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10/12ナナカマド賞回顧

2014年10月13日(月)

期待の良血センゴクエースが重賞初制覇!

 12日(日)は重賞・ナナカマド賞(2歳オープン)が行われ、単勝1番人気のセンゴクエースが優勝。デビューからの5連勝で、この世代最初の重賞ウイナーとなりました。

【出走馬】※馬名右の数字は単勝最終オッズ
  1.ウィナーエミ 49.4
  2.テンカトウイツ 89.3
  3.コウリキ 30.8
  4.コウシュハシンザン 3.9
  5.センゴクエース 1.5
  6.ワタシハサクランボ 17.2
  7.ホクショウモモ 95.9
  8.タキニシサンデー 42.5
  9.コウシュハスパーク 7.9
 10.ホクショウキズナ 19.5

 キャリアにまさるコウシュハ2騎や重量恩典のある牝馬勢も魅力たっぷりでしたが、注目はやはり無敗の快進撃を続けるセンゴクエース。今シーズン初の2歳重賞で素質の高さを見せつけるか、注目が集まりました。

 馬場水分は1.9%と低めでしたが、基礎重量570キロだけに、各馬の脚どりは軽快。コウシュハスパーク、ホクショウキズナがわずかに遅れていたものの、ほぼ横一線で障害中間点を通過し、第2障害を迎えました。
 最初に仕掛けたのはセンゴクエース、ワタシハサクランボ、ホクショウモモの3頭。なかでもワタシハサクランボが抜群の登坂を見せて先頭で突破。一瞬ヒザを折ったセンゴクエースでしたが、即座に立て直して2番手で続き、仕掛けを若干遅らせたテンカトウイツが3番手でクリア。以下ホクショウキズナ、ホクショウモモと続き、勝負権はほぼこの5頭に絞られました。
 しかし先頭を行く2頭は快調。センゴクエースが障害を下りた直後に先頭に立ち、ワタシハサクランボも懸命にこれに食い下がります。一進一退の攻防が続きましたが、残り20メートルを切ったところで、ワタシハサクランボの脚いろが鈍り始めます。それを尻目にセンゴクエースは差を拡大。逆にワタシハサクランボは9番人気テンカトウイツの追撃に遭う苦しい展開となりました。結局、センゴクエースがそのまま逃げ切り、初タイトルをゲット。ジリジリと差を詰めたテンカトウイツが残り5メートルでワタシハサクランボをかわし、2着入線を果たしました。

 勝ったセンゴクエースは、これで5連勝。父ウンカイ譲りのパワー、母サダエリコ譲りのスピードを武器に、破竹の勢いを見せています。ファン垂涎の良血馬が、今後どのような成長を見せるのか。将来が本当に楽しみな一頭です。

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鈴木恵介騎手「強い勝ち方ができました。前走からレース間隔が空いての重賞挑戦だったので、少し不安はありましたが、調教師が最高の状態に仕上げてくれました。母のサダエリコは自分の初重賞を獲らせてくれた馬(02年ホクレン賞)。その息子の初重賞を獲らせてあげられてうれしいです。能力検査の一番時計を出した馬でまわりの期待も大きいですが、本当に強い馬だと実感できます」

10/12ナナカマド賞予想 山崎エリカ

2014年10月12日(日)

センゴクエースが敗れる可能性もあり?

