いよいよ今年のダービーウイークも、名古屋の『東海ダービー』を残すのみとなりました。
まずはここまでの全国各地の戦いを振り返ってみましょう。
第1弾の佐賀『九州ダービー・栄城賞』は、4番人気の【ダイリングローバル】&山口勲騎手が勝利!
前半ジックリと脚をタメて、2周目の向正面から動き出し、直線は力強く外から差し切りました。
第2戦は盛岡『岩手ダービー・ダイヤモンドカップ』。
ここは圧倒的1番人気【ハカタドンタク】を退けて、4番人気【ヴイゼロワン】&高松亮騎手が勝利!
最後の直線では、一度【ハカタドンタク】に交わされたように見えましたが、そこからもう一度伸びる根性を見せてくれた【ヴイゼロワン】。
これが重賞初挑戦ですから、これからの活躍が本当に楽しみになりましたね。
続く第3戦は、門別『北海優駿』。
ここは1番人気に支持された、【ミータロー】&服部茂史騎手が勝利!
中団からジックリと進み、3コーナーから一気に進出して前を捉えると、直線も力強く伸びて圧倒して見せました。
昨シーズン、一番最初に新馬勝ちした馬がダービーを制するとは...さすが馬産地北海道。
今年もすでに新馬戦が始まっていますから、未来のダービー馬を探すためにも要注目です☆
第4戦は、大井『東京ダービー』。
ここは南関東生え抜きの、4番人気【インサイドザパーク】&左海誠二騎手が勝利!
中団後方の位置取りから、3コーナー手前からの超ロングスパート。
大井の長い直線をキッチリと差し切っての勝利は、本当に見ごたえがありました。
2歳時には重賞を2連勝したものの、3歳になってから勝ち切れずにいましたが、ダービーの大舞台で再び大輪の花を咲かせてくれましたね。
第5戦は、園田『兵庫ダービー』。
見事1番人気に応えて、【ユメノアトサキ】&坂本和也騎手が勝利!
勝負所の3,4コーナーでは、3番人気【モズオーロラ】に接近されましたが、終わってみれば2馬身差の完勝でした。
これで、『菊水賞』『のじぎく賞』に続いて重賞3連勝。
実況の竹之上アナウンサーの言葉通り、変則三冠達成です☆
そしてトリを飾るのが、名古屋『東海ダービー』。
*7日名古屋 第11R 『東海ダービー』 1900m 17:15発走*
今年は金沢から4頭、笠松から3頭、そして名古屋勢5頭の計12頭で争われます。
注目しているのは、【ピッチシフター】&【ウォータープライド】の牝馬2頭。
【ピッチシフター】は2歳の時に、門別からの転入初戦でいきなり古馬と対決して完勝。その能力の高さを見せつけました。
続く『ライデンリーダー記念』で初タイトルを掴むと、今年初戦は園田に遠征して『クイーンセレクション』も勝利。
JRAに挑戦した『チューリップ賞』では14着と負けてしまいましたが、騎乗した岡部誠騎手は高評価で、地方同士ならかなりやれるという手応えだったそう。
早くからこの『東海ダービー』を目指していたし、今年勝てば川西厩舎は【アムロ】【マイネルセグメント】に続く3連覇の偉業達成となります。
前走は地元で【ウォータープライド】に負けてしまったけれど、巻き返しは十分可能ではないでしょうか。
対する【ウォータープライド】は、名古屋生え抜き馬。
2歳の時に『ゴールドウィング賞』を勝ち、早くから名古屋のトップホースとして活躍して来ました。
福山『若草賞』では、【ホクザンルージュ】との叩き合いを制して、地元以外で初のタイトルをゲット☆
前走は園田に遠征して【ユメノアトサキ】に敗れたものの、その【ユメノアトサキ】は『兵庫ダービー』を制したわけですから、レベルの高さが伺えます。
昔よりも前で競馬が出来るようになっているし、小柄な体に秘める闘志で、ダービー制覇に期待がかかります!
◎2、ピッチシフター
〇6、ウォータープライド
▲7、マイネルリボーン
△11、エストレーモ