*31日(火)門別 第10R『北海道2歳優駿』 1800m 20:00発走*
このレースはJRA勢と北海道勢が互角の戦いを演じています。
昨年はエピカリスのあまりの強さに圧倒されましたが、今年は例年通り互角の戦いができると思います。
特に今年は北海道勢が強い!
エーデルワイス賞では上位を独占しましたし、函館や札幌に遠征して芝でも活躍。
南関東でも重賞を勝っているし、例年以上に強さが目立っている印象です。
ということで、本命にしたのは北海道勢の筆頭ヤマノファイト。
栄冠賞ではサザンヴィグラス、ハッピーグリンに伸び負けて3着となりましたが、中央遠征を挟んで挑んだイノセントカップで初重賞制覇。
続くサンライズカップは初めての1700m戦でしたが、内から渋太く伸びて、ハッピーグリン、サザンヴィグラスの強敵を退けて重賞2連勝。
ここに来てさらに力を付けました。
前走は道中でけっこう気合をつける場面があり、それを考えると距離が延びるのもプラスでしょう。
ここのところ馬体重の増減が大きいところが気になりますが、今の力ならばここでも上位争いしてくれるのでは。
対抗はサザンヴィグラス。
栄冠賞、ブリーダーズゴールドジュニアカップと連勝した時には、この世代のトップはこの馬!と思わせる強さがありました。
ただ、ベストはマイルまでということで、距離が延びたサンライズカップでは、手ごたえほど伸びることができませんでした。
今回はそこからさらに1ハロン延びるのがカギ。
力はある馬だし、レースも上手なので、大きく崩れることはないと思っています。
対抗と同じくらい評価しているのがハッピーグリン。
ここまで7戦して、すべてが馬券圏内という堅実派です。
その7戦の中には札幌のコスモス賞、すずらん賞も入っていますから、芝ダート問わず高いレベルで結果を出していますね。
前走のサンライズカップも後方からいい伸び脚で2着。
勝ったヤマノファイトとは内外の差もあったと思います。
北海道2歳優駿で活躍する北海道馬は基本的にサンライズカップ上位組が多く、この3頭が揃っていいレースを見せてくれたら嬉しいです。
JRA勢はドンフォルティスが筆頭でしょう。
前走のヤマボウシ賞は、スタートこそいまいちでしたが、そこからスルスルと好位後ろに取りつき、直線でエンジンが掛かってからの末脚は素晴らしかったです。
門別は地方の中では広くて直線も長いコース。
この馬の脚質が活きそうです。
プラタナス賞で3着に追い込んだフィールシュパース、前走未勝利勝ちしたムルシェラゴまで。
◎8、ヤマノファイト
〇6、サザンヴィグラス
▲4、ハッピーグリン
△7、ドンフォルティス
△2、フィールシュパース
☆9、ムルシェラゴ
*26日(木)園田 11R『兵庫若駒賞』 1400m 15:55発走*
勝ち馬にはオオエライジン、エーシンクリアー、トーコーヴィーナスといった兵庫を代表する馬に育った馬たちがズラリ。
未来優駿の名にふさわしい出世レースと言えるでしょう。
まず本命にしたのはアゼツライト。
デビューから3戦は逃げ切り勝ちで連勝を重ね、前走は初めて控える形で3着に負けてしまいました。
しかし、スタートして他の馬が行く気なので控えて外に切り返し、さらにもう一頭行く気なのでまた控えて外に切り返し、ということを2回繰り返しています。
馬にとってはリズムが削がれて難しい展開になったと思いますが、初めて控える、我慢するということを実践し、それでも差のない3着に踏ん張ったのはさすが。
負けたことは残念ですが、今後に繋がるいい経験だったと思います。
今回は大外枠に入って、無理に切り返す必要はなし。
スムーズに先行できればこの馬本来の強さを見せてくれると思います。
対抗はそのアゼツライトを差し切ったフセノラン。
中団から徐々に脚を伸ばし、最後の決め手は素晴らしかったです。
