*31日(火)門別 第11R『ブリーダーズゴールドジュニアカップ』 1700m 20:40*
この時期の2歳重賞はキャリアが浅くて比較が難しい!!
毎年2歳馬のレベルが高い門別。今年も熱いレースを期待しています。
まず本命にしたのはイッキトウセン。
デビュー戦だったフレッシュチャレンジ、前走の王冠賞と連勝中です。
前走は先団を見る形で進み、3,4コーナーで内から上がって行くと、直線は間を割って伸びて行きました。
まだキャリア2戦目の馬としては、かなり上手な勝ち方だったのではないでしょうか。
今回一番の課題は一気の距離延長でしょう。
昨年までは内回りの1600mで実施され、サザンヴィグラスは栄冠賞→ブリーダーズゴールドジュニアCと連勝しています。
しかし、今年は外回りの1700mへと距離が延びました。
レースぶりから、まだまだ距離が延びても対応できそうな走りだと感じたので、500m延びても十分戦えると思っています。
対抗はサクセッサー。
前走デビュー戦のスーパーフレッシュでは、少し押してハナに立つと、向正面で一気に減速するようなそぶりを見せ2番手に。
何かに物見をしたのか、外から来た馬に驚いたのかはわかりませんが、スムーズさを欠いてしまいました。
しかし!
外に切り返すと直線では力強く抜け出して勝利!!
かなりの能力を見せつけました。
新馬戦から深いブリンカーを付けていたし、内容的にもちょっと乗り難しそうなところはありますが、
1700mで勝っていること、そして能力の高さを考えると重賞でもいきなり勝負できるのでは。
3番手評価にしたのは、これまたデビュー戦を勝ったばかりのマイティウォーリア。
少し押してハナに立つと、終始体を併せる形で進みます。
直線半ばまでマッチレースのようになりましたが、最後は突き放して5馬身差での勝利。
楽な形ではなかったですが、強い競馬でしたね。
今回は一気の距離延長になりますが、どこまで戦えるか楽しみな存在です。
栄冠賞で3着だったステッペンウルフ、栄冠賞では崩れたものの1700mのオープン特別で楽勝したホワイトヘッドまで。
◎8、イッキトウセン
〇4、サクセッサー
▲2、マイティウォーリア
△9、ステッペンウルフ
△5、ホワイトヘッド
*29日(日)盛岡 第12R『せきれい賞』 芝2400m 18:10発走*
地方唯一の盛岡芝で、長丁場の2400m戦。ここは芝実績とスタミナを重要視したいと思います。
まず本命にしたのはサンエイゴールド。
昨年のこのレースでは、好位から早めに動いて行き、ブレイズアトレイルの追撃をクビ差凌いでの勝利。
一昨年は惜しくも0.1秒差の3着に敗れましたが、見事雪辱を果たしました。
この舞台はベストと言えるし、あとは相手関係でしょう。
今年初戦のOROターフ特別で、移籍初戦のエイシンエルヴィンに4馬身千切られたことは気になりますが、
あの時は約5か月ぶりのレースだったし、今回はそこから距離が延びて2400mになることもプラス。
同じ舞台のかきつばた賞では今年も圧勝しているし、ここは連覇濃厚と考えます。
対抗はエイシンエルヴィンと迷いましたがスタークニナガにしました。
前走のオパールカップでは、勝負所で馬なりで2番手まで進出すると、直線そのまま突き抜ける強い競馬で勝利。
今回は古馬との戦い、さらに距離が一気に延びることもあり、克服しなければならない条件がありますが、
これまでの芝のレースを見ると十分通用するのではと思っています。
エイシンエルヴィンは移籍初戦でサンエイゴールドに完勝し、その能力の高さを見せつけました。
かきつばた賞では、逃げて交代でつつかれる形になり、かなり厳しい展開に。
勝負所での手ごたえの感じを見ると、もう少し短い距離の方がさらに良さそうですが、あそこまでつつかれなければもっと踏ん張れると思います。
能力がかなり高いし、展開次第ではあっさりもあるかもしれません。
兵庫から遠征のレオニーズはJRA時代に阪神芝2400mで勝ち星があり、芝で一変する可能性も。
同舞台のサファイア賞を制しているブラックロードまで。
◎2、サンエイゴールド
〇1、スタークニナガ
▲11、エイシンエルヴィン
△5、レオニーズ
△7、ブラックロード
*27日(金)園田 第11R『兵庫サマークイーン賞』 1700m 20:00発走*
グランダム・ジャパン古馬シーズンの4戦目で、例年以上にいいメンバーが集まった印象です。
本命にしたのは高知のディアマルコ。
佐賀ヴィーナスカップを勝ち、現在地方所属馬第1位の15ポイントを保有。
このレースは2年連続勝利していて、今年は3連覇が掛かります。
一昨年は、逃げるトーコーヴィーナスをクビ差抑えての差し切り勝ち。
昨年は自ら逃げる強い競馬で連覇を果たしました。
園田はかなり相性がよく、他にも2016年にのじぎく賞を勝ち、牡馬相手の西日本ダービーでも2着。
これまで4戦3勝2着1回とパーフェクト連対中。
前々走の佐賀ヴィーナスカップは半馬身差での勝利でしたが、直線で加速してからは勢いがあり、ゴール前は着差以上に余裕を感じました。
今年はかなりの強敵が集まりましたが、引き続き注目の存在でしょう。