 今回の大注目は、デビュー以来、出走するレースを絞って4戦4勝、圧倒的強さを見せているセンゴクエースです。父はリーディングサイアーのウンカイ、母は重賞13勝の女傑サダエリコと華麗なる血統。当然、断然の1番人気が予想されます。

 しかし、前記した"レースを絞って"というのが曲者で、競馬歴が長くなると、「体のどこかに不安があり、レースを使えない事情があるのか?」などと推測し、頭がグルグルします。単に良血馬だからこそ、一戦必勝体勢で挑みたいのかもしれませんし、同厩ホクショウキズナと対決を避けたのかもしれません。しかし、前哨戦を使える状態なのに使わないというのは、そう多くないことだし、予定どおりのスキップだったとしても、けっして好材料とは言えません。

 確かにセンゴクエースは前走はともかく、デビューから3戦は桁違いの強さを見せているので、今回で負ける可能性よりも勝つ可能性のほうが遥かに高いでしょう。しかし、どんなに強い名馬でも、ときにあっけなく負けることがあるのが競馬です。そうなるときの大半は、不自然さを感じたときなので、センゴクエースがちょろっと負けて、大波乱になる可能性も視野に入れつつ、セゴクエースを一応の◎とします。

 ○は前哨戦の青雲賞の3着馬コウシュハスパーク。本来は順当に青雲賞の勝ち馬コウシュハシンザンを対抗にするべきかもしれませんが、コウシュハシンザンは障害を降りてバテずに伸びてくる堅実さがある半面で、4走前はコウシュハスパークに、3走前はウィナーエミの決め手に屈する形。特にコウシュハスパークの決め手はここではトップクラスのものがあり、この馬にスムーズに障害を越えられたら、コウシュハシンザンはまた差されてしまうかもしれません。それにコウシュハスパークは3勝目を挙げてから、本当に障害が良くなってきているので、今ならば重量570㎏でもクリア出来るんじゃないかという期待を込めて、対抗評価としました。

 ▲は前記のコウシュハシンザン。前哨戦の青雲賞を目標にした影響もあったのかもしれませんが、障害得意のこの馬が、前走ではイマイチだったので狙い下げました。この馬は障害を降りた時点である程度のリードを奪って行きたい馬なので、障害がダメなら大崩れもあると見ています。

 △に前走で○コウシュハスパークや▲コウシュハシンザンを撃破したワタシハサクランボ。障害を積極的に仕掛けて、決め手も抜群だった内容がなかなか優秀でした。

 他では4走前に披露した豪脚に期待のホクショウモモ。この馬も障害さえスムーズなら、面白い存在です。だいたいの場合、大本命馬が敗れるときというのは、その馬と真逆の脚質の馬なので、そういう意味でもコウシュハスパークや前記の牝馬は馬券に仕込みたいです。

 あとは近2走では大崩れしていますが、この世代を引っ張ってきた獲得賞金ナンバー1のホクショウキズナ。今回は他馬よりも10kg重いハンデを背負って10番枠と、一見、条件が最悪ですが、この馬はスムーズに前に行けなかったときの脆さから、絡まれるのが苦手なタイプである可能性もあります。もしそうだとしたならば中途半端な枠順よりも10番枠のほうが吉と出るかもしれません。

 ◎ (5)センゴクエース
 ○ (9)コウシュハスパーク
 ▲ (4)コウシュハシンザン
 △ (6)ワタシハサクランボ
 △ (7)ホクショウモモ
 △ (10)ホクショウキズナ

 3連単1頭軸マルチ
 5→9,4,6,7,10 100円 計6000円

10/12ナナカマド賞予想 須田鷹雄

2014年10月11日(土)

センゴクエースの相手探し

 さすがにここは◎センゴクエースで仕方ないか。
 圧巻のデビュー戦を含め3勝目までは競馬にならないほど他馬との力量差を見せ付けた。前走の着差は小さくなったが、ホクショウキズナが叩き通しだったのに対しこちらは軽く気合を入れた程度。3着以下はちぎれていたし、やはりこの世代では次元が違う。

