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今週の見どころ(8/20~8/22)

2022年8月18日(木)

 8月22日(月)のメインは、オープンによるオーガスト特別。ここまでの9開催で、各開催のオープン一線級が出走可能な重賞・特別戦にはメムロボブサップ、アオノブラックの二強のどちらかは参戦していましたが、ここはともに不在となっています。出走予定の10頭中、今季オープン格付で勝利しているのはメジロゴーリキだけ。二強がいないチャンスをモノにするのはどの馬でしょうか。

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【第10回開催1日目】
 8月20日(土)のメイン第11レースには、アルタイル特別(B1級-1組・20:05発走予定)が行われます。

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 前開催の同条件・葉月特別組が6頭ともっとも多いものの、1着ヒメミヤはA2昇級、2着ツガルノヒロイモノは28日の3歳・4歳混合重賞・はまなす賞へ出走予定です。
 葉月特別でメンバー最先着の3着はオレノタイショウですが、好位でスムーズに運んで勝ち馬と2秒3差。注目は1番人気で5着だった◎マルミゴウカイです。障害を先頭で仕掛けて苦戦し離れた5番手で越えたものの、いつものキレが見られず3着争いに加わるのが精一杯でした。しかし、不利があってもオレノタイショウと1秒3差という結果を考えれば、まともに走れば、負けないはず。
 その○オレノタイショウが対抗です。B1昇級初戦だった4走前から2、2、2、3着と高いレベルで安定しています。差されて負けることが多いだけに、勝つにはマルミゴウカイの末脚不発が条件になります。
 ▲マルモタイショウは、前開催の4歳オープン・山鳩賞で2着。格上A1級の牝馬ミソギホマレとの一騎打ちの末、決め手の差だけという走りでした。B1級の特別初挑戦だった2開催前は障害をひと腰で越えたものの、重めの馬場に末脚を削がれた格好で6着。しかし、今回はクラス慣れや、2走前(馬場水分0.7%)より水分が多い馬場が見込めます。巻き返しに期待です。
 △カネサスペシャルは、葉月特別が昇級初戦ながら6着に健闘。障害でマルミゴウカイにお付き合いした格好ですが、こちらの末脚はシャープでした。

【第10回開催2日目】
 8月21日(日)のメイン第11レースには、不知火特別(A1級混合・20:05発走予定)が行われます。

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 A1級とA2級の各5頭が争います。前走は、A1級のうち3頭はばんえいスタートロフィー(3歳以上選抜)、A2級のうち2頭は自己条件のベガ特別で、ほか、オープン・A1・A2級の混合だったとかちえぞまつ特別に出走していた馬も3頭います。
 ばんえいスタートロフィーの勝ち馬◎コウシュハレガシーに注目します。A2級の3歳馬ヤマカツエースを相手に逃げ切って、A1昇級後の初勝利をマーク。2走前にメムロボブサップの3着があり、オープン馬が、やや精彩を欠いているウンカイタイショウ1頭だけという組み合わせなら1番人気は当然といえ、力を示しました。今回は近2走より相手が楽になっていますが、前走ではなかった賞金ハンデ10キロが課されている点が気がかりです。
 ○ダイリンファイターは現A2級ですが、A1級の特別2戦連続2着で昨季を終えているように、格上相手のここでもヒケを取りません。コウシュハレガシーがA2格付だった春には特別戦で2秒差前後の接戦を演じており、20キロ差あれば逆転も可能でしょう。
 ▲アオノゴッドは、ベガ特別を8番人気で勝利。過去2走で苦労していた障害をひと腰でまとめ、先頭からさほど差のない5番手で降りたことで、自慢の末脚を生かせた恰好でしょう。今回はA1級相手で流れが厳しくなりそう。しかも端の10コースで追走に不安もありますが、ハマる可能性はあります。
 △ココロノタカラは、2連勝でA1に昇級したあとは5着が最高で5連敗中。ばんえいスタートロフィーも障害で大きく置かれ、見せ場がありませんでした。多少相手が楽になったことに、浮上の期待をかけます。

