笠松ラウンドです!
ケガにより長期休養していた関本玲花騎手が、この日から実践復帰。
8名でのレースが実現しますね。
*8日(金)笠松 第7R『LJS笠松ラウンド第1戦』 1400m 14:55発走*
ここは地元の深澤杏花騎手騎乗のニホンピロジャックが中心でしょう。
休み明けとはいえB級で戦ってきた馬ですから、このメンバーに入れば力上位と考えます。
ただし約半年の休み明けのため、馬体重やパドックでの気配には注意したいです。
対抗は宮下瞳騎手騎乗のテーオーマツカゼ。
前走は早め先頭から惜しくも3着でしたが、積極的なレースで次に繋がる内容だったと感じます。
笠松での騎乗に慣れている、女王・宮下瞳騎手が鞍上というのも心強いですね。
中島良美騎手騎乗のキセキタイムは先行してしぶといタイプ。スムーズに流れに乗れれば怖い存在です。
◎2、ニホンピロジャック:深澤杏花騎手
〇6、テーオーマツカゼ:宮下瞳騎手
▲3、キセキタイム:中島良美騎手
△4、テーオーライラ:濱尚美騎手
△1、アップフェリス:関本玲花騎手
*8日(金)笠松 第9R『LJS笠松ラウンド第2戦』 1400m 15:55発走*
ここはどの馬が勝ってもおかしくないメンバー構成で、非常に予想が難しいですが、佐々木世麗騎手騎乗のメイショウヒエイの安定感を信頼します。
先行、中団から競馬ができて、なかなか勝ち切れないものの、そんなに大きく負けない、というタイプ。
今回はジョッキー戦で展開が読めないので、どんな流れでも対応できそうなこの馬を中心にしました。
対抗は神尾香澄騎手騎乗のニャー。
好スタートを決めてすんなり逃げられれば、あっさりもありそうです。
内枠に入った木之前葵騎手騎乗のヨーコマイラヴも先行したいタイプですから、スタート次第で激しい先行争いになるかもしれません。
◎4、メイショウヒエイ:佐々木世麗騎手
〇3、ニャー:神尾香澄騎手
▲1、ヨーコマイラヴ:木之前葵騎手
△8、ホウオウモンスター:宮下瞳騎手
△2、オールドボンバー:深澤杏花騎手
△5、ユメミルボニータ:中島良美騎手
【年度代表馬、4歳以上最優秀牡馬、最優短距離馬】イグナイター(兵庫)
野田善己オーナー
「昨年は他にもGIを勝った馬がいましたし、ハイレベルな中で選んでいただき、本当に嬉しいです。
2年連続で年度代表馬を受賞している馬たちは伝説級の馬ばかりなので、フェブラリーステークスの結果には満足していません。
JBCスプリントを勝ち、フェブラリーステークスがあの内容でしたから、結果的にはやはり1200mが合うのだと感じています。
JBCのレース前までは若干短いかなと思っていましたが、彼をGI馬にするという目標に向かって新子先生にもご負担をお掛けしましたし、JBCのゴール前はいろいろなことが走馬灯のように蘇ってきました。
フェブラリーステークスではたくさん応援をいただいたのに、結果を出すことができず申し訳ございません。
勝ちに行く競馬でやりたいレースはできましたが、前半の3ハロンのラップを見てダメだなと...。
それでも直線入り口辺りからはどこまで粘れるだろうかという姿を見せてくれて、本当に偉い子だと思います。
もともとサウジを断念した理由が検疫馬房が確保されていないということで、その部分は完全に払しょくされたわけではないのですが、次走はドバイゴールデンシャヒーンの予定です。
僕にとっては宇宙旅行に行くような気持ちですが、勝てばNARだけではなく日本馬初(ドバイゴールデンシャヒーンでは、日本馬は2着が最高)になりますので、頑張ってきます」
新子雅司調教師
「2年連続年度代表馬を受賞するというのはなかなかできることではないので、嬉しいです。
JBCに関しては、状態も良く勝つ気満々でした。
直線抜け出してからはすごく長かったです。
いつもの3倍くらい長く感じました。
昨年の秋くらいから馬が変わって、体つきはもちろん、精神的にも大人になりました。
フェブラリーステークスは勝ちに行った結果11着でしたが、見せ場は作ってくれました。
ドバイは前々から目標にしていたレースで、今のイグナイターが行かなければ、兵庫からチャレンジする馬はいなくなってしまうのではないかと思っています。
フェブラリーステークスの借りはドバイで返したいです。
兵庫のイグナイターから世界のイグナイターになれるよう頑張ります。応援よろしくお願いいたします」
【3歳最優秀牡馬】ミックファイア(大井)
渡邉和雄調教師
「無敗で三冠を獲ることができて、とても名誉なことだと思います。
羽田盃はただただそこにたどり着けるか不安でしたが、東京ダービーは無事に行ってくれれば(勝てるのではないかと)一番緊張しました。ジャパンダートダービーは思いのほか楽しむことができましたね。直線で交わしてくれると思ったところからは、夢のような時間でした。
(ここまで活躍すると思っていた?)新馬は勝ってくれるだろうと思いましたし、2戦目のタイムも速かったので活躍はしてくれるだろうとは思いましたが、まさか無敗で三冠を勝つまでとは想像していなかったです。
(フェブラリーステークスを振り返って)全能力を出せればもう少しやれるのではないかと思いましたが、中間も少し順調さを欠いた場面がありましたし、芝スタートや内で揉まれるという初めての経験の中で、今後に希望が持てる内容だったと思います。
今年はチャレンジャーの立場で、いろいろなことにチャレンジしたいです。
最大目標は12月のチャンピオンズカップです。
そこまでパワーアップして、体調を整えて挑めるよう頑張ります。
昨年は素晴らしい応援をありがとうございました。
フェブラリーステークスでもミックファイアのぬいぐるみを持ってパドックで応援している方を見かけ、胸が熱くなりました。
まだまだ超えなければならない壁があります。これからも熱烈な応援をよろしくお願いいたします」
御神本訓史騎手
「素直に嬉しいです。
三冠が獲れるような馬が誕生するんだという想いと、その鞍上が自分だったということで2つの驚きがありますね。
羽田盃は急遽の依頼でしたが、そこから始まったミックファイアとの三冠戦線は今も色あせず自分の中に鮮明に残っています。
東京ダービーはすごく緊張しましたが、ジャパンダートダービーはあまり緊張せず、(競馬場の熱気や御神本コールなど)すばらしい雰囲気の中で三冠を達成することができました。
フェブラリーステークスでは乗り馬がいて僕が鞍上ではなかったですが、もしまた依頼をいただけるなら、そこに向けてしっかりと調整したいと思います。
たくさん応援していただき、ありがとうございます。
これからもミックファイアが走る時に、応援よろしくお願いいたします」