今日は盛岡競馬場で、『スーパージョッキーズトライアル』第1戦が行われました!
『スーパージョッキーズトライアル』→SJTとは、阪神競馬場で行われる、『ワールドスーパージョッキーズシリーズ』の、地方代表枠1名を賭けた、全国各地のリーディングジョッキーによる戦いです。
今年は、第1戦が盛岡競馬場、第2戦は14日の門別競馬場で戦います!!
出場メンバーはこちら↓
[SAITO OSAMU]
前列左から、北海道・服部茂史騎手、大井・戸崎圭太騎手、大井・坂井英光騎手、大井・的場文男騎手、川崎・今野忠成騎手、金沢・吉原寛人騎手、笠松・東川公則騎手。
後列左から、愛知・岡部誠騎手、兵庫・川原正一騎手、福山・岡崎準騎手、高知・赤岡修次騎手、佐賀・山口勲騎手、荒尾・杉村一樹騎手、岩手・小林俊彦騎手。
まずは第1戦の『シルバースパー賞』。
荒尾・杉村騎手騎乗の1番人気【オヤマハリケーン】がじわっとハナに立つと、3,4コーナーで後続を離し、直線もぐんぐんと差を広げて10馬身差の圧勝劇☆
後方から追い上げた、笠松・東川騎手騎乗【キラメキパスワード】が2着、北海道・服部騎手騎乗の【テバギア】が3着という結果。
そして第2戦の『シルバーホイップ賞』。
大井・的場騎手【オンワードアコール】が逃げて、佐賀・山口勲騎手【ダンストーンアレス】がぴたりとマークする展開。
最後は後方から内々をじわっと上がって来た、大井・戸崎騎手騎乗の1番人気【オウシュウカイザー】が、直線に入って内から突き抜けました。
2着は粘った的場騎手、3着は兵庫・川原騎手【カリズマウィッシュ】でした。
総合得点は...
1位、荒尾・杉村一樹騎手 [1着・6着] 26点
2位、大井・戸崎圭太騎手 [14着・1着] 21点
3位、大井・的場文男騎手 [8着・2着] 19点
4位、笠松・東川公則騎手 [2着・8着] 19点
5位、岩手・小林俊彦騎手 [6着・4着] 17点
6位、兵庫・川原正一騎手 [10着・3着] 15点
7位、愛知・岡部誠騎手 [7着・5着] 15点
8位、北海道・服部茂史騎手[3着・13着] 14点
9位、大井・坂井英光騎手 [4着・12着] 12点
10位、川崎・今野忠成騎手 [5着・10着] 12点
11位、佐賀・山口勲騎手 [12着・7着] 6点
12位、福山・岡崎準騎手 [9着・9着] 6点
13位、高知・赤岡修次騎手 [11着・11着] 4点
14位、金沢・吉原寛人騎手 [13着・14着] 2点
暫定1位の杉村騎手、このまま逃げ切ることが出来るのか...
[INOUE☆OAKS]
ジョッキーレース、特にSJTは、どのジョッキーもWSJSへ出場したい!!という気持ちが強いですし、普段中央への遠征が少ない競馬場のジョッキーにとっては、中央で騎乗出来る数少ないチャンスですから、より白熱したレースが期待出来ます。
SJTは出場することもかなり大変ですが、優勝するとなると、さらにさらに大変なことなのです。
1年に1度の、全国リーディングジョッキーたちの熱い戦い。
第2戦の14日門別での戦いも、注目ですっ!!
29日に名古屋で行われた『秋桜賞』は、園田からの遠征馬【エンタノメガミ】が勝利しました!
揃ったスタートから、1枠1番の【ボニータシチー】が飛び出しますが、すぐに【ダイナマイトボディ】も前へ。
この2頭が競り合う形になり、前は速い展開に。
少し離れた3番手を【シルバーウインド】、そこからまた離れて一団が続きます。
中団には1番人気【キーポケット】、その後ろに【エンタノメガミ】。
向正面に入ると3番手にいた【シルバーウインド】が先頭へ。
【キーポケット】、【エンタノメガミ】も好位に取り付いて行きます。
勝負所では【シルバーウインド】の手ごたえがよく、【キーポケット】はいったん下がって2番手に【エンタノメガミ】。
そのまま【シルバーウインド】が粘るかと思われた所、ゴール間際で【エンタノメガミ】ともう1度盛り返した【キーポケット】が猛然と伸びて来ます。
結果は、ハナ差で【エンタノメガミ】が1着、2着【キーポケット】、昨年の覇者【シルバーウインド】は3着となりました。
[SAKAMOTO CHIZUKO]
勝った【エンタノメガミ】は現在6歳。
園田でデビューして、3歳時には『クイーンセレクション』と『のじぎく賞』を制覇☆
牡馬相手の『兵庫ダービー』でも2着と大活躍をしました。
その後川崎へ移籍し、強敵相手になかなかいい結果を挙げることが出来ず、08年の年末に再び園田に戻ってからも、重賞で勝利を飾ることが出来ずにいました。
今回は、古馬になって初めての重賞制覇。
昨年の『秋桜賞』3着のリベンジを見事に果たしました。
[SAKAMOTO CHIZUKO]
この結果により、今年から始まった『グランダム・ジャパン』古馬シーズンのポントは、
1位 笠松【エレーヌ】27P
2位 兵庫【キーポケット】24P
3位 笠松【トウホクビジン】21P
4位 大井【ショウリダバンザイ】15P
5位 愛知【シルバーウインド】14P
詳しいポイント表はこちら → ポイント表
先日もお伝えしましたが、残念ながら3歳という若さで死んでしまった【エレーヌ】。
『グランダム・ジャパン』の優勝資格は、
1、2戦以上の出走
2、3着以上の成績が1度以上
3、地方所属である
という3つなので、死亡というのが欠格事項に当たるのかどうなのか。
もしも同ポイントの場合は、最終戦に出走している馬が優勝するという規定もあります。
暫定1位の成績を挙げながら、死んでしまった【エレーヌ】のことを想うと、悲しみとともに無念でなりません。
ラスト1戦、10月20日大井『TCKディスタフ』は最終戦ということで、1着に与えられるポイントは20。
まだまだ、どの馬が優勝するかわからない『グランダム・ジャパン』古馬シーズン。
どんな結果が待っているのか、目が離せません!