【第10回開催3日目】
 8月22日(月)のメイン第11レースには、オーガスト特別(オープン・20:05発走予定)が行われます。

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 ばんえいグランプリの勝ち馬メムロボブサップ、今季重賞2勝のアオノブラックが不在。さらには今開催には3歳・4歳重賞のはまなす賞、5歳の準重賞・朱雀賞と世代オープン戦も組まれたことで、実績に差があるメンバー構成となっています。
 ばんえいグランプリ出走馬から3着◎ミノルシャープに注目します。離れた障害3番手から追い上げ、一旦はメジロゴーリキに並びかけるシーンを作ったものの、息切れしてしまったのは障害で体力を使ったからでしょう。高重量もこなせますが、特別戦のほうが好成績を残している近況から前進あるのみ。2着メジロゴーリキが、今回賞金ハンデ5キロを課されているのも、逆転へ向け好材料でしょう。
 ばんえいグランプリ4着○コマサンブラックも有力。6歳世代がメムロボブサップ(1着)、インビクタ(第2障害で競走中止)とこの馬の3頭が出走し、8番人気ともっとも低評価でしたが、障害ひと腰から歩ききったのは、今年の帯広記念で890キロの高重量を経験していたおかげかもしれません。2走前のサマーカップ(オープン混合)が9着だったように特別戦でひと息なのは気になりますが、前走のミノルシャープとの2秒8差は縮まるはず。
 ▲メジロゴーリキは、ばんえいグランプリ2着と実績上位。ただオープン800キロだった前走とは違い、ミノルシャープ、コマサンブラックより余分に5キロ課されているのが気になるところ。
 △コマサンエースは、今回が昇級初戦ですが、同世代のコマサンブラックとは4月の春駒特別(A1級混合)をはじめ接戦多数。格負けはないはずです。

今週の見どころ(8/13~8/15)

2022年8月11日(木)

 8月14日(日)のメイン第11レースには、夏のBG2・ばんえいグランプリが行われます。ファン投票上位馬の回避が相次いだものの、1位メムロボブサップが連覇を目指し出走予定。なお今年は新しい試みとして、ファン選抜に漏れた票数の多い馬によるオッズパーク杯ばんえいスタートロフィーが、ひとつ前の第10レースに実施されます。
 前日の13日(土)には18:30から、ニコニコ生放送ばんえいグランプリ前夜祭 Powered by オッズパークの配信もあります(詳細はこちら)。
 オッズパークLOTOのセレクト7重勝単勝式で、1741万2220円のキャリーオーバーが発生しています(8月8日の開催終了時点)。オッズパークLOTOについてはこちら

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【第9回開催4日目】
 8月13日(土)のメイン第11レースには、デネブ特別(B2級-1組・20:10発走予定)が行われます。

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 メンバー10頭中6頭が3走前までにB3級で出走。3開催前のスキカメ岡本出版記念、前開催のユリウス特別と最近の同条件特別戦の勝ち馬はすでにB1へ昇級と、B2級-1組はメンバーの変動が大きいです。
 注目はユリウス特別の2着馬◎ジェイファイターです。B2昇級初戦だった2走前の4組、生涯初の特別戦だった前走ともカネサスペシャルの2着に好走。早めに障害を越えながら、ともにゴール前で勝ち馬につかまったもののバテてはいません。重めの馬場では粘りを欠く面が見られますが、今回も引き続き軽馬場が濃厚。強敵不在で勝利をつかむか。
 ○ドラゴンボーイは、スキカメ岡本出版記念が2着で、ユリウス特別は1番人気に推されたものの直線で早々と一杯になり10着。しかし、障害では直行に近い仕掛けだったことが影響した可能性はあります。力負けではなく改めて注目。
 ▲ロングビユウテイは、スキカメ岡本出版記念、ユリウス特別とも3着。特にユリウス特別では、カネサスペシャルと互角の末脚で追い込んでおり、馬場に恵まれた面はあるにせよ近走は詰めの甘さが出ていません。最近までB3級にいた馬も多いここなら実績上位といえます。
 近2回の特別戦で4、5着△サカノハマナカも押さえには。

【第9回開催5日目】
 8月14日(日)のメイン第11レースは、BG2・第34回ばんえいグランプリ(20:05発走予定)。クラス(重量格)別定重量戦ですが、出走8頭いずれも5歳以上のオープン馬のため、全馬800キロでの争いとなります。