2戦目ではアゼツライトのスピードに敵いませんでしたが、展開次第で逆転できることを証明。
ここもロングスパートを期待しています。
不気味なのが新馬戦を大差でぶっちぎったイチノフリオーソ。
2番手から早め先頭で後続を突き放し、本当に強いレースぶりでした。
カギは一気の相手強化でしょう。
ペースも速くなるだろうし、前走のように楽な展開にはならないはず。
キャリア2戦目、ここは試金石の一戦です。
牝馬セイヴァーベナは前走の園田プリンスCで早々に失速してしまい、見せ場なく9着に。
期待していたのでガッカリな結果でしたが、内枠で揉まれることを嫌って逃げたこと、内側の砂圧がかなり厚めだったことを考えると仕方のない面もあります。
今回は少し外目の枠で競馬はしやすそう。
前走だけで軽視してしまうのは怖い存在です。
メイクアラッシュは兵庫移籍2戦2着2回。
前走はアゼツライト、フセノラン相手の競馬で先行して2着ですから力はある馬です。
◎12、アゼツライト
〇3、フセノラン
▲5、イチノフリオーソ
△8、セイヴァーベナ
△11、メイクアラッシュ
オッズパーク地方競馬応援プロジェクトの3世代目、
名古屋のサムライドライブが、明日の重賞『ゴールドウィング賞』に出走します!
*24日(火)名古屋 第11R『ゴールドウィング賞』 1600m 16:15発走*
ここまで無傷の3連勝。
新馬戦、2戦目はハナを奪って逃げ切り勝ちを収め、3戦目のJRA認定競走は2番手から早め先頭で押し切りました。
ゲートを出てすぐにトップスピードに乗れる先行力と、追ってからしっかりと伸びる素直さの持ち主。
角田先生のお話しでは、まだ脚元が弱くしっかりと調教では攻められない中で、持っている素質だけで走ってくれているそう。
今回は重賞になり、より相手は強くなりますが、外目の枠に入って揉まれずに進めそうだし、
ここは無傷の4連勝で重賞制覇を期待しています。
立ちはだかるのはビップレイジングでしょう。
レベルの高い門別で5戦1勝、笠松に移籍後は秋風ジュニア、ジュニアクラウンと連勝中。
門別時代は先行していましたが、笠松では中団から早めのロングスパートで勝ち切っています。
超小回りの笠松で中団から差し切るんですから、能力は確か。
今回は初の名古屋になりますが強敵です。
門別の新馬戦を勝って移籍してきたハッピーチアフルにも注目。
2番手からしっかりと伸びて勝ち切りました。
9月の新馬戦ということで、素質馬たちのデビューは一段落していますが、それでもレベルの高い門別で勝ってきたことは大きなアドバンテージ。
先行できるスピードがあるところも、小回りの名古屋で信頼できます。
クルセイズスピリツは逃げ馬であり、絶好の1枠に入りました。
ただ、サムライドライブとは対戦済みで、距離が延びることもそれほどプラスになるとは感じません。
メモリーメディアも実力馬ですが、こちらもサムライドライブと対決済み。
前に行って安定感のある結果を出してくれる馬ですから、軽視は禁物です。
◎8、サムライドライブ
〇4、ビップレイジング
▲5、ハッピーチアフル
△3、メモリーメディア
△1、クルセイズスピリツ
*22日㈰佐賀 第12R『西日本ダービー』 2000m 17:10発走*
昨年から持ち回りで開催されている西日本ダービー。
今年も豪華なメンバーが集まりました。
台風を心配していましたが、佐賀は曇りで昨日から良馬場。
基本的には先行有利ですが、本州のように超雨馬場というわけではなくて安心しました。
というのも、前々から本命にしたいと思っていたのが高知のフリビオンだから。
現在8連勝中。
前走は古馬相手の『珊瑚冠賞』でしたが、中団追走から4コーナーで動いて突き抜けました。
道中は後方・中団から進み、ロングスパートで差し切るというのがこの馬のパターン。