[SKAMOTO CHIZUKO]
昨日、【エレーヌ】が馬房の中で死亡していたそうです。
牝馬ながら、今年の『東海ダービー』を勝ち、全国各地に遠征して大活躍。
今年から始まった、『グランダム・ジャパン』3歳シーズンの初代女王に輝き、古馬シーズンに入っても、第1位のポイントを挙げていました。
21日に行われた、門別『ノースクイーンカップ』では、大差のしんがり負けを喫し、【エレーヌ】本来の走りが見られませんでした。
レース前から本調子ではなかったようで、笠松に帰ってからはご飯をあまり食べず、お水だけを飲んでいたそうです。
そして、25日の朝、厩務員さんが朝馬房を見に行った時、息を引き取っているのを発見しました。
死因は不明とのことです。
期待が大きかった馬だけに、とても悲しく、悔しい気持ちでいっぱいです。
どんなに過酷なローテーションでも、いつも一生懸命頑張る姿を見せてくれる馬でした。
3歳馬ながら、26戦11勝。
門別でデビューして、笠松に移籍すると、そこから全国の競馬場へ遠征しました。
門別・笠松・阪神・京都・園田・名古屋・中京・水沢・佐賀・川崎・大井・金沢と、12場の競馬場で走り、そのうちの6競馬場で勝利を挙げています。
これだけの馬が、3歳という若さで死んでしまったこと...
いち競馬ファンとして、しっかりと心に刻み込み、【エレーヌ】の勇姿をいつまでも記憶に留めていきたいです。
明日26日は、全国の地方競馬場で3つの重賞が行われます!
まずは、佐賀『ロータスクラウン賞』。
『ロータスクラウン賞』出走表
四国・九州交流戦ですが、今年は他地区からの遠征馬はいません。
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ここはやはり、2歳チャンピオン【フレーザーハクユウ】に注目です!
デビューから6戦4勝で『九州ジュニアグランプリ』を制して南関東へ移籍しました。
そこからちょっと歯車が狂ったのか、なかなかこの馬らしい競馬が見られずにいました。
佐賀に戻って来てからも、3戦惨敗...
でも2走前から復活して、古馬と戦った『B1・B2』で逃げ切り勝ち。
前走の『荒炎賞』では8馬身差の圧勝を見せてくれました!
マイナス7キロの馬体重でしたが、荒尾への輸送もありましたし、今回は1800メートルという距離を克服して、強い【フレーザーハクユウ】に期待しています!
前走『荒炎賞』2着の【ダンツウォッチ】、『九州ダービー・栄城賞』2着だった【ゴールドセント】、中央から移籍して1叩きした【マイネピアチェ】が気になります。
◎8、フレーザーハクユウ
〇4、ダンツウォッチ
▲3、ゴールドセント
△11、マイネピアチェ
発走は、16:20です!
ちなみに...
オッズパークでは、『ロータスクラウン賞』キャンペーンやってます♪
続いては、盛岡『OROカップ』。
地方全国交流戦、芝1700メートルです!
『OROカップ』出走表
北海道から【トウショウヘリオス】
船橋から【サウンドサンデー】・【リュウノボーイ】・【ポップコーン】
川崎から【コスモヴァシュラン】
名古屋から【キングスゾーン】
と、12頭中6頭が遠征馬。多彩な顔ぶれが揃いましたね。
昨年は、【コスモバルク】が制したこのレース。
今年は大激戦が予想されます。
その中で、注目したのは3歳馬【リュウノボーイ】。
盛岡の芝は3戦して2勝。ダートよりも強いイメージがあります。
特に、7月の『オパールカップ』は圧巻で、7馬身差の圧勝を見せてくれました。
そして、前走『黒潮盃』ではすごい末脚で追い込んで、4着まで食い込みました。
岩手時代には新馬戦以外で先着出来なかった【ロックハンドスター】にも先着。
着実に成長しているように感じます。
芝の成績がいい【ボスアミーゴ】、地元以外の方が走る【キングスゾーン】、ミスターピンク騎乗の【サウンドサンデー】にも注目しています。
◎7、リュウノボーイ
〇9、ボスアミーゴ
▲1、キングスゾーン
△4、サウンドサンデー
このレースも、『ロータスクラウン賞』と同じ、16:20発走です!!