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 ハンデ差がつかない条件がもっとも有利なのは◎メムロボブサップでしょう。7月の旭川記念では、トップハンデこそアオノブラック(2着)に譲ったものの、2番目に重い800キロを課されながら圧巻の逃げ切り勝ち。ここでも有力と目される3着インビクタ、4着メジロゴーリキ、5着ミノルシャープはいずれも10キロ軽い790キロだっただけに、今回大きな不利でもなければ負けるシーンは考えにくいところ。2年連続でファン投票とレースでの1番人気にこたえてくれるでしょう
 ○メジロゴーリキ▲ミノルシャープは、このレースには4年連続での出走とおなじみの古豪8歳馬です。旭川記念は4着と5着とほぼ人気通りの着順。小雨、馬場水分3.6%の軽馬場でも、障害3番手から3着に粘ったスピードある6歳馬インビクタから4秒差以内にまとめていました。旭川記念の上位3頭が不在だった前開催のオッズパーク賞サマーカップは、格下相手で乾いた馬場と条件は向きましたが、各1、3着と巻き返しています。
 メジロゴーリキは、過去2、3、3着。ミノルシャープは20年1着と実績上位。両馬以外の6頭は5~6歳と若いだけに、あまり馬場が軽くならなければ、キャリアが生きるでしょう。ただしミノルシャープは、サマーカップ(馬場水分0.4%)では障害でふた腰かかり、直線詰めを欠いたように、馬場に左右される面があるため、メジロゴーリキのほうを上に評価します。
 △インビクタは、旭川記念が古馬重賞初参戦ながら3着という結果は評価できます。ただ、メムロボブサップより10キロ軽く、馬場も向いた面は否めません。馬場が変わり、ハンデ差がつかない条件でも勝ち負けできれば、秋冬の高重量戦でも楽しみな存在となります。

【第9回開催6日目】
 8月15日(月)のメイン第11レースには、ベガ特別(A2級・20:15発走予定)が行われます。

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 今開催のA2級は、今季の収得賞金が多い馬は6日の第1回とかちえぞまつ特別(オープン・A1級との混合)へ、4歳馬は7日の山鳩賞へ出走しています。
 前開催にルビー特別(A2級)を使われていた馬が大半ですが、注目は別路線からの◎ダイリンファイター。前開催はA1級混合の平場戦に出走し、4歳牝馬ミソギホマレの2着に逃げ粘っています。ミソギホマレは2開催前の文月特別(A2級)の勝ち馬であり、ダイリンファイターはそこでも逃げて2秒0の僅差3着。ミソギホマレは7日の山鳩賞で3連勝を決め、A1昇級と波に乗っており、接戦を演じたこの馬にも期待です。
 ○オレワチャンピオンは、文月特別では2着。ダイリンファイターと叩き合いになり、コンマ1秒だけ先着しています。続くルビー特別は1番人気で逃げ粘れず4着でしたが、メンバー最先着の2着サクラドリーマーとは2秒6差。台風の進路により馬場状態は変わりそうですが、ダイリンファイターさえ振り切れれば残り目があります。
 ▲ホクトシンバは、文月特別4着、ルビー特別5着。勝ち馬はともに不在だけに、机上の計算では着順アップが期待できるはず。
 △コウテイは、6月のムーンストーン特別(B1級との混合)で1着。前走はダイリンファイターと同じ平場のA1級混合で7着でしたが、近11回の馬券絡みは特別戦であるように条件替わりは歓迎といえます。

今週の見どころ(8/6~8/8)

2022年8月 4日(木)

 今開催より3歳馬は、B4級以上の平場戦では、若馬減量が20キロから10キロ減となり、4歳と同一条件となります。なお、特別戦では年内中は20キロ減が継続されます。
 8月8日(月)のメインには、4歳オープンによる山鳩賞が組まれています。14日(日)のばんえいグランプリにファン投票5位で選出されていたサクラヒメは、どちらにも登録なし。ファン投票9位も繰り上がりで出走可能だったオーシャンウイナーは、山鳩賞に出走見込みとなっています。
 オッズパークLOTOのセレクト7重勝単勝式で、807万2470円のキャリーオーバーが発生しています(8月1日の開催終了時点)。オッズパークLOTOについてはこちら

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【第9回開催1日目】
 8月6日(土)のメイン第11レースには、第1回とかちえぞまつ特別(オープン・A1級混合・20:10発走予定)が行われます。

