29日に名古屋で行われた『秋桜賞』は、園田からの遠征馬【エンタノメガミ】が勝利しました!
揃ったスタートから、1枠1番の【ボニータシチー】が飛び出しますが、すぐに【ダイナマイトボディ】も前へ。
この2頭が競り合う形になり、前は速い展開に。
少し離れた3番手を【シルバーウインド】、そこからまた離れて一団が続きます。
中団には1番人気【キーポケット】、その後ろに【エンタノメガミ】。
向正面に入ると3番手にいた【シルバーウインド】が先頭へ。
【キーポケット】、【エンタノメガミ】も好位に取り付いて行きます。
勝負所では【シルバーウインド】の手ごたえがよく、【キーポケット】はいったん下がって2番手に【エンタノメガミ】。
そのまま【シルバーウインド】が粘るかと思われた所、ゴール間際で【エンタノメガミ】ともう1度盛り返した【キーポケット】が猛然と伸びて来ます。
結果は、ハナ差で【エンタノメガミ】が1着、2着【キーポケット】、昨年の覇者【シルバーウインド】は3着となりました。
[SAKAMOTO CHIZUKO]
勝った【エンタノメガミ】は現在6歳。
園田でデビューして、3歳時には『クイーンセレクション』と『のじぎく賞』を制覇☆
牡馬相手の『兵庫ダービー』でも2着と大活躍をしました。
その後川崎へ移籍し、強敵相手になかなかいい結果を挙げることが出来ず、08年の年末に再び園田に戻ってからも、重賞で勝利を飾ることが出来ずにいました。
今回は、古馬になって初めての重賞制覇。
昨年の『秋桜賞』3着のリベンジを見事に果たしました。
[SAKAMOTO CHIZUKO]
この結果により、今年から始まった『グランダム・ジャパン』古馬シーズンのポントは、
1位 笠松【エレーヌ】27P
2位 兵庫【キーポケット】24P
3位 笠松【トウホクビジン】21P
4位 大井【ショウリダバンザイ】15P
5位 愛知【シルバーウインド】14P
詳しいポイント表はこちら → ポイント表
先日もお伝えしましたが、残念ながら3歳という若さで死んでしまった【エレーヌ】。
『グランダム・ジャパン』の優勝資格は、
1、2戦以上の出走
2、3着以上の成績が1度以上
3、地方所属である
という3つなので、死亡というのが欠格事項に当たるのかどうなのか。
もしも同ポイントの場合は、最終戦に出走している馬が優勝するという規定もあります。
暫定1位の成績を挙げながら、死んでしまった【エレーヌ】のことを想うと、悲しみとともに無念でなりません。
ラスト1戦、10月20日大井『TCKディスタフ』は最終戦ということで、1着に与えられるポイントは20。
まだまだ、どの馬が優勝するかわからない『グランダム・ジャパン』古馬シーズン。
どんな結果が待っているのか、目が離せません!
[SKAMOTO CHIZUKO]
昨日、【エレーヌ】が馬房の中で死亡していたそうです。
牝馬ながら、今年の『東海ダービー』を勝ち、全国各地に遠征して大活躍。
今年から始まった、『グランダム・ジャパン』3歳シーズンの初代女王に輝き、古馬シーズンに入っても、第1位のポイントを挙げていました。
21日に行われた、門別『ノースクイーンカップ』では、大差のしんがり負けを喫し、【エレーヌ】本来の走りが見られませんでした。
レース前から本調子ではなかったようで、笠松に帰ってからはご飯をあまり食べず、お水だけを飲んでいたそうです。
そして、25日の朝、厩務員さんが朝馬房を見に行った時、息を引き取っているのを発見しました。
死因は不明とのことです。
期待が大きかった馬だけに、とても悲しく、悔しい気持ちでいっぱいです。
どんなに過酷なローテーションでも、いつも一生懸命頑張る姿を見せてくれる馬でした。
3歳馬ながら、26戦11勝。
門別でデビューして、笠松に移籍すると、そこから全国の競馬場へ遠征しました。
門別・笠松・阪神・京都・園田・名古屋・中京・水沢・佐賀・川崎・大井・金沢と、12場の競馬場で走り、そのうちの6競馬場で勝利を挙げています。
これだけの馬が、3歳という若さで死んでしまったこと...
