*30日(木)姫路 第10R『白鷺賞』 2000m 15:50発走*
姫路競馬場での久しぶりの重賞開催。
園田金盃を制したタガノゴールドの存在が抜けていると考えます。
これまで重賞6勝を挙げ、特に2000m以上の長距離でより強さを発揮する印象。
それでも1870mの園田金盃を勝ち切るところは力の証明ではないでしょうか。
現在は調教中の走り方が変わり、それがレースでの安定感に繋がっていると新子調教師が仰っていました。
当初は1月3日の川崎・報知オールスターカップを視野にというお話もありましたが、総合的に判断して遠征を自重。
しっかりと挑戦を積んでここに臨んで来ました。
園田よりも広いコースの姫路は、この馬の末脚に持ってこい。
明け9歳になりましたが、まだまだ元気いっぱいな走りを見たいし、まずは今年の初戦をいい形で飾って欲しいです。
対抗は新春賞を勝ったエイシンニシパ。
吉村騎手が勝ちパターンに持ち込み、人馬ともに強いレースでした。
以前は走りに集中し切れなかったそうですが、年齢を重ねたことで前向きさが出たと橋本忠明調教師。
明け7歳ですが、まだまだ衰えは見られないし、好位から上手に立ち回れるので、大きく崩れることはないと思っています。
グルームアイランドも明け9歳。
川崎の報知オールスターカップを勝った頃のような勢いはさすがにないけれど、昨年は3連勝して古豪健在をアピール。
2000mの中日杯でも2着に入ったし、今でも重賞で戦えるところを見せました。
いろいろな経験を積んでいるので、姫路遠征もまったく問題ないでしょう。
移籍初戦のトレジャーマップ、兵庫クイーンカップ2着のスターリングブルスまで。
◎4、タガノゴールド
○3、エイシンニシパ
▲5、グルームアイランド
△12、トレジャーマップ
△2、スターリングブルス
*23日(木)笠松 第9R『ゴールドジュニア』 1600m 15:50発走*
ここはインザフューチャーの能力が抜けていると考えます。
デビュー3連勝でゴールドウィング賞を制し、前走の新春ペガサスカップはエムエスオープンの2着に敗れましたが、相当なハイペースでした。
前半4ハロンが49.7で、後半が55.9。上がりの方が6秒も遅いんですよね。
このレースは負けて強し、よく2着に逃げ粘ったと思います。
今回はエムエスオープンは不在。
初めての笠松になりますが、先行力があるので特に問題はなさそうです。
ここは圧倒的なスピードで逃げ切って欲しいと思っています。
対抗はフクダイトウリョウにしました。
ここまで10戦2勝、唯一の重賞経験はゴールドウィング賞3着で、インザフューチャーとエムエスオープンに8馬身離されてのもの。
この2頭に対してはちょっと力差がはっきりしているかなと思いますが、中団から渋太い脚を使える馬で安定感があります。
前走はJRAの2歳1勝クラスに挑戦して後方追走から14着と惨敗しましたが、新しい環境で強い馬たちに揉まれたことは、
さらなる成長を促す刺激になったのではないでしょうか。
鞍上は岡部誠騎手だし、インザフューチャー以外とは力差はないと思うので、どんな競馬を見せてくれるか楽しみです。
ユーセイシューターは勝ち星は新馬戦の1勝のみですが、ゴールドウィング賞5着、新春ペガサスカップ3着と重賞でも力を示しています。
この馬も中団辺りから競馬をするので、インザフューチャーの速いペースになった時、末脚を発揮しやすい展開になりそうです。
秋風ジュニアを制しているダルマワンサは1600mも十分守備範囲、
ムスターファは前走惨敗していますが、2走前は大差勝ちをした馬なので、巻き返しもあると考えます。
◎7、インザフューチャー
○1、フクダイトウリョウ
▲6、ユーセイシューター
△3、ダルマワンサ
△8、ムスターファ
*19日(日)高知 第7R『大高坂賞』 1400m 18:10発走*
ここは昨年の覇者サクラレグナムが圧倒的な存在と考えます。
前走の兵庫ゴールドトロフィーでは、見せ場十分の3着に健闘。
一瞬、「勝つのでは?!」と思うほどのレースを見せてくれました。
高知のレースで地元勢に先着されたのは建依別賞のケイマのみ。
ケイマはこれまたけた違いにしても、他の地元馬同士ではちょっと格が違うかなと思います。
ここをいい形でクリアして、黒船賞へと繋げて欲しいですね。
対抗以下が大混戦の様相。
迷うところではありますが、大晦日の高知県知事賞でマッチレースを演じたスペルマロンとウォーターマーズに注目しています。
スペルマロンはJRA3勝の実績があり、高知移籍後は5戦4勝。
前走は初の2400m戦を勝ち切りました。
ウォーターマーズとはクビ差で、大きな力差はないと思っていますが、距離が一気に短縮になって1400mで戦うとなると、
この馬の機動力の方が上かなと。
ウォーターマーズはバテないけれどなかなかやる気スイッチが入らない馬ということで。
西川騎手が追って追ってエンジンが掛かる馬なので、1000mの距離短縮でどこで反応出来るかがポイントでしょう。
2017年のアンタレスステークス勝ちがあるモルトベーネは、地方移籍後まだ本領発揮とはいかないところ。
実力のある馬なので、軽視は禁物と考えます。
もう1頭の実績馬ピオネロも怖い存在です。
もっと印を付けたい馬がいますが印が足りないのでここまでにします。
◎7、サクラレグナム
○8、スペルマロン
▲2、ウォーターマーズ
△10、モルトベーネ
△9、ピオネロ
*16日(木)名古屋 第11R『マイル争覇』 1600m 16:05発走*
さてさてかなり悩ましいメンバーです。
どの馬もいいところとマイナス面があって、本命に推しずらいところ...
