*25日(木)姫路 第11R『兵庫ウインターカップ』 1400m 16:05*
今年は姫路で開催され、名称も『園田ウインターカップ』から『兵庫ウインターカップ』になりました。
過去2年はナチュラリーが連覇を果たしていて、今年は3連覇が懸かるわけですが、そう簡単にはいかなそうなメンバー構成です。
内目の枠からエイシンエンジョイ、マイタイザン、ナチュラリーと逃げ馬が3頭揃いました。他にもメイプルグレイトやミカエルシチーといった先行勢がいて、前は速くなるのではないかと考えます。
本命にしたのはナリタミニスター。
昨年はもう一段階強さが増して、1400mの重賞3勝。笠松グランプリは3着だったとはいえ、勝ったエイシンエンジョイとコンマ2秒差、前走の兵庫ゴールドトロフィーは溜める競馬で4着に伸びて来ました。
脚質が自在で、先行出来るし溜めることも出来る馬。さらに間を割って伸びて来る勝負根性もあります。
今回は2か月ぶりのレースですが、このくらいの間隔であればまったく問題ないでしょう。
遠征競馬は慣れているし、姫路も経験済み。
2012年の浦和の桜花賞を勝ったコテキタイの仔ということで、最近目立つ、"地方で活躍した馬の仔の活躍"といえる一頭です。
今年初戦から、強いレースを期待します。
対抗はエイシンエンジョイ。
笠松グランプリでは厳しい展開の中、盛り返して1着と、これまでにないしぶとさを見せてくれました。
最近のレースは先行争いが激しく、相当厳しい流れを経験しています。
今回もおそらく速くなるとは思いますが、粘りが増しているので上位争いも可能ではないでしょうか。
ナチュラリーは外目の枠からのスタートで、他の馬たちとの絡みで逃げるのは難しいのではないかと考えています。
逃げられないと脆い印象があるので、先行争い次第ということになりますが、前走は姫路で快勝。
このレース連覇しているということは、時期的にも合うと思うし、外目の枠からどんなレースを見せてくれるか楽しみです。
浦和移籍後かなり成長した印象のトーセンレビュー、前走強い勝ち方だったメイプルグレイト、自分のリズムで運べれば強いマイタイザンまで。
◎3、ナリタミニスター
○5、エイシンエンジョイ
▲9、ナチュラリー
△2、トーセンレビュー
△4、メイプルグレイト
△6、マイタイザン
*25日(木)佐賀 第6R『たんぽぽ賞』 1400m 16:30発走*
3歳の九州産馬限定のたんぽぽ賞。
今年はJRAから5頭、浦和から1頭が参戦し、11頭で争われます。
まずは過去5年の傾向を探っていきましょう。
2020年の勝ち馬はトキノノゾミ。当時は川崎所属、たんぽぽ賞始まって以来の南関東所属馬による勝利でした。
たんぽぽ賞では初めての長距離輸送、初めての佐賀コースでしたが、いきなり結果を出してくれましたね。
2着だったウィンウィンボルトは佐賀所属馬で、ミヤマキリシマ特別は2着、
3着カシノピアレスはノカイドウ特別で6着、
この時1番人気だったテイエムヤマカゼは、初ダート初佐賀で5着でした。
2019年はノカイドウ特別を勝ったエリーバラードが1番人気に応えて勝利。
2着は初佐賀だったダンツブライト、
3着はノカイドウ特別3着だったウマカモンでした。
2018年はミヤマキリシマ特別を勝ったカシノランペイジが3番人気で勝利。
1番人気は初ダート初佐賀だったコウエイユキチャンで2着、
3着はノカイドウ特別を勝ったヒトモジノグルグルでした。
2017年は初佐賀だったテイエムヒッタマゲが勝利。
2着はノカイドウ特別を勝ったテイエムチューハイ、
3着は初佐賀だったテイエムソッキュウでした。
2016年はミヤマキリシマ特別を勝ったナンゴクロックオンが3番人気で勝利。
2着はノカイドウ特別で2着だったヨウエン、
初佐賀だったカシノエイシは1番人気3着でした。
こうして振り返ってみると、やはり昨年の結果はかなりトリッキーだと言えるのでは。
昨年はミヤマキリシマ特別を勝った馬がたんぽぽ賞には出走しなかったので、基本的にはノカイドウ特別かミヤマキリシマ特別を勝った馬が必ず上位に絡んで来ると考えていいでしょう。
さらに今年は全馬がミヤマキリシマ特別かノカイドウ特別に出走しているので、この2つのレースが例年以上に重要になりそうです。
今年はノカイドウ特別を勝ったイロエンピツと、ミヤマキリシマ特別を勝ったアイアンムスメが共に参戦。
走破タイムもほとんど変わらないので力の比較が難しいところですが、一度騎乗している上に山口勲騎手騎乗ですから、アイアンムスメを本命にします。
しかも、ミヤマキリシマ特別は初の佐賀というだけではなく初ダートでした。
それでいきなり上手なレースをしたわけで、ダート2度目の今回はさらなる飛躍を期待します。
ノカイドウ特別を勝ったイロエンピツは、飛田愛斗騎手騎乗。
昨年10月にデビューし、すでに45勝(2021年2月23日現在)を挙げる活躍ぶりで、今年に入ってからはリーディング上位争いを演じています。
現在は2位ですが、Mr.ほとんどパーフェクト山口勲騎手を抑えて1位にいた時期もあったほどで、今回は初重賞制覇の大きなチャンスでしょう。
初の佐賀遠征で2着だった浦和のミスターウラノフ、休養明け3戦目となるシーフードパイセン、佐賀勢ではたんぽぽ賞チャレンジトロフィー1,2着だったテイエムサツマッコとテイエムサツマオーに注目しています。
◎10、アイアンムスメ
○11、イロエンピツ
▲7、ミスターウラノフ
△9、シーフードパイセン
△5、テイエムサツマッコ
△2、テイエムサツマオー