いち競馬ファンとして、しっかりと心に刻み込み、【エレーヌ】の勇姿をいつまでも記憶に留めていきたいです。
明日26日は、全国の地方競馬場で3つの重賞が行われます!
まずは、佐賀『ロータスクラウン賞』。
『ロータスクラウン賞』出走表
四国・九州交流戦ですが、今年は他地区からの遠征馬はいません。
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ここはやはり、2歳チャンピオン【フレーザーハクユウ】に注目です!
デビューから6戦4勝で『九州ジュニアグランプリ』を制して南関東へ移籍しました。
そこからちょっと歯車が狂ったのか、なかなかこの馬らしい競馬が見られずにいました。
佐賀に戻って来てからも、3戦惨敗...
でも2走前から復活して、古馬と戦った『B1・B2』で逃げ切り勝ち。
前走の『荒炎賞』では8馬身差の圧勝を見せてくれました!
マイナス7キロの馬体重でしたが、荒尾への輸送もありましたし、今回は1800メートルという距離を克服して、強い【フレーザーハクユウ】に期待しています!
前走『荒炎賞』2着の【ダンツウォッチ】、『九州ダービー・栄城賞』2着だった【ゴールドセント】、中央から移籍して1叩きした【マイネピアチェ】が気になります。
◎8、フレーザーハクユウ
〇4、ダンツウォッチ
▲3、ゴールドセント
△11、マイネピアチェ
発走は、16:20です!
ちなみに...
オッズパークでは、『ロータスクラウン賞』キャンペーンやってます♪
続いては、盛岡『OROカップ』。
地方全国交流戦、芝1700メートルです!
『OROカップ』出走表
北海道から【トウショウヘリオス】
船橋から【サウンドサンデー】・【リュウノボーイ】・【ポップコーン】
川崎から【コスモヴァシュラン】
名古屋から【キングスゾーン】
と、12頭中6頭が遠征馬。多彩な顔ぶれが揃いましたね。
昨年は、【コスモバルク】が制したこのレース。
今年は大激戦が予想されます。
その中で、注目したのは3歳馬【リュウノボーイ】。
盛岡の芝は3戦して2勝。ダートよりも強いイメージがあります。
特に、7月の『オパールカップ』は圧巻で、7馬身差の圧勝を見せてくれました。
そして、前走『黒潮盃』ではすごい末脚で追い込んで、4着まで食い込みました。
岩手時代には新馬戦以外で先着出来なかった【ロックハンドスター】にも先着。
着実に成長しているように感じます。
芝の成績がいい【ボスアミーゴ】、地元以外の方が走る【キングスゾーン】、ミスターピンク騎乗の【サウンドサンデー】にも注目しています。
◎7、リュウノボーイ
〇9、ボスアミーゴ
▲1、キングスゾーン
△4、サウンドサンデー
このレースも、『ロータスクラウン賞』と同じ、16:20発走です!!
3つ目は、帯広・ばんえい『岩見沢記念』です!
『岩見沢記念』出走表
このレースは、8頭中5頭が12日に行われた『ポテト特別』からの参戦。
しかも、斤量は違えど斤量差の比率が同じでもあり、上位馬の好走は必然な感じ。
私の注目は、女傑【フクイズミ】です!
前走の『ポテト特別』では【カネサブラック】に及ばずの2着でしたが、相変わらずの強さを見せてくれました。
今回は715キロ→810キロに斤量がアップしますが、この辺の斤量はもうお手の物です。
昨年の『岩見沢記念』では、今年よりも重い830キロを曳いて4着に敗れましたが、今年の方が斤量も軽いですし、目の覚めるような末脚を期待しています。
08年くらいから、王者として常に人気に推される【カネサブラック】は絶対に外せません。
基本的に、「どうすればカネサを負かせるのか?」という視点で予想してしまうくらい、絶対王者であります。
レースでも常に目標にされていながら、それでも結果を出すんですから、さすがですよね。
ただし...けっこう2着も多い。
【ナリタボブサップ】には、同斤量では先着を許しませんが、【フクイズミ】には20キロ以上の差があれば、差し切られることもありますので。
◎5、フクイズミ
〇8、カネサブラック
▲3、ナリタボブサップ
△7、ホクショウダイヤ
発走は、20:05です!!!
今年の『日本テレビ盃』は、【フリオーソ】が本当に強いレースを見せてくれましたね!