対抗はステップオブダンス。
昨年の関東オークスで3着に入り、ユングフラウ賞、ロジータ記念を勝った馬。
このメンバーに入っても実績上位です。
今回は約5ヶ月ぶりの休み明けになりますが、ロジータ記念でも同じく5ヶ月ぶりで強い競馬をしているので問題ないでしょう。
カギは初めての長距離輸送と、超小回りの右回り。
この2つをクリアできれば、能力からいってアッサリもあると考えます。
3番手評価は地元兵庫のナナヨンハーバー。
園田で長く活躍している馬で、重賞勝ちはないものの、前々走佐賀ヴィーナスカップで2着。
自分から仕掛けていく競馬で、ディアマルコに半馬身差まで食い下がりました。
3コーナーでエンジンが掛かってからのスピードは素晴らしかったし、重賞でも十分通用する力を持っている馬。
もう少し楽に流れに乗れたら最高ですが、地元の利を活かして積極的なレースを期待しています。
古馬重賞初挑戦となる大井のアクアレジーナ、長期休養明けを叩いた実績馬トーコーヴィーナスまで。
◎4、ディアマルコ
◯6、ステップオブダンス
▲8、ナナヨンハーバー
△1、アクアレジーナ
△9、トーコーヴィーナス
*26日(木)門別 第12R『王冠賞』 1800m 20:40発走*
ホッカイドウ競馬3歳三冠の最終戦。
今年の中心はやはりサザンヴィグラスでしょう。
一冠目の北斗盃は2番手から早め先頭で7馬身ぶっちぎり、北海優駿でも人気を集めたものの、まさかの7着惨敗。
3コーナーまではいつものようにバツグンの手ごたえで進み、一時は先頭も伺う勢いがありましたが、4コーナーを回る頃には脚が上がり、直線は失速してしまいました。
もともと五十嵐騎手が、「マイルがベストだと思う」と話していたように、2000mはさすがに長かったという印象です。
今回は1ハロン距離が短くなる1800戦。
それでも多少長い気はしますが、北海道2歳優駿で3着に踏ん張った距離ですから、なんとかこなしてくれるのではないでしょうか。
しかも、しばらくマイル戦を使って来ての2000mだった前走と違い、2000の流れを経験してからの1800mですから、前走よりも流れに乗りやすいのではないかと考えます。
北海優駿の悔しさをぜひとも三冠目で晴らして欲しいです!
対抗はけっこう迷ったのですが、牝馬ビジネスライクにしました。
重賞では勝ち星こそありませんが、これまで3度の2着があります。
一冠目の北斗盃ではサザンヴィグラスに唯一くらいついていき、最後は止まってしまったものの2着。
勝ちに動いて後ろに差されなかったのですから、負けて強しのレースでした。
北海優駿は初の2000m戦で、伸びて来たものの4着に負けてしまいましたが、1800mになる今回は十分巻き返し可能でしょう。
3番手評価は牝馬クロスウィンド。
2歳時のブロッサムカップでは、ビジネスライクをクビ差退けて重賞制覇を果たしました。
北斗盃では中団からズルズル下がって大差負けを喫してしまいましたが、前走の北海優駿では、好位内から3コーナーで先頭に立つ積極的な競馬を展開。
最後の叩き合いでカツゲキジャパンにクビ差及ばずでしたが、ダービーの舞台で素晴らしいレースを見せてくれました。
引き続きここでも注目の存在でしょう。
北海優駿を内からのロングスパートで差し切ったカツゲキジャパン、南関東の重賞戦線で揉まれて来たマッドドッグまで。
◎7、サザンヴィグラス
〇2、ビジネスライク
▲5、クロスウィンド
△1、カツゲキジャパン
△10、マッドドッグ
*22日(日)佐賀 第12R『吉野ヶ里記念』 1400m 18:10発走*
本命は迷いなくウルトラカイザーにします。このメンバーでは実績、能力ともに断然でしょう。
今回もここ2戦連勝している1400m戦で、この時負かしているメンバーが多数。
前走も早め先頭で後続を7馬身千切る大楽勝でした。
いろいろな条件を考えても、ちょっと死角は見当たらないのではないかと思っています。
逆に難しいのが2着3着候補。
どの馬も一長一短という感じで判断に迷うところ。
直近でウルトラカイザーにドカ負けしている馬は推しずらいので、対抗はサンマルドライヴにしました。
JRA1勝から佐賀にやって来て、大きく崩れたことはありません。
前走の佐賀王冠賞ではスーパーマックスに離されたものの、3番手から渋太い脚を使って2着に入りました。
単純比較はできませんが、佐賀スプリングカップではウルトラカイザー(5着)と0.4差だったし、十分上位争い可能と考えます。
マサヤは前々走で2着とはいえ、勝ったウルトラカイザーとはアタマ差でした。
今年に入って大きく崩れたのは、休み明け&2000mだったはがくれ大賞典のみ。
スピードのある馬で、1400mはベストの舞台ではないでしょうか。
逃げて自分でレースを作れるこの馬にとって、今回は絶好の1番枠。
重賞勝ちからしばらく遠ざかっていますが、去年の吉野ヶ里記念の時のようなレースができれば連覇もあるかもしれません。
JRAオープンで頑張っていたオウノミチ、安定感のあるリトルカントリーまで。
◎9、ウルトラカイザー
〇4、サンマルドライヴ
▲1、マサヤ
△8、オウノミチ
△3、リトルカントリー