さっきテレビを見ていたら、『キンキキッズ10周年記念ライブ』なるものを放送していた。
そうか、キンキもデビュー10周年か・・と、妙に感慨にふけったりする。
とり立ててキンキファンという訳でもないのだけれど、私が競馬界に入った年と、キンキのデビューが同じだったため、曲を聴いたりすると懐かしい思い出がフラッシュバックする。なかなかどうして、キンキの曲は名曲揃いでもある。
地方競馬教養センターに入った時、外界との接触のなさに度肝を抜かれたものだけど、唯一の繋がりといえるのが、厩舎で流れるラジオ?だか有線?だかの最新音楽だった。
我が同期生たちは全員男子で、当時デビューしたキンキが相当お気に入りだった模様。
「俺が剛だ!」「俺が光一だ!!」と言っては、争って【硝子の少年】や【愛されるよりも愛したい】を振りつきで歌っていた。
当時は、「フッ、子供ね。」と横目で見ながらスピードを口ずさんでいた私であるけれど、今となっては忘れられない思い出の曲になっている。
特に、通常の学校でいう卒業式に当たる、終了供覧で流した【青の時代】は思い出深い。
2年間の集大成ともいえる終了供覧は、前半は全員で曲に併せて隊列を組んで演技をし、後半は模擬レースをするというもの。家族や調教師も見に来ているし、生徒としての最後の騎乗となる。
我が68期は巣立って行く時の曲に【青の時代】を選んだ。今でも、アノ曲を聴くと卒業する時の嬉しさと不安な気持ちを思い出す。我が同期ながら、いい選曲だった。
29歳になった今でも、カラオケでキンキを歌われるとジーンときてしまい、歌っている殿方が3割増しにカッコ良く見える。曲というのは、スゴイ力を持っている!!
シャバでは有り得ない、貴重品ロッカーならぬ、お菓子入れロッカー。カギは先生に預けます。
センターでは現金なんて見向きもされません。お菓子やジュースが最も大切な貴重品。そんな不思議な世界で聴いた曲は、一生忘れられないでしょう。