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 オープン、A1、A2級の3クラス混合戦。
 2頭いるオープン馬から◎ヤマトタイコーに注目します。前走サマーカップはA1級との混合でしたが、オープン馬が7頭と多く、しかもメジロゴーリキ、ミノルシャープ、マツカゼウンカイら骨っぽいメンバー。5着という着順ほどの見せ場はなかったものの、障害ひと腰と立て直されています。今回はなにより相手が大幅に楽になっており、今季初勝利のチャンス到来です。
 4頭が前走として使われていた7月24日のA1級混合は、A2級馬が1、2着で、メンバー最先着の4着もA2級の○ニセコヒカルでした。軽馬場続きで速い展開になることが多い昨今でも障害をひと腰で越えている巧者。今回は馬場が重くなりそうで、他馬が障害で苦戦すれば、押し切れる確率が高まります。
 もう1頭のオープン馬▲ゴールデンフウジンは、A1級相手だった2開催前のファイターズ杯(馬場水分2.5%)では離れた障害5番手から鮮やかな追い込みを決めています。ヤマトタイコーと同様、相手関係に恵まれた印象ですが、重めの馬場ではどうでしょうか。
 △フレイムゴールドは、A2昇級初戦だった前走の特別戦でいきなり勝利。一気の相手強化でも狙ってみたい魅力があります。

【第9回開催2日目】
 8月7日(日)のメイン第11レースには、山鳩賞(4歳オープン・20:05発走予定)が行われます。

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 4歳路線はこの後、8月28日に行われる3歳との混合重賞・はまなす賞が大きな目標となります。4歳では、柏林賞を制したオーシャンウイナーはすでに出走権を手にしており、残り4頭は通算収得賞金順での選出。当落線上の馬たちは、オーシャンウイナー、サクラヒメの世代2強が不在のここで賞金を加算したいところでしょう。
 ◎ミソギホマレは、7月の柏林賞では10番人気で3着に健闘。障害ふた腰離れた5番手から鋭伸し、今回のメンバー最先着を確保しました。続くA2昇級初戦の特別、格上A1級との混合戦と連勝。6月のライラック賞(4歳オープン)あたりから障害のカカリに進境を見せていましたが、ようやく結果が伴いました。柏林賞と同じ670キロは有利とはいえませんが、好調さは侮れません。
 ○コウシュハハリアーは、同世代オープン初挑戦だった3月のクリスタル特別を勝利。ポプラ賞と同じ開催のため一線級は不在とはいえ、好位抜け出しを決めました。サクラヒメが勝ったライラック賞、オーシャンウイナーが勝った柏林賞のように相手が強いと流れに乗れず、直線だけの競馬で善戦までですが、ここはやや相手が楽になっています。クリスタル特別の再現も考えられます。
 ▲ネオキングダムは、イレネー記念、ばんえいダービーの両BG1と、ポプラ賞でオーシャンウイナーの2着と実績上位。ただA2級スタートの今季、世代限定戦ではハンデを課される立場のため掲示板に載れていません。ここは強敵不在ですが、トップハンデの克服がカギでしょう。
 △イワキダイヤは、出走メンバー中最多の今季3勝をマーク。ライラック賞、柏林賞とも上位争いしているものの、世代限定オープンで初のトップハンデとなります。

【第9回開催3日目】
 8月8日(月)のメイン第11レースには、葉月特別(B1級-1組・20:10発走予定)が行われます。

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 ◎マルミゴウカイは、昨季オープン混合の特別戦を勝利している実績馬。B1降級では役者が違い、4戦3勝の好成績を残しています。出走取消明けの前走2組は障害をひと腰で越え貫録勝ち。前々走と比べ、体重を大きく減らしたのはやや気になりますが、実力的にここは通過点。勝ってA2昇級を決めてしまいそうです。
 前走しし座特別(B1級-1組)の馬が7頭と多く、2番人気で2着○オレノタイショウに注目します。B1へ昇級した3走前からオール2着。しし座特別は雨が降るなかのレースで、牝馬シャンハイオトメに競り負けました。今回はともに乗替わりですが、こちらは過去2勝をマークしている赤塚健仁騎手ということで前走のコンマ1秒差は逆転可能。ただ、マルミゴウカイがおりここも2着止まりかもしれません。
 ▲シャンハイオトメは、しし座特別が速い時計での決着となったのが好走要因でしょう。とはいえ昇級初戦でこれだけ走れれば、引き続き軽めの馬場が予想される今回も上位争いできそう。主戦は船山蔵人騎手で、2年以上ぶりに右利きの騎手が手綱を取ります。
 もう1頭の牝馬△ヒメミヤは、しし座特別で3着に好走。西将太騎手では、相手が強すぎた5月の重賞・カーネーションカップを除き6戦続けて3着以内と好相性です。軽めの馬場なら最後までしっかり歩けており、押さえておきたいところ。


