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9/14岩見沢記念予想 斎藤修

2015年9月12日(土)

障害先頭から逃げ切り狙うインフィニティー

 詳細はオッズパークのブログをご覧ください。

 ◎8インフィニティー
 ○7キタノタイショウ
 ▲5ホクショウユウキ
 △4オレノココロ
 △2コウシュハウンカイ
 △3オイドン

 3連単
 5,7,8→2,3,4,5,7,8→2,3,4,5,7,8 100円 計6000円

 前回のはまなす賞は、我ながら3歳のコウリキが本命でいいんかいな、という不安はあったものの、3着のキンメダルまで引っかかってくれて見事に10万馬券が的中! おかげさまで早くも年間大幅プラスが確定してしまいました。

今週の見どころ(9/12~9/14)

2015年9月11日(金)

 9月14日(月)のメインには、古馬重賞の岩見沢記念が組まれています。昨年は、9番人気のホクショウユウキが勝ち、2着・2番人気、3着・6番人気の順で入線し、三連単33万円台という波乱決着になりました。今季はじめて出走全馬が800キロ以上の負担重量を課される高重量戦に注目です。

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【第12回開催1日目】
 9月12日(土)のメイン第10レースは、長月特別(B1級-1組・20:10発走予定)
 前開催のB1級特別は、A2級混合のサッポロばんえい缶発売記念。そのレースでB1級最先着の3着に入ったホンベツイチバンに注目します。第2障害2番手でクリアすると、3頭による激しい追い比べの末、カンシャノココロ(1着)、トモエエーカン(同タイム2着)からコンマ3秒遅れただけの好走でした。これで近5走が2着1回、3着4回と勝ちきれませんが、B1級限定で相手が楽になるここでは当然中心視できそうです。
 サッポロばんえい缶発売記念で5着のキタノオーロラが強敵でしょう。1番人気に推された前走でしたが、テンに置かれる面が出てしまい、追い込み切れませんでした。しかし、出走9頭中8頭がB1級馬だった3走前のオッズパーク杯アルタイル特別では、圧巻の逃げ切り勝ち。2着のホンベツイチバン以下を寄せ付けませんでした。B1級限定の今回はその再現があるかもしれません。
 コウリキは、前走の重賞・はまなす賞(3歳・4歳混合)を障害4番手から差し切って勝利。B4級-2組戦からの連勝を4に伸ばしています。今回はクラスが一気に上がってB1級戦ですが、障害、末脚のキレとも文句なしの近況だけに、単なる通過点という可能性も十分です。
 シンザンボーイは、オッズパーク杯ベガ特別(B2級-2組)を逃げ切り楽勝しての昇級初戦。当然相手強化となりますが、障害巧者で、力を出しきれれば差はありません。

【第12回開催2日目】
 9月13日(日)のメイン第10レースは、玉泉館特別(オープン・A1級混合・20:10発走予定)
 オープン4頭とA1級5頭の争いですが、前開催で準重賞・朱雀賞を使われた5歳馬が強そうです。
 セイコークインは、朱雀賞が2番人気で5着。前が止まらず、第2障害を降りた順番のままでのゴールと、残念な結果でした。しかし、4走前のオッズパーク賞サマーカップ(オープン)では、フジダイビクトリーのコンマ1秒差2着があり、続くA1級との混合特別2戦では1、2着。得意の条件に戻る今回は巻き返しが見込めます。
 ダイコクパワーは、セイコークインと同じ近3走を使われて、5、5、3着。朱雀賞は720キロながら障害をふた腰で切れたところが評価できます。10キロ軽くなるのは歓迎で、今回も馬券圏内にまとめてくるでしょう。
 コウシュハクィーンは朱雀賞が7着でしたが、700キロという負担重量より、前々走より220キロも重量が増えたことが響いた感も。もともとは障害巧者なので、当然、立て直してくるでしょう。
 5歳馬以外では、アアモンドマツカゼに注目。A1昇級初戦の前走マロニエ賞(オープン・A1級混合)が障害2番手から3着に踏ん張る上々のレースぶり。今回は同条件でもオープン勢が手薄になっており、一歩前進に期待です。
 マロニエ賞では2番人気で9着だったニシキエーカンは、障害次第で、上位をうかがってきそうです。

