続いてご紹介するのは、調教師部門受賞者の方々です!
最優秀勝利回数調教師賞を受賞した、高知の雑賀正光調教師。
265勝という驚異的な勝ち星を挙げ、2009年に名古屋の角田輝也調教師が記録した239勝の地方競馬最多勝記録を大きく上回りました!
「本当にありがたいことです。
これだけの勝利数を挙げられたことは、オーナーの協力とスタッフの頑張り、この2点につきますね。
調教師の腕より、騎手・厩務員の腕です。本当に感謝しています。
地方競馬最多勝利記録は、少しは意識していましたが、私よりも周りが気にしていたようで、1つ勝つたびに言われました。
でも、プレッシャーは全然なかったです。
いつの間にやらここまで勝たせてもらいました。
今年の目標は、昨年自分が作った数字を越えることです。266勝したいですね。
それから、夢は船橋の川島正行調教師の管理馬に勝つことです!
今年も頑張ります」
交流重賞などでもお馴染みの雑賀調教師。
地元では圧倒的な強さを見せつけて新記録を達成。
一昨年には地元の開催に出場出来なかった時期もありましたが、オーナー・スタッフ・ジョッキーをまとめ上げ、素晴らしいチームで新記録を作ってくれました。
インタビューの終わり際に、ご自分から「夢を聞いてくれますか?」と切り出して、「川島先生の馬に勝ちたい」と語ってくれましたから、ぜひともその夢を叶えて欲しいと思います!
最優秀賞金取得調教師賞に輝いたのは、船橋の岡林光浩調教師。
一緒に表彰された雑賀調教師とは、調教師として同期生なんだそうですよ。
「雑賀先生とは同期ですので、こういう席でお会いできるのは嬉しいですね。
今年は大きな震災がありましたが、その中で一生懸命出来てよかったです。
船橋は約2か月競馬開催がなく、馬の流通も滞りました。
その中で、みんなで考えた成果を出すことが出来たと思っています。
調教師一人では、すべての馬を扱えませんから、オーナー、スタッフ、牧場のチームワークのおかげです。
毎年お正月には60勝という目標を掲げてスタッフにはっぱをかけているので、今年もそうしました。
ここ最近は重賞で活躍する馬がいなくて淋しいので、重賞でも頑張りたいです!」
岡林調教師にとって、最優秀賞金獲得調教師を受賞したのは意外にも初。
長年安定して高い数字を維持している岡林調教師、今年の活躍も期待したいですね。
そして、最優秀勝率調教師に輝いたのは、兵庫の柏原誠路調教師。
「初めて受賞出来て嬉しいですし、とても光栄に思います。
実は先日初めて勝率部門での表彰があると知りました(笑)。
今までこういう賞があるって知らなかったので、聞いた時はとても嬉しかったです。
オーナー、スタッフ、ジョッキーと、すべての歯車が合ったからこそ出た結果だと思います。
結果を先に意識してしまうとダメなので、常にレースに挑戦する気持ちでいます。
勝負の世界は本当に甘くないですから。
今年の目標は、昨年勝率を獲らせてもらって欲が出たので、兵庫のリーディングを獲りたいです!」
勝率部門第2位は、昨年トップだった名古屋の川西毅調教師で、29,4%。
柏原調教師が叩きだした34,6%という勝率は、昨年は全国で圧倒的な数字となりました。
今年はさらなるジャンプアップで、激戦区兵庫のリーディング目指して頑張って欲しいです。
続いては、『殊勲騎手賞』を受賞した、金沢の吉原寛人騎手。
昨年はSJTを制してWSJS初出場を果たし、なんと初日に2連勝!!
もう優勝間違いないでしょうと思われましたが...、惜しくも2位でした...
「現実は厳しいですね。競馬は甘くないと身に染みました...。
でも初日の土曜日は、金沢からバスツアーで見慣れたファンの方がたくさん応援に来てくれて。
その時勝てて、感謝の想いを伝えられたかなと思ってます。
SJTは1勝も出来ずだったので歯がゆかったけど、本番で頑張ろうと思ってました。
ずっと夢見てたWSJSに出場出来て、本当に嬉しかったです」
2001年のデビュー年からリーディング3位という大活躍を見せ、5年目から7年連続で金沢リーディングを独走中。
若干28歳の若さで、すでに1000越えのスーパースターです☆
「金沢を引っ張っていく立場という自覚はあります。
鎖国的な場所にあるし、僕がどんどん外に出て、金沢を背負ってしっかりアピールしたいです。
昨年は騎手として大きく飛躍出来た年でした。
今年もさらに頑張ります!」
金沢だけでなく、すでに地方競馬の顔でもある吉原騎手。
現在は地元のオフシーズンを利用して、南関東で期間限定騎乗中。
19日には、川崎競馬場に金沢からちびうま団がやって来て、ポニーレースが行われるんですが、、、
吉原騎手が騎乗するのは無敵の【フラワーカンパニー】です。これはずるいでしょ。
ちなみに、先月引退した岩手の皆川麻由美ちゃんや、我が同期・佐藤博紀&息子くんなどなど、超豪華メンバーで争われます!