今週の見どころ(7/30~8/1)

2022年7月28日(木)

 7月31日(日)のメインには、ばんえい大賞典が行われます。3歳三冠の初戦は、8月28日のはまなす賞、年明け3月12日のポプラ賞への出走権もかかる一戦です。イレネー記念を制した2歳シーズンのチャンピオン・キングフェスタは休養中。同馬の主戦を務めている鈴木恵介騎手は、コンビ5戦5勝のツガルノヒロイモノでの参戦となりそうです。
 オッズパークLOTOのセレクト7重勝単勝式で、413万1890円のキャリーオーバーが発生しています(7月25日の開催終了時点)。オッズパークLOTOについてはこちら

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【第8回開催4日目】
 7月30日(土)のメイン第11レースには、オッズパーク賞サマーカップ(オープン混合・20:10発走予定)が行われます。

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 24日のとかち桂冠賞とオープン馬が分散したことで、ここはA1級との混合となります。旭川記念に出走していた3頭が有力でしょう。
 ◎ヤマトタイコーは、5歳シーズンがいきなりオープン格付で、着順だけ見ると苦戦続きですが、徐々に障害での腰入りが良化しています。それが結果に結びつかないのはクラスの壁といえそうですが、7月4日の同条件・天の川特別では障害5番手から押し上げて3着。今回のメンバー中最先着で、今季はじめて馬券に絡みました。前走の旭川記念が第2障害で転倒し競走中止と、リズムが崩れてしまったのは気になりますが、重量が80キロも軽くなれば立て直せるはず。今季初勝利に期待します。
 旭川記念は、馬場水分3.6%の軽馬場で1分36秒8と速い時計で決着。スピードに勝る6歳馬が1~3着を独占しました。その3頭が揃って不在なら、4着○メジロゴーリキ、5着▲ミノルシャープが浮上します。前走より重くなりそうな馬場も歓迎でしょう。馬体重がこれ以上減らないことを祈るのみです。
 △キョウエイリュウは天馬賞の勝ち馬で、同世代のヤマトタイコーより実績上位。ただ村上章騎手とは相性ひと息の感はあります。

【第8回開催5日目】
 7月31日(日)のメイン第11レースは、BG3・第47回ばんえい大賞典(3歳・20:10発走予定)。3歳三冠の一冠目ですが、イレネー記念を制した2歳シーズンの王者キングフェスタはその後休養中です。

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 2歳シーズンの重賞は世代最強馬決定戦・イレネー記念の馬場水分5.3%を筆頭に、すべて軽めの馬場で行われたため、必ずしも能力を反映した結果とはいえないかもしれません。好天続きで馬場が重くなりそうなこのばんえい大賞典が、各馬の能力をはかる目安になりそうです。
 ◎ヘッチャラは、この世代の新馬戦がスタートした日に勝ち上がると、シーズン【5-8-4-2】とほぼ崩れなし。重賞でも2着3回、3着1回の好成績を残しました。イレネー記念では、とかちダービーと同様に逃げ、キングフェスタに一気に交わされたあとも、軽馬場ということもあってか大きくはバテず、トワイチロと2着同着に持ち込んでいます。馬場水分2.5%のとかちダービーも前述のように2着争いは接戦でした。今回の重量690キロはイレネー記念と同じ。馬場は一変しそうですが、BG1・2着の実力を評価します。
 ○ツガルノヒロイモノは、息の長い末脚で後続を突き放すスタイルが持ち味。体重900キロ台と小柄ながらパワフルな走りをしていました。今年2月の3歳A級-1組は馬場水分のわりに時計がかかり、障害を直行で仕掛けると、最後までキングフェスタを苦しめており、力のいる馬場が合う可能性はあります。ハンデは厳しくなりますが、体重もついに1トンに乗り鈴木恵介騎手とのコンビで6連勝を決め、一躍スターダームに上り詰めるか。
 ▲クリスタルコルドは、キングフェスタが圧勝したイレネー記念は2着争いからも離された4着でしたが、同馬が不在のレースでは、2歳(3歳)A級-1組で3勝。そして、とかちダービーは、1着ツガルノヒロイモノ、2着ヤマノコーネルより10キロ重くても接戦の3着と世代上位の力を示しています。今回はトップハンデから解放されており、前進がありそうです。
 ヤングチャンピオンシップの上位2頭、△ヤマカツエース△トワイチロは、とかちダービーではそれぞれ4、9着でした。特に、ヤマカツエースはデビューから一度も乗替わっておらず、藤野俊一騎手と金田勇厩舎の組み合わせは、アオノブラックに代表されるように好相性となっています。

