26日の『笠松グランプリ』を快勝した、笠松の【マルヨフェニックス】。
このレースには、同じ笠松の【ラブミーチャン】、昨年このレースを制している兵庫の【イイデケンシン】、名古屋の【キングスゾーン】といった、地方を代表する馬たちが出走しました。
レースは【ラブミーチャン】がスタートで大きく躓いてしまい後方から、前は【イイデケンシン】と【キングスゾーン】が競り合う速い展開となりました。
【マルヨフェニックス】は出遅れもなく、上手にスタートを切りましたが、尾島騎手が抑えて最後方の位置取り。
勝負所では外からまとめて交わして、直線を向いた時にはすでに先頭を伺う勢い。
最後も突き放して、2と1/2馬身差の完勝でした!
柴田高志調教師
「足元に不安があったので、夏場は休ませたんです。
オッズパークグランプリに出場したかったけど、仕方ないですね。
厩舎でじっくりと調整していました。
それがいいリフレッシュになって、秋には状態も良くなりました。
ここ2戦はこの馬らしい強さを見せてくれていますね。
レース後も変わりなく順調ですし、次走は川崎の『報知オールスターカップ』(1/3)を目指しています」。
09年『JBCクラシック』の馬場入り。
前は馬場入りする時にかなり入れ込んでいましたが、今はだいぶ大人になったそうです。
足元の状態も良くなったし、08年に1番人気で4着に敗れた『報知オールスターカップ』に再び挑戦するということで、ぜひともリベンジを果たして欲しいです!
東京競馬場で行われた、初の『ワールドスーパージョッキーズシリーズ』。
地方からは、荒尾の杉村一樹騎手が参戦しました!
たくさんの横断幕も出ていましたよ。
まずはエキストラ騎乗で、1レースから登場。
好位につけていましたが、勝負所から後退して15着でした。
残念ながら結果を出すことが出来ませんでしたが、その後のレースに乗るために、すごく貴重な経験が出来たと話していました。
続いては8レース。
ここは後方待機からそのまま14着でした。
そしていよいよWSJS本番の9レース。
中団から、直線入り口では少し詰まりながらも外に出してから伸びて5着という結果。
「仕方ないですね。4コーナーで少し詰まりました...外出したらよく伸びてくれましたね。
最初の1レースに乗せてもらったことが利いてます。尾形先生に感謝してます」
続く10レースはエキストラ騎乗。
荒尾にいたこともある【ヌーサ】に騎乗。
乗り難しいところのある馬ですが、中団から粘って8着となりました。
WSJS2戦目の11レースは、【ケイアイライジン】に騎乗。
道中はかなりかかってしまい、力んで走っていたため13着に。
最終戦の12レースは【ナシュワンヒーロー】に騎乗。
好スタートを決めると、2,3間歩目のダッシュも速く、思い切った逃げ戦法。
直線半ばで1番人気【ケニアブラック】に捉えられますが、最後までよく粘って2着を確保しました。
総合成績は、
1位 R.ムーア(イギリス) 33点
2位 C.ウィリアムズ(オーストラリア) 32点
3位 J.ムルタ(アイルランド) 30点
4位 藤岡佑介(関西) 29点
5位 福永祐一(関西) 27点
6位 杉村一樹(荒尾) 26点
7位 内田博幸(関東) 24点
8位 C.スミヨン(フランス) 20点
8位 松岡正海(関東) 20点
10位 M.チャドウィック(香港) 15点
11位 M.ギュイヨン(フランス) 9点
12位 藤田伸二(関西) 6点
13位 M.スミス(アメリカ) 5点
13位 C.ルメール(フランス) 5点
15位 蛯名正義(関東) 4点
パドックで行われた表彰式には、レースが終わってしばらく時間があったにもかかわらず、たくさんのファンが残っていましたよ。
上位3名の騎手が表彰台へ。
そしてラストは、出場騎手全員でのシャンパンファイトがありました!
