いよいよ…いよいよ…
明日の福山10レースで、アラブ系単独のレース体系が終わりを告げます。
アラブのみのレースが、終わってしまうんです!
私自身、現役時代は数多くのアラブに乗せてもらいました。
サラブレッドとの大きな違いは、とにかく丈夫であること!
前向きで素直で、乗りやすい馬が多かったです。
時代の流れとはいえ、寂しいですね。
『レジェンド賞』を前に…
もう1度、サラブレッドとアラブの違いについて、おさらいしたいと思います☆
まずはサラブレッドから。
イギリスの在来馬に、3大始祖と呼ばれる3頭のアラブを交配し、改良を重ねた馬。
どの馬も、父系を辿っていくと、必ずこの3大始祖である、
[ダーレー・アラビアン]
[ゴドルフィン・アラビアン]
[バイアリー・ターク]
の3頭に行き当たります。
そして必ず、血統書に登録されています。
特徴は、頭は小さくクビは長めで、四肢が長く、均整のとれた身体をしています。
続いてアラブ。
もともとはアジア・エジプト・メソポタミアなどを経由してアラビア半島に入った馬が、アラビアで改良された種類です。
サラブレッドと同じく、血統書登録されている馬のみ、アラブと認められます。
特徴は、頭は小さくクビはやや長めで、関節・四肢が丈夫な身体をしています。
日本で競走馬として走っているのは、アングロアラブという種類で、これはアラブとサラブレッドを掛け合わせた馬たちです。
アラブの血の量が25%以上の馬たちを[アラ系]
アラブの血の量が25%未満の馬たちを[サラ系]
と呼びます。
長い長い歴史を持つアラブの競走が、日本でなくなってしまうのがとても残念ですが…
アラブの競走馬がすべていなくなるわけではないですからね!
サラブレッドの中に混じって、これからも頑張ってほしいです。
明日の『レジェンド賞』は…
レジェンド賞出走表
8月16日の『金杯』で、高知の【セトノヒット】に半馬身差の2着と頑張った【フジノコウザン】が中心。
【ザラストアラビアン】との、熱い一騎打ちを期待してます♪
1978年、私が生まれた年に創設されたばんえい競馬の『ナナカマド賞』。
紆余曲折を経て、昨年度から2歳重賞として復活しました!
12月30日『ヤングチャンピオンシップ』、来年3月14日『イレネー記念』へと続く、2歳世代3冠戦線の第1弾です☆
ナナカマド賞出走表
牡馬560キロ、牝馬540キロという、すべての馬が初めて引く重量です。
出走10頭中6頭が、8月16日の『青雲賞』に出走していますが、上位は拮抗して差がありません!!
私の本命は…【テンマデトドケ】
馬体重が1トンを越える大きな身体。そして535キロの重量を引いた『青雲賞』を勝っている。
前走は全く競馬にならなかったようですが、すべての馬が初めての重い斤量を背負う今回は、やはり実績を重視したいですね。
今回は新人・長澤幸太騎手が手綱を取ります!
今年デビューした新人といえど、すでに55勝を挙げているんです。
すごい新人ですよ〜。これからのばんえいを背負って立つ存在ですから、ベテラン勢相手の重賞でも、期待しています。
対抗は…【ミスタートカチ】
『青雲賞』は4着。ここ2戦は1番人気で1着2着と安定した競馬をしています。
使いながら身体が増えているのもいいですね。
【ミスタートカチ】とここ2戦勝ったり負けたりしている【ホクショウバトル】も差はありません。
この馬も1トンを越える馬体なので、高重量戦では外せないですね。
ただ、これまでの最高重量だった535キロの『青雲賞』で、1番人気ながら5着に敗れているのがちょっと気になるので3番手。
『青雲賞』では惨敗も、ここ2戦で立ち直っている【アサギリセンショー】にも注目しています。
◎6、テンマデトドケ
○1、ミスタートカチ
▲4、ホクショウバトル
△5、アサギリセンショー