*29日(日)高知 第7R『御厨人窟賞』 1400m 18:10発走*
グリーンチャンネル「アタック!地方競馬」の中で、"令和の高知三強"と呼んでいるサクラレグナム、スペルマロン、ウォーターマーズの3頭が揃って出走して来ます。
その中でも本命はサクラレグナム。
同じ距離の大高坂賞では、昨年よりも1秒近く速い時計で連覇達成。
マイルのだるま夕日賞では、2頭に先着を許し3着に敗れましたが、出遅れて自分から押し上げていき、見せ場を作ったのはさすがの実力。
負けて強しの内容だったと思います。
黒船賞でも「2着あるか?!」という激アツなレースぶりで4着。
1400mならば、この馬が抜けて強いのではないでしょうか。
スペルマロンとウォーターマーズはどちらを上にするか悩むところですが、今回はスペルマロンにしました。
調教では気性的に難しいところがあるそうですが、レースは安定していて、高知では9戦して8連対。
唯一連対を外したのは黒船賞ですから度外視でいいでしょう。
ここも安定して力を発揮してくれると思います。
ウォーターマーズは西川騎手をして「この年になって、試練を与えられている」と言わしめるほどの馬。
スタートしてからゴールまでずっと追いっぱなしで、渋太く脚を使います。
それでも、1300mの黒潮スプリンターズカップを勝ったように、だいぶスピードに乗るのが早くなった印象です。
前走の黒船賞はさすがにペースが速く、ついていくのが厳しかったですが、地元同士になれば好走必至でしょう。
ツクバクロオーは大高坂賞5着に終わりましたが、スタート直後にゴチャつく場面もありました。
現在の2連勝は強い内容だし、すんなり好位外に付けられれば、渋太く伸びる馬。
前半のポジション取りがカギになりそうです。
◎6、サクラレグナム
○10、スペルマロン
▲7、ウォーターマーズ
△3、ツクバクロオー
*26日(木)名古屋 第11R『若草賞』 1400m 16:20発走*
今年の若草賞は相当な好メンバーが集まりましたね!
その中でも本命にしたのは兵庫のステラモナーク。
現在3連勝中で、特に今年に入ってからの2戦があまりに強すぎました!!
園田クイーンセレクションは7馬身差の圧勝で、時計もかなり速かったのですが、
続く園田ユースカップではさらにその時計を縮めて来ました。
時計が速い馬場状態が続いているとはいえ、12月の兵庫ゴールドトロフィーよりも速いって...
これはかなりの衝撃&驚きでした。
今回は初めての遠征、初めての名古屋ということですが、
自分の競馬が出来れば相当強いレースをしてくれるのではないかと思っています。
対抗は船橋のポピュラーソング。
前走のユングフラウ賞は、ハイペースで先行勢総崩れの中、長くいい脚を使って伸びて3着でした。
展開が向いたとはいえ、あのメンバーで好走したのはさすがです。
長距離遠征は盛岡、園田と経験済み。
笹川騎手が騎乗出来ないのは残念ですが、代打が戸部騎手ならばまったく問題なし。
小回りの名古屋でどんな競馬を見せてくれるか楽しみです。
3番手は川崎のミステリーベルンにします。
東京2歳優駿牝馬からの休み明けですが、門別フローラルカップ、金沢シンデレラカップの勝ち馬。
先行力もあるので小回りの名古屋は合いそうです。
オノユウの仔バブルガムダンサーも休み明けですが、栄冠賞を勝ち、南関東の重賞でも頑張って来ました。
実際、もう少しやれる馬だと思うし、体型的にもさらなる成長が見込めるのではないかと期待しています。
ここまで遠征馬ばかり挙げて来ましたが、東海勢ではノビルメンテに注目。
デビュー3連勝から前走は初重賞挑戦で惨敗しましたが、これはいい経験になったはず。
メンバーは強いですが、まだまだ底を見せていないと思っています。