【第12回開催3日目】
 9月14日(月)のメイン第10レースは、重賞・第51回岩見沢記念(20:10発走予定)。ばんえいグランプリを制したフジダイビクトリーと、フクドリ、ナナノチカラが回避し、トレジャーハンターアオノレクサスが加わっての9頭立てとなりました。今季の収得賞金80万円につき10キロ増となる別定重量戦で、コウシュハウンカイが20キロ増、オレノココロ、トレジャーハンターが10キロ増で、その他の馬は820キロでの出走です。
 今季、旭川記念勝ちがあるコウシュハウンカイに注目。前走の朱雀賞(5歳オープン)では、トップハンデながら悠々逃げ切って勝利。2着オレノココロとは3秒1差でしたが、まったく寄せ付けず、強さが際立ちました。今回もトップハンデですが、最大20キロ差なら克服可能と見ます。
 相手筆頭はオレノココロでしょう。コウシュハウンカイとは、3歳、4歳の三冠で鎬を削ってきたライバル同士。前走の朱雀賞では同重量で2着でしたが、今回は、こちらのほうが10キロ軽いのは有利。決め手比べになれば、この重量差がモノを言うかもしれません。
 インフィニティーは、ばんえいグランプリの3着馬。2着コウシュハウンカイと、当時は同重量でしたが、今回は20キロの差がつきます。障害には絶対の自信を持っているだけに、終いの踏ん張り次第で逆転も一考できそう。
 ホクショウユウキは昨年の岩見沢記念覇者(9番人気)。その後未勝利ですが、昨年もこのレースがシーズン初勝利だったように、今年も一発があるかもしれません。
 昨年のこのレース2着馬キタノタイショウ、ばんえいグランプリ4着オイドンは、障害さえ切れれば、見せ場以上が期待できそうです。

今週の見どころ(9/5~9/7)

2015年9月 4日(金)

 9月7日(月)のメインには、5歳馬による準重賞・朱雀賞が組まれています。2歳時から行われてきた世代限定重賞・特別ですが、この一戦がラスト。2歳、3歳、4歳の各三冠路線で鎬を削ってきた馬から、上がり馬まで、個性豊かなメンバーが集まりました。

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【第11回開催4日目】
 9月5日(土)のメイン第10レースは、オッズパーク杯ベガ特別(B2級-2組・20:10発走予定)
 8月8日のデネブ特別(B2級-1・2組決勝)で、今回のメンバー中最先着の3着コサカコブラに期待します。7月以降に7戦して2着3回、3着2回、4、5着各1回と勝ちきれませんが、障害のキレも悪くなく、あとひと押しがきけばいつ勝っても不思議のない力の持ち主です。今回、相手有利は明らかなので、勝利で決めたいところでしょう。
 レインボーライデンは、デネブ特別こそ障害で後手を踏んで7着でしたが、前走B2級-2組(8月17日)では本来の先行策から4着。決め手のなさが勝ち味の遅さに繋がっているようですが、流れが落ち着く特別戦なら、さらに上位が狙えそうです。
 2戦連続連対中で、末脚切れるベニコマや、昇級2戦目の前走で変わり身を見せたコウコサンネンセイにも注目。デネブ特別5着のライデンティダは前半の位置取り次第で上位が狙える力があります。

【第11回開催5日目】
 9月6日(日)のメイン第10レースは、サッポロばんえい缶発売記念(A2・B1級決勝混合・20:10発走予定)。A2級混合(8月29日)、B1級-1組(31日)の両予選上位馬による一戦です。
 A2級混合予選3着のトモエエーカンに注目します。3走前にキリンビール杯(8月10日・A2級-1・2組決勝)を逃げ切って完勝している実力馬。定量500キロの前々走・稲妻賞こそ追走で一杯になり6着でしたが、前走の予選では第2障害2番手クリアから勝ち馬ホクショウサスケと僅差にまとめています。B1級混合のこのメンバーなら、障害力を生かして逃げ切りが狙えそうです。
 カンシャノココロは、目下3戦連続連対と好調。前走のA2級混合予選がA2昇級後初の自己条件戦でしたが、逃げて2着に踏ん張っています。今回は特別戦ですが、引き続き好勝負が期待できます。
 A2級混合予選では追い込みを決めたホクショウサスケですが、特別戦に替わり、負担重量が増えるのは歓迎とはいえません。とはいえ、障害次第で前走の再現があるでしょう。
 B1級-1組予選勢では、3着ホンベツイチバンが筆頭格。今季、B1級特別で5、3、2着と崩れていません。今回は相手が上がりますが、障害力を生かしての前残りもありそうです。同予選2着キタノオーロラは前々走でB1級特別を制覇。流れが向けば勝機も十分でしょう。

