14日、門別競馬場で『スーパージョッキーズトライアル2010』第2ステージが行われました!
4日、盛岡競馬場で行われた第1ステージの成績は、前にもお伝えした通り、
1位:荒尾 杉村一樹騎手 26点
2位:大井 戸崎圭太騎手 21点
3位:大井 的場文男騎手 19点
4位:笠松 東川公則騎手 19点
5位:岩手 小林俊彦騎手 17点
6位:兵庫 川原正一騎手 15点
7位:名古屋 岡部誠騎手 15点
8位:北海道 服部茂史騎手 14点
9位:大井 坂井英光騎手 12点
10位:川崎 今野忠成騎手 12点
11位:佐賀 山口勲騎手 6点
12位:福山 岡部準騎手 6点
13位:高知 赤岡修次騎手 4点
14位:金沢 吉岡寛人騎手 2点
暫定1位は荒尾の杉村騎手ですが、ほとんどの騎手に逆転のチャンスがある得点で、第2ステージの戦いが大いに注目されました。
レースの前には、恒例の騎手紹介。
この日はお揃いの紺のジャンパー姿で登場!
「草野球チームみたい(笑)」なんていう声も聞こえ、レースとはまた違った和やかな雰囲気の中で行われました。
さぁ~いよいよレースのお話に入りましょう。
まずは第3戦の『シルバーサドル賞』。
1番人気は今野騎手騎乗の【ケイアイグロリア】、2番人気は坂井騎手騎乗の【プレミアムカフェ】。
スタートすると、外から山口騎手【タマキチャン】が好スタートを決めますが、坂井騎手【プレミアムカフェ】が追って先頭へ、間に服部騎手【タイガースラム】と続きます。
3,4コーナーでは、先行する2頭の間を割って、服部騎手【タイガースラム】がグングンと上がって来て先頭に並びかける展開に。
直線では服部騎手【タイガースラム】がそのまま突き抜けて6馬身差の圧勝!
2着は山口騎手【タマキチャン】が粘り、3着には的場騎手【シグナルパス】が追い込んで来ました!
地元代表の服部騎手が、5番人気の評価ながら、強い競馬で圧勝劇を演じました☆
1着:服部茂史騎手
2着:山口勲騎手
3着:的場文男騎手
4着:小林俊彦騎手
5着:今野忠成騎手
この結果を受けて、順位も大きく変動しました!
1位:北海道 服部茂史騎手 34点
2位:大井 的場文男騎手 32点
3位:岩手 小林俊彦騎手 28点
4位:荒尾 杉村一樹騎手 27点
5位:大井 戸崎圭太騎手 24点
6位:川崎 今野忠成騎手 22点
7位:佐賀 山口勲騎手 21点
8位:笠松 東川公則騎手 21点
9位:名古屋 岡部誠騎手 20点
10位:兵庫 川原正一騎手 16点
11位:大井 坂井英光騎手 14点
12位:高知 赤岡修次騎手 10点
13位:福山 岡崎準騎手 10点
14位:金沢 吉原寛人騎手 3点
一気に1位が入れ替わり、ここまで1位だった杉村騎手が4位に...
最終戦の人気は、
1番人気→川原騎手【カレンパッキャオ】
2番人気→岡崎騎手【オンマイマインド】
3番人気→小林騎手【ニシエイビック】
ということで、この時点では誰が優勝してもおかしくない状況。
そして迎えた最終戦の『シルバーブーツ賞』で、熱い熱いドラマが待っていたのですっ!!
...②へと続く...
昨日は盛岡競馬場で、『南部杯』が行われました!
祝日であることや、現在の国内最強ダートホース【エスポワールシチー】の参戦もあって、たくさんのファンが詰め掛けましたよ。
天気もよく、10月半ばとは思えないほどの暑さでした。
レース前には...
恒例の競馬場グルメ☆
「ひっつみ」という、岩手の郷土料理です♪
鶏肉・きのこ・ごぼうに、すいとんのようなものが入ってて、食べ応えもあり、かなり温まりました。
単勝人気は、【エスポワールシチー】が1,0倍と圧倒的。
2番人気は【テスタマッタ】の11,5倍、【バーディバーディ】15,0倍と続きます。
スタートすると、【エスポワールシチー】と【セレスハント】のハナ争い。
結局、内の【エスポワールシチー】が下がる形で、【セレスハント】が先頭、外に【オーロマイスター】という展開。
勝負所でも3番手内を進む【エスポワールシチー】に、場内はしだいにざわめきが起こりました。
直線を向くと、【セレスハント】と【オーロマイスター】の間を割って【エスポワールシチー】が伸びて来ましたが、【オーロマイスター】の脚色の方がさらに良く、結局3馬身の差をつけて初のタイトルを獲得しました!