◎2、ステラモナーク
○1、ポピュラーソング
▲8、ミステリーベルン
△7、バブルガムダンサー
△3、ノビルメンテ
*22日(日)高知 第5R『土佐春花賞』 1300m 18:10発走*
今年はかなりの好メンバーが集結して難しい一戦ですが、金の鞍賞、土佐水木特別で1,2着だった2頭を中心に考えます。
本命はレインズパワー。
デビューからここまで9戦して、連対を外したのはエーデルワイス賞のみという堅実派。
高知移籍後は4戦3勝で唯一負けた相手は古馬ですから、この世代の中心的存在です。
レースが上手だし、1300mに距離が短縮になることも問題なし。
ここも安定感抜群のレースを期待しています。
リワードアヴァロンはグランシュヴァリエ産駒ということで、デビュー時から注目していた馬。
門別で2勝を挙げ、高知移籍後は1勝のみですが、金の鞍賞で2着、土佐水木特別でも2着と奮闘しています。
2戦共に負けた相手はレインズパワーで、1馬身差だったのですが、金の鞍賞よりも土佐水木特別の方が渋太さが増した印象。
この短期間の間に成長を感じました。
おそらくはもう少し距離が合った方が、より良さが活きそうなイメージがありますが、引き続きレインズパワーと好勝負して欲しいです。
フルゴリラはJRA未勝利から転入して来て3連勝。
特に前走負かした相手は、JRAオープン勝ちもあるトラキチシャチョウ。
3着以下を大差離しての2頭の勝負で、クビ差競り勝ったのは大きな収穫ではないでしょうか。
クラス的にはC3だし、タイムも平凡なものですが、レース内容を見るといきなり重賞でも戦えるのではないかと感じます。
フリタイムは高知移籍後なかなか勝ち星が挙げられずにいましたが、前走久しぶりに逃げる形で圧勝して見せました。
引き続き赤岡騎手が乗るというのも魅力だし、前走のように先手を主張するのか注目しています。
兵庫の下原騎手鞍上のレイニーウェイはJRA未勝利からやって来て、今回と同じ1300m戦を2戦続けて圧勝。
先行馬が多数いるので、どのくらいの位置が取れるかがポイントになりそうです。
◎3、レインズパワー
○8、リワードアヴァロン
▲6、フルゴリラ
△7、フリタイム
△5、レイニーウェイ
➅魚住 謙心(うおずみ けんしん)
金沢競馬場 鋤田誠二厩舎
大阪府和泉市出身 17歳
父が競馬ファンで、阪神競馬場によく連れて行ってもらいました。
小学校6年生から乗馬を習っていて、中学生の時に騎手になりたいと思いました。
金沢競馬場を希望した理由は、若手にチャンスが多いイメージがあるからです。
吉原寛人騎手は普段からカッコいいんですけど、南部杯の騎乗はすごくカッコ良かったです。
道中の折り合いも、追い込みも迫力があって、馬が動いているなと。
青柳正義騎手には攻め馬の時によく教えていただいて、脚の使い方や馬上でのバランスを詳しく教えてくれました。
地道にコツコツと努力を続けることが得意なので、これからも努力を惜しまず日々精進します。
⑦深澤 杏花(ふかざわ きょうか)
笠松競馬場 湯前良人厩舎
兵庫県赤穂郡上郡町出身 18歳
小学校4年生くらいの時に、たまたま配っていたチケットをもらって、体験乗馬をしたのがきっかけで、中学1年生くらいまで乗馬をしていました。
2,3歳の頃から水泳(背泳ぎ)をしていたので、途中までは掛け持ちしていたんですけど、中学3年までは水泳に打ち込もうと思っていました。
最初は牧場で働きたいなと思っていたんですけど、たまたまテレビでレースを見て、騎手という職業があるということを知り、目指してみたいなと思うようになりました。
笠松競馬場のみなさんはとても優しくて、いろいろなことを教えていただきました。
周りの方から信頼していただけるよう頑張ります!