続いては、『特別賞』を受賞した、憧れの先輩・宮下瞳さん♪
本当に大きなお腹でびっくりです☆
中にいるのは息子くんだそうですよ!
予定日は3月1日。
どんな赤ちゃんが生まれるのかわくわくしますね♪
17年という現役生活の中で、女性騎手を引っ張って第一線で活躍し続けた瞳さん。
NARグランプリでは、優秀女性騎手賞を8度も受賞。その功績が称えられ、初の特別賞受賞となりました。
人生で一番嬉しかったという、韓国国際女性騎手招待競走優勝時のメダルをかけてパチリ☆
「特別賞を受賞出来て、とても嬉しいし光栄に思っています。
デビューした時は何がなんだかよくわからなかったけど、たくさんの方に支えられてここまで騎手を続けることが出来ました。
本当にいい騎手人生を過ごさせてもらって、悔いはないです。
今までは旦那さんに支えてもらったので、これからは私が支えになりたいです」
旦那様の小山信行騎手とは、本当に長い間支え合っているし、まさに理想のベストカップルです。
今年に入って小山騎手は初重賞制覇も飾ったし、瞳さんの愛がいい形で支えになっているんでしょうね。
これから生まれて来る息子くんですが、もし騎手になりたいと言ったら?という質問に
「自分からは進めないけど、本人がやりたいんなら全力で応援したいです」
というお答え。
完全なるジョッキーのサラブレッドですから、もしデビューなんてことになったら大注目間違いないですね!
未来に夢を馳せつつ...
瞳さん、本当に長い間ありがとうございました!そして、お疲れ様でした。
今年も目黒雅叙園にて、NARグランプリ2011の授賞式が華やかに行われました!
まずは会見の模様からお伝えします。
一番最初に登場したのは、『優秀新人騎手賞』に輝いた、ばんえいの島津新騎手。
昨年デビュー日に2勝を挙げる快挙から始まり、年間86勝でリーディング9位、重賞『クインカップ』も制し、驚異の新人ぶりをアピールしました。
写真で見るよりかなりイケメンさんでびっくり☆
司会の宇野アナウンサーも、
「女性にモテるでしょ」
と突っ込みをいれていましたが、
「普通です」
という答え。
いや~普通ですって言えるところがモテてる証拠ですね。
では本題。
「初騎乗は緊張しないで普通に乗れれば勝てると思ってました。
もともとそんなに緊張するタイプじゃないし、勝つことが出来てよかったです。
終わった後はあまり実感がなかったけど、もうちょっとカッコ良く勝てよとか言われましたね(笑)。
自分も嬉しかったけど、両親が一番喜んでくれました。
ここまで、数字的にはすごく満足していますが、レース内容はこれからもっと経験を積まないといけないですね。
展開を読む力が、ベテランの方たちとは全然違いますから。
道中の息の入れ方とか、馬場状態によって違うので、そういう部分は難しいですね。
数字はこのペースで行って、3月までに100勝を達成するのが目標です。
それから、レースを読む力をどんどん伸ばしていきたいです」
現在92勝ですから、100勝はもう目の前です!
お祖父さん、お父さんが馬主をしていて、ばんばの牧場の家に生まれた島津騎手。
その恵まれた環境に対して、デビュー前にはプレッシャーもあったようですが、予想以上の大きな活躍を見せてくれましたね。
ばんえい競馬を背負って立つ騎手として、さらなる活躍を期待しています!