吉田豊騎手
「本当に嬉しいです。
前走いい状態でレースに臨めましたし、今回もその状態を維持していました。
硬さがなく、いい感じでしたね。
今日は外枠だったので、後ろにならないようにと思ってました。
前に壁を作って乗ろうと思ってましたが、スーっと2番手につけることが出来ました。
早めに先頭に立つ形になって、内からシチーが来ていたので一緒に伸びるかなと思ったけど、今回はソラも使わずに頑張ってくれました。
いままで惜しい所までずっと来ていたので、タイトルを獲れて嬉しいです。
これからの馬なので、人馬ともに応援して下さい」
大久保洋吉調教師
「もっと早くに勝ちたいと思っていましたが、距離も合うし得意の左回りで決めてくれましたね。
ここ最近先行出来ているので、安定して力を出せています。
フェブラリーの時にギリギリ一杯仕上げた影響もあってか、夏場にぱっとしない感じでしたが、門別でのレースでこの馬らしさを感じさせてくれました。
エルムステークスでは天敵に負けてしまったけど、いろいろ手探りでやってきて、やっと距離の幅もわかったし、馬の調子も上がって来ましたね。
次走は、馬の状態を見てから考えますが、船橋のJBCやJCDなどが選択肢の1つです」
2着【エスポワールシチー】
佐藤哲三騎手
「ハナに行こうと主張したけど、それ以上に主張する馬がいたので、あれ以上押して行ってもね。
それでも、去年より出して行ってるんですけど。
前走でフォームがバラバラだったので、フォームを固めたい気持ちもありました。
次の2000メートルということも考えてのレースでしたし。
揉まれる競馬はしたことがないけれど、それでも前を追いかけるレースをしてくれましたし、馬の間からも、出て来てくれました。
連勝が止まってしまったのは残念ですが、競馬なので」
逃げた【セレスハント】が直線では止まってしまい、しかもレコードということを考えると、先行争いをした【エスポワールシチー】が2着に頑張ったことは、とても評価出来ると思います。
負けてしまったのは残念ですが、素直に勝った【オーロマイスター】を称えたいです!
3着は高知の【グランシュヴァリエ】
雑賀正光調教師
「夏くらいに比べて、かなり調子が良くなって来ました。
これからさらに良くなると思いますよ」
2番人気6着の【テスタマッタ】
内田博幸騎手
「本来は引っ張りきれないくらい行く馬なのに、4コーナー過ぎから全然ついて行けない...
前走よりはいいかなと思ったんだけど。
まだ骨折明け2戦目だし、徐々に良くなってくれれば」
圧倒的1番人気が敗れたこと、そして11番人気【グランシュヴァリエ】が3着に頑張ったことで、3連単は130万を越える大波乱となりました。
そしてこの秋の交流重賞は...
『日本テレビ盃』(船橋・フリオーソ1着)
『白山大賞典』(金沢・ジャングルスマイル2着)
『東京盃』(大井・ヤサカファイン2着)
『南部杯』(高知・グランシュヴァリエ3着)
と、すべてのレースで地方所属馬が馬券に絡む大活躍を見せています!
次は21日の、門別『エーデルワイス賞』。
ここも期待出来そうですね☆
いよいよ、『南部杯』当日を迎えました!
今朝の東京はよく晴れて競馬日和♪
盛岡の天気はどうかな~
昨日は一日重馬場でのレースでしたが、今日は回復しそうですね。
『南部杯』出走表
今年の顔ぶれ...なんといっても注目は、現在の国内ダート最強ホース【エスポワールシチー】。
[南部杯2009]
昨年の『南部杯』は、休み明けでプラス14キロというかなりパワーアップした体で登場し、楽に先手を取ると、そのまま直線突き放すという圧勝劇を見せてくれました。
ここでの強い走りが評価されて、続く『JCD』では1番人気に。
ここも危なげないレースぶりで、勝利を飾りました☆
昨年の『フェブラリーステークス』で、初めて超一線級のメンバーと対戦してから、一気に強くなった印象です。
前走の『かしわ記念』では、状態が本調子ではなかったようですが、それでもさすがの貫禄勝ち。
いい状態でレースに臨める今回は、死角はないんじゃないでしょうか。
ここで強い勝ち方をして、アメリカへと駒を進めて欲しいです!!