 問題は相手。ちょっと負けたくらいなら△ホクショウキズナの巻き返しに賭けてみたいのだが、今回は重量と10番枠のダブルパンチ。これは押さえまでにしかできない。

 もう一度ナナカマド賞の過去10年を振り返ってみると、1番人気馬が連対した年でも相手が2,3番人気だったことはなく、1番人気馬勝利時は2着5番人気が最高人気(10年のオイドン・ニュータカラコマ)で、1番人気2着時は1着4番人気が最高(一昨年のショウチシマシタ・コウシュハウンカイ)。1、2番人気決着や1、3番人気決着は意外なことに無い。限られたメンバーでの競馬を繰り返し、重量差も小さいことが多いわりにはそう単純には決まらないようだ。

 そこで青雲賞勝ちの☆コウシュハシンザンや前走A1勝ちの△ワタシハサクランボではなく、地味だが安定味のある○コウシュハスパークと青雲賞で端枠からまずまずの競馬をした▲コウリキを2着候補としたい。基本的には◎の1着と考えるが、ブランクがどう影響するかわからないので、○▲の1着も少しだけ買う。

 ◎5センゴクエース
 ○9コウシュハスパーク
 ▲3コウリキ
 ☆4コウシュハシンザン
 △6ワタシハサクランボ
 注10ホクショウキスナ

 3連単
 5→3,9→3,4,6,9,10 各600円 計4800円
 3,9→3,5,9→3,4,5,6,9 各100円 計1200円

10/12ナナカマド賞予想 斎藤修

センゴクエースの5連勝に期待

 詳細はオッズパークのブログをご覧ください。

 ◎5センゴクエース
 ○6ワタシハサクランボ
 ▲4コウシュハシンザン
 △1ウィナーエミ
 △9コウシュハスパーク
 △7ホクショウモモ

 3連単
 5→1,4,6,7,9→1,4,6,7,9 300円 計6000円

10/12ナナカマド賞予想 矢野吉彦

2014年10月10日(金)

「ばんえい競馬」の魅力を語る!おもしろトークショー

 いやぁ、まったくもう。11日(土)に東京競馬場でばんえい競馬PRトークショーをやるんですが、そこで言いますよ。「近ごろの重賞戦線は戦国時代だ!」ってね。敢えて言えば、JRAのスプリント戦線に似ているかもしれません。実績馬はいるけど、それが断トツっていうわけじゃないでしょう? これからますますわからなくなっちゃいそうで・・・。

 それはさておき、今回は2歳馬にとっての最初の重賞、ナナカマド賞です。これまでの獲得賞金では、休みなく走っているホクショウキズナがリード。次いで、特別戦を2つ勝ったタキニシサンデー、さらに、4戦無敗のセンゴクエースや青雲賞馬コウシュハシンザンなどが続いていますが、そのとおりの着順にはならないでしょうね。
 ここは正直言えば、サダエリコの仔、センゴクエースの走りに注目したいところ。馬券も応援を兼ねて同馬から、という手もあるのですが・・・。でも、馬券的におもしろいのはウィナーエミという気がしてきました。まずホクショウキズナが10番枠に入っちゃったことで減点。タキニシサンデーには同重量で走ったときに負けていますが、今回は10㎏差がつきました。コウシュハシンザンには3走前で大きく先着、前走では僅差でした。だったら、ワタシハサクランボのほうがいいんじゃないか?と突っ込まれそうですが、こちらは今回、大口騎手への乗り替わり効果が薄れるとみて、ちょっとひねるわけです。
 岩見沢記念で「馬連の総流しをしていれば」と書かれちゃったからには、ここでその作戦を取るしかないでしょう。ウィナーエミを頭にした馬単を200円、同馬を軸にした馬複を300円ずつ総流しして、残った1500円で同馬の複勝を買います。

 馬単
 1→総流し 200円 計1800円
 馬複
 1→総流し 300円 計2700円
 複勝
 1 1500円

 荒れ模様のレースが目立つだけに、半ば"破れかぶれ"の予想になっちゃいました。では、今回はこのへんで。

◎ウィナーエミ
○コウシュハシンザン
▲ワタシハサクランボ
△コウシュハスパーク
△タキニシサンデー
△センゴクエース 

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