前有利の佐賀コースがどうかですが、力を出し切れば上位争いは確実でしょう。
カギは初遠征。
これまで手綱を取っていた中西達也氏が騎手から調教師となり、この馬で初出走初勝利初重賞制覇というびっくりなことを成し遂げました。
今回は人馬ともに初遠征で、当日の気配は気になるところですが、中間は順調に過ごせたということなので、いい状態でレースを迎えることを願っています。
対抗は兵庫ダービー馬ブレイヴコール。
兵庫ダービーではハナを奪い、最後は追い詰められましたがアタマ差で勝利。
馬ももちろんがんばりましたし、川原マジックさく裂といった印象でした。
前々走は古馬のA級相手に思うような競馬ができませんでしたが、前走名古屋遠征で挑んだ『秋の鞍』では半馬身差の2着。
やはり3歳勢に入ると力上位と考えます。
遠征も今回が3度目だし、前に行ける脚質で佐賀も合うはずです。
金沢のムーンファーストはここに来て力を付けている印象。
MRO金賞はけっこう押してハナを主張。行き切ってしまえば渋太く粘れる馬で、そのまま押し切りました。
しかし前走は好位からヤマミダンスを差し切り勝ち。
レースの幅が広がって、競馬ぶりにも成長を感じます。
地元佐賀勢は九州ダービー馬スーパーマックスがいないのが残念ですが、そのスーパーマックスを苦しめたオヒナサマが筆頭でしょう。
地元の利を活かしてどこまで戦えるか楽しみです。
◎4、フリビオン
〇10、ブレイヴコール
▲9、ムーンファースト
△1、オヒナサマ
*17日(火)金沢 第11R『金沢シンデレラカップ』 1500m 16:10発走*
このレースはグランダム・ジャパン2歳シーズンの3戦目です。
第1戦の園田プリンセスカップは北海道のサラヒメが初遠征を物ともせず、2番手から早め先頭で危なげない走りで勝利。
第2戦のエーデルワイス賞は、JRA勢を退けてストロングハート、グラヴィオーラ、リコーデリンジャーの北海道勢が上位を独占しました。
サラヒメもストロングハートも北海道の角川厩舎所属。
ここもサラヒメが参戦ということで中心と見ています。
デビューから5戦すべて馬券圏内に入っていて、現在3連勝中。
今回は1枠1番に入りました。
揉まれるのはイヤですが、スタートも上手だし逃げるか外に切り返して好位かで進めるのでは。
兵庫の吉村騎手とも2度目のコンビで信頼できるし、前走の走りを見ていると1500mに距離が延びることも心配なし。
ここもいいレースをしてくれると思います。
対抗以下が難しいところですが、初遠征となるビジネスライクにしました。
デビューから5戦2勝3着2回、前走は初の重賞フローラルカップで5着でしたが、後方からジリジリと伸びていました。
今回のメンバーならばもっといい位置に付けられると思うし、騎乗するのは吉原寛人騎手。
先日のマイルチャンピオンシップ南部杯でもノボバカラに乗ってマジックを見せてくれましたね。
初遠征とはいえそこは田中淳司厩舎。
同厩舎のエグジビッツも一緒に遠征するし、特に心配はしていません。
田中淳司厩舎のもう一頭エグジビッツは、園田プリンセスカップで3着にがんばりました。
好位追走から一度は下がってしまったものの、そこから盛り返しての3着。勝負根性がある馬です。
勝負所で踏ん張れたら、今回も上位争いに食い込めるのではないかと思います。
昨年は地元金沢のヤマミダンスが勝っていますが、今年は勝ったり負けたりのメンバーで評価が難しいところです。
地元勢の中では前走金沢プリンセスカップを勝ったシオジスターに注目。
前に行けるスピードのある馬で、前走のように先手が取れれば怖い存在です。
2度目の遠征となる大井アクアレジーナまで。
◎1、サラヒメ
〇6、ビジネスライク
▲9、エグジビッツ
△5、シオジスター
△8、アクアレジーナ