【エスポワールシチー】の1強ムードですが...
今回は2着争いが難しい感じ。
休み明けを一度叩いた【テスタマッタ】。
前走初の地方場所で交流重賞初制覇を飾った【セレスハント】。
『JDD』は負けたとはいえ、勝つ時はものすごく強い3歳馬【バーディバーディ】。
前走『エルムステークス』では惜しい2着だった【オーロマイスター】。
年齢を重ねても、盛岡では激走を見せてくれる【メイショウバトラー】。
そして、地元・岩手の代表【マヨノエンゼル】。
かなり豪華な2着争いが予想されますが、私の対抗馬は...【セレスハント】。
枠が、【エスポワールシチー】の外隣に入ったのがいいですね。
【エスポワールシチー】が逃げて、すんなりと2番手が取れそうですから。
自分のリズムで走れればとても強い馬。
初の盛岡コースを克服して、頑張って欲しいです。
◎3、エスポワールシチー
〇4、セレスハント
▲1、テスタマッタ
△11、オーロマイスター
予想も決まったところで...いざ盛岡へ出発!
いろいろ取材して来ますので、お楽しみに♪
今日11日をもって、佐賀所属の新原健伸騎手が引退することになりました。
今年に入ってから、師匠である上川薫調教師が、突然の事故でお亡くなりになったこと、そして、かなりの難産の末、第2子が誕生したことなど、大きな出来事が重なり、いろいろ悩んだ末に決断したそうです。
新原騎手は、騎手としては身長が高く、競馬のたびに4,5キロ落とすというハードな減量を繰り返していたので、その心労も大きかったようです。
すでに新しい仕事も決まり、一家の大黒柱として、
「守るべき人がいるというのは、とても大きなことだし、とても大切なこと」と、話してくれました。
まだ32歳で、これからの活躍も期待していた矢先ですが、すでに現役生活13年、500勝以上の勝ち星を挙げました。
「やるだけのことはやって来たし、引退を決断した今、騎手に未練はないです」という言葉も聞けたので、前向きな気持ちで引退を祝福したいです。
ラスト1日。
現地で観戦することは出来ませんが、オッズパークの動画で、最後の騎乗をしっかりと目に焼き付けたいと思います!!
佐賀競馬出走表一覧
5日、金沢競馬場で行われた交流重賞『白山大賞典』。
レースは交流重賞初挑戦となった【パワーストラグル】が、勝負所馬なりで上がってきて、6馬身差の圧勝劇を演じ、ダート界の新星誕生となりました☆
そして2着には、地元・金沢の【ジャングルスマイル】が頑張りました!!
[百万石賞]
中央でデビューして2戦後、金沢へ移籍。
14戦13勝というものすごい強さを見せて、今回初の交流重賞挑戦となりました。
負けた1戦も、暑い夏で体調が本調子ではなかったとのこと。
全く底を見せていなかっただけに、調子が戻った今回、中央勢を相手にどんなレースをしてくれるのか、楽しみにしていましたが...
予想以上に収穫の多いレースを見せてくれました。
枠順にしてもそう。
本当はもう少し外枠で、2,3番手が理想の馬ですが、2枠に入ったため逃げる形になりました。
もともと気性が難しく、調教もかなり手こずっていたそうで、逃げというのはこの馬本来の展開ではありません。
その中で、強豪相手に2着...
負けたとはいえ、本当に素晴らしいレースでした。
レース後もご飯をしっかり食べて、順調とのこと。
金田一昌先生のお話では、次走は『JBCクラシック』に選出されたら出場したいということです。
初めての遠征になりますが、まだ底を見せていないだけに、楽しみの方が大きいですね。
昨日の『東京盃』では、【ヤサカファイン】がハナ差の2着でしたし、【フリオーソ】をはじめ、この秋は地方馬の大活躍が期待出来そうです♪