好スタートから【トランセンド】の2番手につけ、勝負所は馬なりで上がって行く手ごたえ。
最後までまったく危なげなく、2と1/2馬身差の完勝でした。
トップハンデの58キロを物ともせず、1番人気に応えてくれましたね。
戸崎圭太騎手のコメント
「無事に勝ててホッとしています。
返し馬をした時点で馬の状態もよく、勝ったなと思っていました。
レースでは折り合いもついて、いつでも抜け出せる手ごたえでしたね。
58キロも気になりませんでした。
これだけいい走りを見せてくれて、フリオーソ自身充実期に入っています。
次も自信を持って乗りたいです!」
川島正行調教師
「スタートもよかったし、無理せず先行出来たのがよかったですね。
58キロを背負っていたので、無理して行かないようにという指示をしていたんですが、その通りに乗ってくれました。
追い切りの反応と同じように走ってくれましたね。
去年は少し体調を崩したのか、徐々にですが、今年はそこがよくなりました。
JBCもなんとか勝ちたいですね。
ヴァーミリアンはじめ、強いメンバーが出てくると思いますが、フリオーソも体調管理してやれば大丈夫。
今日のレースを見て自信を持ちました」
【フリオーソ】は長い間、強いメンバーと戦って好勝負を演じて来ました。
それでも、前走の『帝王賞』からさらにパワーアップして強くなったと感じます。
地元船橋で行われる『JBC』に向けて...とにかく順調にいって欲しいですね。
2着は【トランセンド】
藤田伸二騎手は馬を下りて一言、
「相手が強いね~」と話していました。
今回は初の地方コース挑戦。そして【フリオーソ】にぴったりとマークされての2着ですから、改めてこの馬の力を見せてもらったレースでした。
3着は【スマートファルコン】
もたれる面があったということですが、それでも道中は好位で折り合って、最後はいい脚で伸びて来ました。
【トランセンド】には届きませんでしたが、ハナ差まで追い詰めて、大いに沸かせてくれました。
前走の『帝王賞』ではこの馬らしい面があまり見られませんでしたが、やはり強いメンバーと戦って、この馬も進化していると感じます。
4着【テスタマッタ】
前3頭からはだいぶ離されてしまいましたが、今回は2月の『フェブラリーステークス』以来のレースですし、プラス8キロの馬体重、そして前残りの展開を考えても、次に繋がるレースだったと感じました。
叩いて次走の替わり身に、注目しています。
5着は【ボンネビルレコード】
やはり上位に入った馬たちは、これまでの実績上位の馬たちばかり。
強い馬が勝って、配当的にはかなり固いレースとなりました。
他地区からの遠征馬は...
8着高知の【グランシュバリエ】
11着高知の【ジョインアゲン】
13着笠松の【コロニアルペガサス】
14着高知の【ファンドリコンドル】
という結果でした!
11月3日船橋競馬場で行われる、地方競馬の祭典『JBC』が本当に楽しみになるレースでした♪
ちなみに...
船橋では『JBC』を盛り上げようと、いろいろな企画が催されていますが、騎手の勝負ズボンにも、
しっかりとアピールが入っていました!
こういうPRは初めて見たのですが、素敵な宣伝の仕方ですね。
園田でも騎手ズボンに宣伝を入れていますし、これからはこのアピールの仕方が流行るかもしれませんね。
涼しくなったと思いきや、再び暑さが盛り返している今日この頃ですが...
今日から3日間の連休に入った方も多いのではないでしょうか?
明日は全国の競馬場で、3つの重賞が行われます!
まずは、金沢で行われる2歳重賞『兼六園ジュニアカップ』。
右回り1400m、北陸・東海・近畿・中国地方交流戦です。
『兼六園ジュニアカップ』出走表
今年は、笠松から【モエレトゥループ】【マルヨコンバット】、名古屋から【オートフォーカス】、兵庫から【エルウェーオージャ】と4頭の遠征馬がやって来て、全10頭で戦います。
キャリアが浅い上に、4頭の遠征馬が加わって、比較が難しいところですが...