3つ目は、帯広・ばんえい『岩見沢記念』です!
『岩見沢記念』出走表
このレースは、8頭中5頭が12日に行われた『ポテト特別』からの参戦。
しかも、斤量は違えど斤量差の比率が同じでもあり、上位馬の好走は必然な感じ。
私の注目は、女傑【フクイズミ】です!
前走の『ポテト特別』では【カネサブラック】に及ばずの2着でしたが、相変わらずの強さを見せてくれました。
今回は715キロ→810キロに斤量がアップしますが、この辺の斤量はもうお手の物です。
昨年の『岩見沢記念』では、今年よりも重い830キロを曳いて4着に敗れましたが、今年の方が斤量も軽いですし、目の覚めるような末脚を期待しています。
08年くらいから、王者として常に人気に推される【カネサブラック】は絶対に外せません。
基本的に、「どうすればカネサを負かせるのか?」という視点で予想してしまうくらい、絶対王者であります。
レースでも常に目標にされていながら、それでも結果を出すんですから、さすがですよね。
ただし...けっこう2着も多い。
【ナリタボブサップ】には、同斤量では先着を許しませんが、【フクイズミ】には20キロ以上の差があれば、差し切られることもありますので。
◎5、フクイズミ
〇8、カネサブラック
▲3、ナリタボブサップ
△7、ホクショウダイヤ
発走は、20:05です!!!
今年の『日本テレビ盃』は、【フリオーソ】が本当に強いレースを見せてくれましたね!
好スタートから【トランセンド】の2番手につけ、勝負所は馬なりで上がって行く手ごたえ。
最後までまったく危なげなく、2と1/2馬身差の完勝でした。
トップハンデの58キロを物ともせず、1番人気に応えてくれましたね。
戸崎圭太騎手のコメント
「無事に勝ててホッとしています。
返し馬をした時点で馬の状態もよく、勝ったなと思っていました。
レースでは折り合いもついて、いつでも抜け出せる手ごたえでしたね。
58キロも気になりませんでした。
これだけいい走りを見せてくれて、フリオーソ自身充実期に入っています。
次も自信を持って乗りたいです!」
川島正行調教師
「スタートもよかったし、無理せず先行出来たのがよかったですね。
58キロを背負っていたので、無理して行かないようにという指示をしていたんですが、その通りに乗ってくれました。
追い切りの反応と同じように走ってくれましたね。
去年は少し体調を崩したのか、徐々にですが、今年はそこがよくなりました。
JBCもなんとか勝ちたいですね。
ヴァーミリアンはじめ、強いメンバーが出てくると思いますが、フリオーソも体調管理してやれば大丈夫。
今日のレースを見て自信を持ちました」
【フリオーソ】は長い間、強いメンバーと戦って好勝負を演じて来ました。
それでも、前走の『帝王賞』からさらにパワーアップして強くなったと感じます。
地元船橋で行われる『JBC』に向けて...とにかく順調にいって欲しいですね。
2着は【トランセンド】
藤田伸二騎手は馬を下りて一言、
「相手が強いね~」と話していました。
今回は初の地方コース挑戦。そして【フリオーソ】にぴったりとマークされての2着ですから、改めてこの馬の力を見せてもらったレースでした。
3着は【スマートファルコン】
もたれる面があったということですが、それでも道中は好位で折り合って、最後はいい脚で伸びて来ました。
【トランセンド】には届きませんでしたが、ハナ差まで追い詰めて、大いに沸かせてくれました。
前走の『帝王賞』ではこの馬らしい面があまり見られませんでしたが、やはり強いメンバーと戦って、この馬も進化していると感じます。
4着【テスタマッタ】
前3頭からはだいぶ離されてしまいましたが、今回は2月の『フェブラリーステークス』以来のレースですし、プラス8キロの馬体重、そして前残りの展開を考えても、次に繋がるレースだったと感じました。
叩いて次走の替わり身に、注目しています。
5着は【ボンネビルレコード】
やはり上位に入った馬たちは、これまでの実績上位の馬たちばかり。
強い馬が勝って、配当的にはかなり固いレースとなりました。
他地区からの遠征馬は...
8着高知の【グランシュバリエ】
11着高知の【ジョインアゲン】
13着笠松の【コロニアルペガサス】
14着高知の【ファンドリコンドル】
という結果でした!
11月3日船橋競馬場で行われる、地方競馬の祭典『JBC』が本当に楽しみになるレースでした♪
ちなみに...
船橋では『JBC』を盛り上げようと、いろいろな企画が催されていますが、騎手の勝負ズボンにも、
しっかりとアピールが入っていました!
こういうPRは初めて見たのですが、素敵な宣伝の仕方ですね。
園田でも騎手ズボンに宣伝を入れていますし、これからはこのアピールの仕方が流行るかもしれませんね。