【第11回開催6日目】
 9月7日(月)のメイン第10レースは、準重賞・朱雀賞(5歳オープン・20:10発走予定)。5歳限定の特別戦としては、6月21日に牡馬による瑞鳳賞、6月29日には牝馬による白鳳賞が行われており、その結果が参考になりそうです。
 コウシュハウンカイは、瑞鳳賞でダイコクパワーとの追い比べを制して1着。トップハンデをモノともせず、残り30メートルあたりからは、10キロ軽いダイコクパワーに一度も先頭を譲らず。1秒4という着差以上の強さを感じさせました。今回もトップハンデですが、瑞鳳賞と同じく牡馬同士では最大30キロ差なら大丈夫でしょう。
 オレノココロは、瑞鳳賞ではやや離れた障害クリアながら、2着ダイコクパワーに1秒2差まで迫って3着。こちらもトップハンデながら、負けて強しの内容。コウシュハウンカイとのライバル対決に注目が集まります。
 キタノサムライは、瑞鳳賞へは番組賞金不足で出走できず。しかし、その後賞金を稼ぎ、A2へ昇級しての参戦です。同世代限定の重賞・特別戦へは今回が初出走ですが、710キロなら恐らく克服可能。同世代の一線級を相手に、決め手が通用するのか、興味深いです。
 牝馬は2頭とも白鳳賞を使われて、コウシュハクィーンが2着でセイコークインは3着。両馬とも先行しての粘り込みに警戒が必要でしよう。

はまなす賞 予想結果

2015年8月31日(月)

斎藤氏、3連単11万円的中!

斎藤:3連単6-4-7 200円的中! 収支+216,480円
須田:ハズレ 収支-6,000円
山崎:ハズレ 収支-6,000円
矢野:ハズレ 収支-6,000円

【ここまでの集計】
投資額 6,000円×7R=42,000円

斎藤 +280,460円
須田  +60,780円
山崎  -14,520円
矢野  -16,440円

8/30はまなす賞回顧

コウリキが勢いを見せつける!

 30日(日)は重賞・はまなす賞(3、4歳オープン)が行われ、単勝3番人気のコウリキが優勝。条件戦3連勝の勢いそのままに、重賞初制覇を果たしました。

【出走馬】※馬名右の数字は単勝最終オッズ
  1.テンカトウイツ 63.3
  2.キサラキク 4.3
  3.ホクショウマサル 12.4
  4.カゲホウトウ 10.1
  5.イノリノチカラ 出走取消
  6.コウリキ 4.6
  7.キンメダル 55.4
  8.タキニシサンデー 69.8
  9.カイシンゲキ 1.8
 10.アアモンドセブン 28.8

 イノリノチカラが出走取り消しとなり、9頭立てとなりました。昨年のばんえい大賞典馬で7連続連対中と勢いに乗る4歳馬カイシンゲキが断然の1番人気。ビッグウエイトカップ制覇など牝馬らしからぬ活躍を見せるキサラキクが2番人気で、充実ぶりを示すコウリキが差のない3番人気。以下はやや離れたオッズとなり、三つどもえの様相を呈しました。馬場水分1.3%でゲートオープン。

 道中はカゲホウトウとコウリキが先行するような形になりましたが、他馬も遅れず追走。力の要る馬場となったためか、各馬が自分のリズムで運んでいる印象で、ゆったりと刻みながら第2障害を迎えました。
 じっくりためたのち、最初に仕掛けたのはカゲホウトウで、カイシンゲキとコウリキも登坂を開始。なかでもカゲホウトウが抜群のかかりを見せ、ひと腰で障害を突破します。やや遅れて仕掛けたキンメダルが2番手で、アアモンドセブン、コウリキ、キサラキクと、次々とクリアしていきました。
 先頭クリアを果たしたカゲホウトウでしたが、脚どりは今ひとつ。キンメダルとコウリキが一気に襲いかかります。特にコウリキが目を見張るような末脚を発揮。グイグイと差を詰め、そして残り10メートルを切ったところで先頭に躍り出ます。懸命に食い下がるカゲホウトウとキンメダルでしたが巻き返しはならず、最後は2秒差をつけてコウリキが先頭ゴールを果たしました。カゲホウトウが2着に粘り、さらに1秒1差の3着にキンメダルが入線しました。

 コウリキは重量面で多少恵まれていたのもありますが、それでも最後のひと伸びはこの馬の勢いと底力を示すもの。さらに、ばんえい菊花賞、そしてばんえいダービーに弾みをつける勝利とも言えるでしょう。今後も3歳戦線の台風の目として、楽しみな存在です。

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西謙一騎手「4歳馬の方が実績もあり力は上だと思っていましたが、きょうはこの馬の力を発揮できました。調教師がこのレースを見据えて仕上げてくれて、降りてから最高の脚を見せてくれましたね。まだ3歳ですし、これからが楽しみです」

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