【第8回開催6日目】
 8月1日(月)のメイン第11レースには、しし座特別(B1級-1組・20:10発走予定)が行われます。

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 通算収得賞金順だった前開催は、B1級単独での特別戦は組まれず。前走が特別だったのは5歳牝馬オープンを使われたヒメミヤのみです。
 ◎サクラダイチは、2回連続の競走除外で約1カ月ぶりとなった前走3組で2着。障害を並んで先頭で降りたフナノダイヤモンドに突き放されたものの、足元の不安で体重を減らしていたことを考えれば、復帰戦としては上々でした。今回は今季の収得賞金順で1組の特別戦と条件は厳しくなります。しかし、除外前の4開催前・ジュノー特別(B1級-1組混合)、5開催前・旭岳特別(B1級-1組)とも2着と実績上位。詰めが甘い面がありますが、パッタリ止まってしまうというより、ワンペースで歩ききるという印象だけに、馬場が重くなるのは大きなマイナスにはならないはず。
 サクラダイチが競走除外となった2開催前・こと座特別(B1級-1組)の上位馬が相手になります。
 ○フナノダイヤモンドは、旭岳特別、こと座特別とも4着。旭岳特別では、サクラダイチから離れた障害4番手から追い上げて、2着の同馬に1秒8差まで迫っています。息を入れて追走できれば終いにいい脚を使えるので、障害での位置取りがカギになります。
 ▲マオノダイマオーは、旭岳特別ではサクラダイチらを一気に交わし去って快勝。こと座特別でも切れ味を発揮し3着でした。ジュノー特別1着、こと座特別2着の△オレノタイショウとも有力ですが、力量差が小さい組み合わせで、賞金ハンデ5キロを負うのは不利でしょう。
 △マルモタイショウは、B1昇級2走目となった6月のゴールドトロフィー(3歳以上選抜)が価値ある4着。オープン馬サクラヒメと5秒9差は胸を張れます。

今週の見どころ(7/23~7/25)

2022年7月21日(木)

 B4級以上に格付けされた3歳馬は、現在、自己条件の平場戦では若馬20キロ減があります。しかし、それも今週・来週の第8回開催まで。現在の対象馬は38頭(休養中や、ばんえい大賞典出走予定馬を含む)。次開催から10キロ減と条件が厳しくなるだけに、ハンデが楽な最後のチャンスを生かしたいところでしょう。
 7月24日(日)のメインには、とかち桂冠賞が組まれています。重量格別定重量に、今季1勝につき5キロ増となる珍しい条件。通常の特別戦(今季の収得賞金130万円につき5キロ増)と比べ、ハンデが有利になる馬を探したいところです。

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【第8回開催1日目】
 7月23日(土)のメイン第11レースには、ユリウス特別(B2級-1組・20:15発走予定)が行われます。

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 前開催は通算収得賞金順での編成で、B2級-1組の特別戦は組まれませんでした。今回と同じく今季の収得賞金順だった2開催前のスキカメ岡本出版記念の上位馬が有力。
 ◎ロングビユウテイは、3走前にB2へ昇級し4、1着からスキカメ岡本出版記念が3着。古馬の特別戦は初ということもあってか普段より抑えめの追走から、終いはしっかり伸びて、ドラゴンボーイ、サカノハマナカとの2着争いに加わっていました。同条件2度目で、強かった勝ち馬も不在。村上章騎手へ乗替わりますが、チャンスをモノにしたいところ。
 ○ドラゴンボーイは、ロングビユウテイらの追撃を振り切って2着。前開催はメンバー中最上位の2組(クラス混合戦を除く)を走って2着に逃げ粘っています。B2級初勝利を挙げ、B1昇級を決める可能性もあります。
 ▲カネサスペシャルは、今季4勝、2着4回と好調。唯一、馬券に絡めなかったのが5月のスーパートレーナー賞ですが、格上相手(当時B3級)で追走に苦労していました。B2級同士の特別戦なら差は感じません。
 前走でロングビユウテイに乗っていた阿部武臣騎手は、今回△オージョの手綱を取ります。近4走が1、3、3、1着と充実の近況だけに昇級初戦でも警戒が必要でしょう。