まず注目したのは、笠松の【マルヨコンバット】です。
デビューして2連勝。
1戦目は逃げて、2戦目は2番手からのレースで圧勝。
レースも上手でセンスもいいですね。
今回はいきなりのメンバー強化になりますが、輸送をクリアして、上手くレースの流れに乗れればここでも差はないと思います。
そして名古屋の【オートフォーカス】。
中央で2戦した後、名古屋に転厩して2連勝。
転厩初戦は途中から先頭に立って5馬身差の圧勝、2戦目は逃げて快勝。
どちらも1400mですから、コースは違えど不安は少ないですね。
ただ、馬体重が400キロちょっとと小柄なので、輸送で身体が減らないことが条件。
当日の馬体重やパドックでの気配に注意します。
地元金沢の中では、【ナエマ】に注目しています。
遠征馬と比べて輸送がないのはプラスですし、使って身体が増えているのも好ましい材料です。
新種牡馬の【スニッツェル】産駒。
今回の舞台を勝っているのも心強いです!
◎5、マルヨコンバット
〇9、オートフォーカス
▲10、ナエマ
△1、ダンシングサクラ
『兼六園ジュニアカップ』の発走時間は、16:05です!
そして、盛岡で行われる2歳重賞『ジュニアグランプリ』。
左回り芝1600mの地方全国交流戦です。
『ジュニアグランプリ』出走表
ホッカイドウ競馬から【スカイキングラブ】【スクランブルエッグ】が遠征し、全9頭で争います。
まだキャリアの浅い2歳馬たちのレースですから、なかなか読みが難しいところですが...
デビュー2連勝中の【ベストマイヒーロー】に注目しています。
デビュー戦は、盛岡芝1000mで9馬身差、2戦目は水沢1400mで8馬身差の圧勝と、圧倒的な強さで勝ちあがって来ました。
今回はマイル戦なので、距離の経験がないことが少し不安点ではありますが、外枠に入って揉まれる心配も少ないですし、ここも強いレースを期待してます。
そして前哨戦を圧勝した【シーグランディ】。
前走は3番手から、余裕の4馬身差の競馬。今回と同じ舞台を勝っているのも大きいですね。
時計も優秀ですし、デビューからこちらも圧倒的な強さで2連勝。
今回はさすがに相手が強くなりますが、どんな競馬を見せてくれるか楽しみです。
道営からの遠征馬【スカイキングラブ】は、まだ1戦のキャリアながら勝負強いレースを見せてくれました。
初芝・初距離・初コースとなりますが、血統的にも芝は十分こなせますし、レベルの高い道営の2歳馬ですから、侮れません。
◎8、ベストマイヒーロー
〇2、シーグランディ
▲7、スカイキングラブ
△3、リュウノフラッシュ
『ジュニアグランプリ』の発走時間は、16:20です!!
続いてはばんえい、帯広競馬場で行われる『銀河賞』。4歳馬の別定戦です。
『銀河賞』出走表
ばんえい競馬を予想する上で大切な馬場水分を見てみると...
今日は晴れで2,3%。
今夜から弱い雨が降り始め、明日の午後まで降るという予報ですから、この数字よりも増えそうです。
ただ、あくまで弱い雨予報ですから、大きな変化はないんじゃないでしょうか。
出走馬10頭中、1番重い斤量を曳くのは【キタノタイショウ】。
3歳時には『イレネー記念』を勝ち、ばんえい3歳3冠レースである『ばんえい菊花賞』『ばんえいダービー』を制して2冠に輝きました。
今年に入ってからは勝ち星から遠ざかっていましたが、ここ2戦連勝して復活の狼煙を上げています。
気になる点は、同じく4歳重賞の『柏林賞』の成績。
トップハンデ720キロを曳いて、7着に敗れました。
その時の最軽量は【コマクイン】の670キロですから、最大50キロの差がありました。
今回の最軽量は【ワタシハキレイズキ】と【コマクイン】の690キロですから、最大差は40キロ。
連勝の勢いと、これまでの実績を考えても、ここは上位争いが期待出来そうです。
初の重賞挑戦で『柏林賞』を制した【ジャングルソング】は、今回710キロ。
『柏林賞』では【キタノタイショウ】との差が30キロありましたが、今回は20キロ。
この辺りが気になるところではあります。
『はまなす賞』を制した【アアモンドヤマト】、今年9勝している【トモエエーカン】、最軽量【コマクイン】にも注目してます。
◎10、キタノタイショウ
〇9、アアモンドヤマト
▲8、トモエエーカン
△7、コマクイン
『銀河賞』の発走時間は、20:05です!!!