私はかなりシャンパンがかかってしまい、上手く写真が撮れませんでした...
終わった後、タオルで拭いている図です。
シャンパンでベトベトになったけど、普段とはまた違った、華やかな表彰式でした☆
すべて終了した後の杉村騎手は、リラックスした笑顔を見せてくれました。
「1レースから乗せてもらえたので、考え込む時間がなかったのがよかったですね。
8レースからは連続でバタバタだったし。
やはり世界のトップジョッキーのレースは甘くない。なかなか開かないです。
最後のレースで、なんとか仕事は出来たかなという感じです。
横断幕は目に入りましたよ。
みんな来てくれて、とても嬉しかったです。
今日は父も招待していたんですけど...親孝行になったかな(照)。
レースが終わってホッとしている気持ちもあるけど、また来たいって思いました。
赤岡騎手には、「修次さんには負けました」って言います(笑)。
いい経験をさせてもらったので、また地元で頑張ります!」
そして、師匠の工藤榮一調教師も応援に来ていました。
「自分はあまり感動しない方なんだけど、さすがに最終レースは声が出たね。「頑張れ~」って、久しぶりに興奮した。
彼なりに頑張って乗っていたよ。勉強する能力があったということで、1位に選ばれただけのことはあるね。
3年前、惜しいところで出場を逃して、私も悔しかった。
今年は第1戦が盛岡だったから、左回りはあまり乗ったことがないから地元の調教師に頼んでエキストラで乗せてもらったんですよ。
1度乗れば、コースの雰囲気がわかるから。
今回出場が決まって、私も嬉しかったですよ。
よく頑張ってくれて、誇らしいです。
これを機に、さらに謙虚になって成長して欲しいです」。
杉村騎手のWSJS出場で、たくさんの人たちが熱く燃えた1日でした。
大舞台を経験して、パワーアップした杉村騎手の、今後の活躍にも期待したいですね。
東京ミッドタウンで行われた、『ワールドスーパージョッキーズシリーズ』&『ジャパンカップ』のウェルカムパーティーに潜入して来ました!
『スーパージョッキーズトライアル』で、見事出場権を勝ち取った、荒尾の杉村一樹騎手を取材して来ましたよ。
「WSJSは出られるだけで光栄なレース。世界のトップジョッキーと戦えるのが本当に楽しみです。
3年前はSJTで2位になってしまい、残念ながら出場することが出来ませんでした。
その時1位だった赤岡騎手の活躍は、同郷ということもあって嬉しさ半分、悔しさ半分の気持ちで見ていました。
今回は2日ではなく1日で終わるので、よくも悪くもすぐに決着が着きますね。
出場出来ることになって、なかなか実感が沸かなかったんですが、荒尾での競馬が終わって昨日くらいから緊張して来ました。
赤岡騎手からは、まずパーティーでやられるぞって言われてたんですけど...その通り、すでにやられてます(笑)。
お酒も飲めないし、六本木の夜景を見ているなんて...なんか信じられないです。
明日はお台場で海を見てたそがれてから(笑)、調整ルームに入ります。
いつもの自分のではない勝負服でレースに乗れるのも新鮮だし、周りに僕の勝負服を着た騎手がいるのも楽しみですね。
世界の強豪たちとの戦いになりますが、どのジョッキーにも負けたくないです!」
明日は東京競馬場で、1R・8R・9R・10R・11R・12Rに騎乗します!
どんなレースを見せてくれるでしょうか♪
今回も金沢グルメ、た~っぷりと堪能して来ましたよ♪
まずは到着してすぐにいただいた、[岩本屋]のラーメン!
麺のやわらかさや背脂の量など選べるんです!