⑧細川 智史(ほそかわ さとし)
名古屋競馬場 角田輝也厩舎
鳥取県境港市出身 20歳
高校2年生の時に、5つ年上の兄に米子ウインズに連れて行ってもらった時、モニターで見たジョッキーの姿がカッコ良くて、騎手になりたいと思いました。
センターの受験は1回落ちたんですけど、2回目で合格することが出来ました。
体を動かすことが得意で、中1から高3まではテニスをしていて、高3で一旦部活が終わった後は、駅伝に出場するために陸上部で練習していました。
競馬場実習ではいろいろな方にお世話になって、特に岡部誠騎手や柿原翔騎手にいろいろなことを教えていただきました。
まだまだ至らない部分も多いですが、お世話になった方々に恩返し出来るよう精いっぱい精進します。
③田中 洸多(たなか こうた)
大井競馬場 荒井朋弘厩舎
宮城県仙台市出身 17歳
小学校2年生くらいの時に、母が乗馬クラブのチケットをもらって来てくれて、体験乗馬をしたのがきっかけで乗馬を始めたんですけど、東日本大震災の時に乗馬クラブも大きな被害を受けてしまったんです。
1年後に乗馬クラブがあったところに行ってみて。行きはたんぽぽとか摘んでルンルンだったんですけど、帰りは涙が止まらなくなってしまいました。
結局、しばらく馬から離れていたんですけど、もう一度馬に関わりたいなと。そこからまた別の乗馬クラブで馬に乗っていました。
荒井厩舎所属になったのは、祖父が馬主をしていて、その縁で所属させてもらえることになりました。
先生は優しいですし、厩務員さんたちもとてもよくしてくれて、すんなりと馴染むことが出来ました。
実習中印象に残っている馬はクルセイズスピリツです。
見た目は小柄なんですが、踏み込みが力強くて、すごくしっかりしていました。
真島大輔騎手や、西啓太騎手にいろいろなことを教えていただきました。
真島騎手のような力強く魅せる騎乗が出来るようになりたいですし、西騎手も騎乗はもちろん、普段の人とも接し方などもとても勉強になりました。
小林の新人記録を出した西さんの初年度勝利数を越えられるよう頑張ります!
④池谷 匠翔(いけたに たくと)
川崎競馬場 内田勝義厩舎
神奈川県川崎市出身 18歳
騎手を目指したきっかけは、小学校6年生の時に父の知り合いの馬主さんに北海道に連れて行っていただいたり、体が小さいから騎手に合っているんじゃないかと言われたことです。
僕が「騎手になりたい」と言ったら父が部屋の一つをトレーニング部屋にしてくれて、とても協力してくれました。
競馬場実習で印象に残っている馬はミナミンです。
最初に乗せてもらったころから、だんだんと成長することを感じさせてくれました。
内田先生は厳しいですが、いろいろなことを教えていただきました。
厩務員さんたちはジョッキー出身者が多く、乗ることだけではなく馬の扱いについてもとても勉強になりました。
同期には負けたくないですが、デビューしたら自分との戦いだと思っているので、自分に負けたくないですね。
諦めずに追える騎手になりたいです。
⑤古岡 勇樹(ふるおか ゆうき)
川崎競馬場 岩本洋厩舎
福岡県北九州市出身 19歳
小学校4年生の時に、両親に小倉競馬場に連れて行ってもらったことがきっかけで、騎手を目指すようになりました。
小倉の乗馬センターに通って乗馬をするようになりました。
岩本厩舎はみんな仲が良く、実習の最後にはヒカリオーソに乗せていただきました。
背中が柔らかくて、1歩1歩弾力があり、他の馬にはない走りだなと感じました。
池谷くんとは同期で同じ競馬場なので、いろいろ比べられると思いますから、負けないよう頑張ります!
川崎だけでなく地方競馬全体を盛り上げていける騎手になりたいです。