続いては、『最高勝率騎手賞』と『ベストフェアプレイ賞』をダブル受賞した、高知の赤岡修次騎手。
『最高勝利騎手賞』に関しては、この部門での表彰が始まって以来3年連続の受賞です。
さすがに一昨年の38,9%というものすごい数字を上回ることは出来ませんでしたが、今年は35,2%で、2位山口勲騎手の28,57%を大きく引き離しての受賞となりました。
*NARグランプリは、中央競馬騎乗の成績も対象としています。
「一昨年の数字はかなり自分にプレッシャーをかけていたので。
数字的にも、これ以上はないかなと。
今年は数字自体は落ちましたけど、たくさんのいい馬に乗せていただいたし、結果を出さないといけない立場なので、受賞出来て嬉しいです。
応援してくれるファンの存在が、本当にありがたいですね。
ただ...馬券を買っている人の気持ちをあまり考えてしまうと、力が入ってかえって悪い影響が出るので、あまりプレッシャーにならないよう考えないようにしてます。
馬の能力を最大限に引き出すことに集中してますね。
前はよく野次られたんですけど(苦笑)、最近あまり野次られないので、納得してもらってるのかな、と思ってます」
そして、初の受賞となった『ベストフェアプレイ賞』について。
この賞は、騎乗停止がなく年間100勝以上を挙げた騎手の中から選ばれます。
「前は勝率部門がなかったので、高知から狙うとしたらこの賞だけでした。
長年狙ってたけどなかなか獲れなくて、受賞の知らせを聞いた時は本当に嬉しかったですね。
新人の時にはいつ辞めるのかなと思ってたし、活躍できるとは正直思ってませんでした。
今年はもっと勝ち鞍を伸ばせるよう頑張ります!
去年より勝ち鞍を上げて、勝率とフェアプレイ賞を狙うのは当然ですが、無事に一年騎乗して結果を残せればと思ってます」
JRAへの遠征機会などが少ない高知で、絶対王者として君臨している赤岡騎手。
モチベーションを保つ要因は、スパージョッキーズトライアルや他地区への遠征、そしてこのNARグランプリだそうです。
高知の代表として他の競馬場へ乗りに行き、地元を背負いアピールする気持ちをいつも大切にしています。
明るく気さくな方で、マスコミ陣にファンも多く、すでに全国区の人気者。
これからも高知の絶対王者として、盛り上げていって欲しいですね。
今日は福山競馬場で『マイル争覇』が行われます!
*福山第11R 『マイル争覇』 1600m 16:15発走 10頭立て*
北陸・東海・近畿・中国地区交流ということで、
笠松から【エーシンエヴァン】
名古屋から【スマートブレード】と【キングスゾーン】
兵庫から【エーシンブラン】
と、4頭の遠征馬を迎えて10頭で争います。
本命にしたのは、兵庫の【エーシンブラン】。
『兵庫チャンピオンシップ』を逃げ切ってからは勝ち星を挙げていませんが、なんといっても実績が光ります。
兵庫に移籍して3戦目の今回、前走がかなり負けすぎの感はありますが、ここで心機一転上昇のきっかけを掴んで欲しいところです。
対抗は、名古屋の【スマートブレード】。
昨秋名古屋に移籍してから勝ち星はありませんが、5戦2着4回と安定した走りを見せてくれています。
特に今回は逃げ・先行馬が揃って、前が速い展開になりそうなので、中団から追い上げられるこの馬の脚質に向きそうです。
格で言えば断然の【キングスゾーン】は、ここのところいいところ無しの競馬が続いています。
相手が強いのは確かだけど、前走の『名古屋記念』あたりはもう少し粘って欲しかったですね。
それでも、このレースは2連覇している相性のいいレース。
底力を見せて欲しいです。
地元勢からは【クラマテング】、昨年このレース3着だった笠松の【エーシンエヴァン】まで。
◎5、エーシンブラン
〇6、スマートブレード
▲10、キングスゾーン
△7、クラマテング
☆1、エーシンエヴァン
現在、福山競馬キャンペーン中なので、馬券と併せてこちらもぜひお楽しみ下さい♪
今日は帯広競馬場で『ヒロインズカップ』です。
*帯広第11R 『ヒロインズカップ』200m 10頭立て 17:10発走*
ここは大好きな【フクイズミ】からっ!!
今年の『帯広記念』では2着に頑張ってくれたし、とにかくこのメンバーに入ったら実績が断然過ぎます。
前走後、少し間隔を開けてるあたり、ちょっと疲れがあるのかな...とも思いますが、無理使いしていないので逆に好感が持てる感じ。
昨年に続く連覇を期待しています。
対抗がかなり悩むところですが...
1枠の【コマクイン】にしました。
4歳時は『柏林賞』『はななす賞』共に2着と重賞路線で活躍しましたが、その後は1年以上重賞に出走していません。
初めての770キロが気になるところですが、他のメンバーも似たり寄ったりだし、混戦模様の2着争いで台頭してくれるんじゃないかな、と思ってます。
まぁ、来てくれたらけっこうつくのでは?という煩悩が、対抗にした一番の理由ですけど。
牡馬相手の重賞戦線で頑張っている【エンジュオウカン】、昨年3着だった【ユーファンタジー】、あまり大崩しない【ワタシハキレイズキ】まで。
◎7、フクイズミ
〇1、コマクイン
▲9、エンジュオウカン
△10、ユーファンタジー
☆4、ワタシハキレイズキ