心情的にはもちろん我らがサムライドライブに期待しています!
今は逃げなくても渋太い脚を使えるけれど、3走前のパールオープンの走りを見てもやっぱり逃げた方がより粘れるタイプ。
今回はエムエスクイーン、ポルタディソーニという強力な先行馬がいますが、その中で最内枠に入ったのはプラス材料と考えます。
約2か月期間が開きましたが、もともと鉄砲は利くタイプ。
混戦模様のメンバー構成なので、ぜひとも先行して渋太い脚を見せて欲しいです。
宮下瞳騎手とのコンビでお馴染みのポルタディソーニも、とにかく渋太い馬。
最近は逃げていないし、それでも強敵相手に善戦するのはさすがです。
今回は外枠に入りましたが、今のポルタディソーニならば問題ないでしょう。
兵庫からの遠征馬はどちらを上に取るか迷うところですが、園田移籍後5戦4勝と勢いのあるエイシンデジタルを上に考えます。
前走はJRA交流戦で、中団からの差し切り勝ち。
上位2頭を前に行く馬にしたので、先行勢がやり合うような展開になればこの馬の末脚は脅威です。
もう1頭の兵庫からの遠征馬スターリングブルスも先行脚質。
大外に入ったのは気になりますが、前走はA1クラスで逃げてハナ差粘り込みました。
全半のペース次第ではありますが、小回りの名古屋では前に行けることはプラスでしょう。
金沢からの遠征馬タンクティーエーは東海菊花賞では大きく崩れてしまいましたが、ダービーグランプリで2着に来た実力馬。
抜けた存在がいないここは、軽視は出来ないと考えます。
力のあるアンタエウスも抑えたいので、今回はいつもより1つ印多めでいきます。
エムエスクイーンを無印にするのは怖いのですが...印が足りないので今回は仕方なし。
◎3、サムライドライブ
○11、ポルタディソーニ
▲5、エイシンデジタル
△12、スターリングブルス
△2、タンクティーエー
△9、アンタエウス
園田・姫路競馬で今年最初の重賞だった新春賞をエイシンニシパで制した橋本忠明調教師。
さらに1月9日の笠松・白銀争覇をエイシンエンジョイが勝利し、すでに今年重賞2勝を挙げています。
「先生、写真お願いします」と言ったら、近くにいたスポニチの池永記者を誘って、お2人でパチリ☆
お話を伺ったのは1月8日だったので、エイシンニシパのことを中心にお聞きしました。
赤見:新春賞、おめでとうございます!エイシンニシパはこのレース3勝目。長く活躍していますね。
橋本:ありがとうございます。明け7歳ですけどまったく衰えはないですし、今の方が走りに集中出来ている感じです。
以前はなかなか仕上げ切れない部分があったし、気持ちも走ること以外に向いていたんですけど、年齢を重ねて前向きさが出たというか、
レースに真面目になって来ましたね。
赤見:今年もまだまだ活躍が期待できそうですね。
橋本:そうですね!今年も重賞戦線でいい勝負してくれると思います。
赤見:お正月開催ではジンギも勝ちました。一時期勝ち切れないレースが続きましたが、完全復活と考えていいでしょうか?
橋本:ジンギは夏負けが堪えました。なかなか状態が上がってこなかったのですが、今はいい状態です。
格付けになってB1、A2と連勝しましたから、あと1つ勝てば重賞戦線に出られるので、この馬も楽しみですね。
というお話でした。
そして次の日に白銀争覇で圧勝するわけですから、今年はものすごいスタートダッシュを決めましたね。
今後の動向にも注目していきます!