私はシンプルにしょうゆラーメン。
麺やわらかめ、背脂多め、ネギ多めを注文しました。
全然ギトギトしてなくて、ぺロッと食べられちゃいましたよ。
本店は福井県で、北陸にしか出店していないそうです。
続いては~夢にまで見たお寿司屋さん。
片町にある、「玉寿司」
刺し盛り~
香箱ガニ~
にぎり~
めちゃくちゃ幸せでした♪
他にも、松茸の土瓶蒸し・はたはたの焼き物・のどぐろ...興奮し過ぎて写真取り忘れたけど、ものすごく美味しいものをいっぱいいただきました。
あんなに豪華な食事をいただいたのは、人生初ではなかろうかと思うほど。
そんな玉寿司のご主人。
お店も凝ってますが、ユニフォームも凝ってます。
そして競馬場にも、玉寿司の支店があるんですよ。
こっちのお店では、普通の格好のご主人です。
競馬場でも、しっかりにぎってくれますよ。
こちらは正門を入ってパドックの手前にありますが、パドックの後方にももう1件、玉寿司の暖簾分けのお店があります。
2軒もお寿司屋さんがある競馬場...なんて豪華なんでしょう♪
金沢に行った時には、ぜひ味わってみて下さいね☆
レディースジョッキーズシリーズの後は...
エキシビジョンレースとして、ポニーレースがありました♪
金沢ちびうま団主催のドリームレースです☆
私も参加して来ましたよ。
詳しくはこちら→金沢ちびうま団
1番【フラワーカンパニー】赤見千尋 280メートル
2番【コダマ】宮下瞳騎手 250メートル
3番【コテツ】奥村あきちゃん 200メートル
4番【テンミリリットル】平山真希騎手 200メートル
4,5番【ミスターチービー】人形のよしこちゃん 200メートル
5番【モモリーノ】皆川麻由美騎手 200メートル
6番【スケスケランラン】山本茜騎手 250メートル
レースは距離ハンデ戦。
4,5番の【ミスターチービー】は、4番【テンミリリットル】の子供です。この秋生まれたばかりで、これがデビュー戦。
鞍上のよしこちゃんも、おそらくはデビュー戦だと思われます。
【コテツ】に騎乗する奥村あきちゃんは、昨年のジョッキーベイビーズで2着に入った実力の持ち主。
個性豊かなメンバーで、スタートとなりました。
レースはこちら→レディースジョッキー ローズカップ
スタートは、後方のゲートを実際に開いて、その音が合図となりました。今回デビュー戦だった【コダマ】は、ゲートの音にびっくりして立ち上がってしまいました。
人馬ともに怪我がなくて、よかったです。
【ミスターチービー】、頑張りましたね~。
かなり皆川騎手の進路を妨害していましたが...写真判定の結果、2着同着。
レース後には、必死に私のヘルメットをかじってました。
負けて悔しかったんだろうか。。
【フラワーカンパニー】のおかげで、1着になれました☆
本当に速いし、ラスト30メートルくらいで自分で手前を替えたのにはびっくりでしたよ。
完全に競走馬ですね。
そして、引っ張ってくれたのは、元騎手の山上由紀子さん。
1番ハンデがありましたから、たくさん馬場を歩いて大変そうでした。
山上先輩、ありがとうございました!
今度は一緒に乗りたいですね♪
ちびうま団の頑張りと、たくさんの方の協力で、楽しいポニーレースを経験させていただきました。
本当に本当にありがとうございました。
やっぱり...勝つって気持ちいい~♪
[番外編]
6レース終了後に、ポニーレース騎乗の騎手紹介がありました。
宮下騎手はエキストラ騎乗中、よしこちゃんはまだシークレットということで、5人での紹介式。
私は現役時代の勝負服&勝負ズボンだったんですけど...
ズボンがスケスケだって、みんなが笑うんです。。
昔はみんな薄い生地だったから、そういうの全然気にしないか、気になる人は下にスパッツ履いてたけど、今は透けないしっかりした生地のズボンが流行りなんですね。
なんだか急に恥ずかしくなったので、コート脱ぎませんでした。
そして本番では...吉原騎手にズボン借りました。
馬具なども、流行廃りがあるもんです。
時代の流れを感じたエピソードでした。