下村騎手の2連勝の様子は昨日の記事でご紹介しました。
ここからは総合成績をリポートします!
最終戦まで縺れに縺れた優勝争い...制したのは、高知の妖精・別府真衣騎手でした☆
「最後負けて悔しかったけど...。さすが、12頭攻め馬した甲斐がありましたね。
でも今回は、1勝を挙げての優勝なのですごく嬉しいです。前回(2008年)は勝ってなくての優勝だったから。
福山の1戦目で5着だったし、最終戦は2着に負けてしまったので、絶対優勝出来ないって思ってました。だから聞いた時はびっくりしたし、本当に嬉しいです!!」
1位:別府真衣 65P
2位:山本 茜 65P
3位:増澤由貴子 63P
4位:岩永千明 59P
5位:下村瑠衣 58P
6位:皆川麻由美 50P
別府騎手と同ポイントを上げながら、最終戦の着順で2位となった山本茜騎手。
「本当に今年は...悔しい2着が多い年ですね。
東海ダービー(ハナ差2着)もそうだし、韓国のグランプリも2着...。自分に何か足りないんだと思います。
来年はきっちり勝てるように、もっと頑張ります。
最後の最後で瑠衣ちゃんが本気出しましたね。これからも頑張って欲しいし、もっと女性騎手が増えればまたLJSが再開されると思うので、それを楽しみに頑張ります」
3位は増澤由貴子騎手。
暫定1位で福山ラウンドを迎えただけに、表彰台に上がっても悔しそうな表情は拭えませんでした。
「正直悔しいですね...。でも今回は勝つことが出来たので。それが1番よかったです」
久しぶりのレースで好騎乗連発と、改めて高い技術を証明してくれた増澤騎手でした。
そして、福山ラウンドでは出産休養中の森井美香騎手が駆け付けてくれました♪
今日は赤ちゃんは旦那様に預けて来たということで、エアだっこのポーズでパチリ☆
もう本当にお母さんなんですね~
元気な笑顔が見られて嬉しです。
そして、同期3人娘。
それぞれの道を着実に歩んでいる3人。
3人3様の輝きを放っています☆☆☆
今年でLJSは休止ということが発表されました。
人数が少ない...ということでしたが、当日の各場の盛り上がりを考えたら、とても惜しいことです。
別にシリーズじゃなく、昔の『卑弥呼杯』や『駒子賞』のような単発レースでいいし、NARが主催しなくてもいいし、女性騎手がいない競馬場だっていいんです。
どこかの競馬場が手を上げてくれないものでしょうか。
絶対盛り上がりますよ。
それから、ここで1つお詫びを申し上げます。
福山ラウンド当日、ファンの方々が女性騎手に近づくことや話しかけること、サインを求めることが固く禁止されました。
紹介式と表彰式が行われる時には、ウィナーズサークルへと続く道にある仕切りのさらに内側に立ち入り禁止区域を作り、ガードマンを3人も立たせてファンの方が絶対に近づけないようにしました。
そのラインを乗り越えようとしたファンの方に対し、ガードマンが厳しく取り締まり、とても不快な思いをされた方がいたと思います。
当日、サインはOKして欲しいとみんなで掛け合いましたが、なんとかOKしたいと頑張ってくれた方もいましたが、結論は、「一度決まったことは覆せない」でした。
女性騎手たちも、この措置に対してはとても残念がっていました。
福山競馬場で行われた初めてのLJSで、過剰に対策が取られたこともわかります。
でも、せっかく遠くから応援に来たのに、声をかけるだけで怒られるなんてあり得ないことです。
地方競馬の醍醐味は、ファンと馬、ファンと関係者が近いこと。
その魅力を自分から放棄するなんて、考えられません。
ここまで経営がひっ迫して、再び廃止になる競馬場が出たというのに...
それでもファンサービスをないがしろにする体質に、心底うんざりです。
不快な思いをされた方々に、心からお詫び申し上げます。
福山ラウンドがとても盛り上がっただけに、唯一残念で心残りな出来事でした。