【第8回開催2日目】
 7月24日(日)のメイン第11レースには、とかち桂冠賞(3歳以上選抜・20:15発走予定)が行われます。

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 今開催の基礎重量はオープン680キロですが、このレースはプラス10キロの690キロ。今季1勝につき5キロ増という、珍しい勝利数による別定重量戦で、今季3勝のオープン馬メムロボブサップがトップハンデの705キロ。今季1勝のA1級牝馬アーティウィングの665キロまで最大40キロ差つきます。
 注目はその◎メムロボブサップ。昨季は5歳シーズンということもあってか、序盤は障害で安定を欠く面が見られましたが、夏に向けて調子を上げると、このレースはセンゴクエースに差されたとはいえ2着惜敗。続くばんえいグランプリでの古馬重賞初制覇へつなげています。昨年2着だった旭川記念を含め今季はここまで3勝とパワーアップ。ここには、今季先着を許しているアオノブラック、アアモンドグンシンは不在です。トップハンデでも力を示し、ファン投票1位で選出されたばんえいグランプリで連覇に挑みたいところ。
 ○インビクタは、前走の旭川記念が意外にも古馬重賞初挑戦で、同じ6歳メムロボブサップの3着に粘りました。過去の重量は780キロが最大で、今年3月のウィナーズカップ(4着)ではひと腰先頭で越えていたように障害には自信を持っています。高重量戦ではひと押し足りない面があるものの、前走は790キロでもさほど甘さが出なかったのは、馬場(馬場水分3.6%)はもちろん、自身の成長がうかがえます。今季1勝のためメムロボブサップとは引き続き10キロ差。2着アオノブラックが不在なら、少なくとも連対は確保したいはずです。
 ▲カイセドクターは、前走の瑞鳳賞(5歳牡馬オープン)で天馬賞馬キョウエイリュウとの叩き合いを制して今季初勝利をマークしています。3着だった6月のミントスポット杯(オープン)は今回と同じハンデ差で、2着メムロボブサップから3秒8遅れ、5着インビクタには3秒5先着していました。
 昨年のこのレースは5月の牝馬重賞・カーネーションカップを制したシンエイボブが665キロで3着でした。今年も同様の戦歴を持つ△アーティウィングが665キロで出走します。5歳だけにシンエイボブ(昨年7歳)と同じではありませんが、警戒は必要です。

 【第8回開催3日目】
 7月25日(月)のメイン第11レースには、ルビー特別(A2級・20:10発走予定)が行われます。

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 前開催の文月特別(A2級)から5頭が参戦。
 注目は4着◎ホクトシンバ。10歳ということもあり、雨中のスピード勝負は厳しいかと思われましたが、障害をふた腰で越え、この馬なりの伸びは見せていました。今回は減量ある3、4歳に加え牝馬も不在。しかもブチオら昇級初戦馬が3頭もいるメンバーは恵まれています。好位で運んで差し脚発揮に期待します。
 ○オレワチャンピオンは、4歳牝馬ミソギホマレの決め手に屈しましたが、2着争いを制しました。前で競馬でき、しかも障害巧者ということを考えれば、こちらのほうが特別戦では信頼できるかもしれません。しかし、今回は馬場が落ち着きそうで、前走くらいリードを作れないと、息を入れて追走したホクトシンバにゴール前でつかまる可能性があります。
 ▲アオノゴッドは、文月特別ではやや離れた5着。スタートから速い展開だと、障害でモロさが出てしまいます。前走より流れが楽だった2開催前のわし座特別(A2級-1組)では、ひと腰でまとめると、切れ味を見せてメンバー最先着の3着。ホクトシンバが勝つ流れなら、この馬も台頭できるはず。
 △ブチオは、さざなみ特別(B1級-1組混合)2着からの昇級初戦。とはいえ1年前はこのクラスで好勝負していた実績があり、格負けはありません。

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