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2014年6月 アーカイブ

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今週の見どころ(6/28~6/30)

2014年6月27日(金)

 6月15日に旭川記念が行われたばかりですが、早くも次開催(7月13日)には北斗賞が控えており、その両重賞の中間にあるオープン特別が29日(日)のミントスポット杯です。旭川記念は、勝ったフジダイビクトリーをはじめ3、4着も6歳馬で世代レベルの高さを示しましたが、今回もその3頭が出走。また、ここには不在ですが旭川記念では単勝最低人気で2着に食い込んだ5歳馬ニシキエーカンは先週の瑞鳳賞(5歳牡馬オープン)を圧勝。北斗賞でも若い世代が旋風を巻き起こすのか。まずはミントスポット杯に注目です。

 6月28日(土)のメイン第10レースは、渡島家畜商 北斗大野支部杯(B1級-1・2組決勝混合・20:10発走予定)。B1級-1組混合(22日)、B1級-2組混合(23日)の両予選上位馬による一戦で、A2級3頭、B1級4頭、B2級3頭が争います。
 1組混合予選の勝ち馬でB2級格付のトモエエーカンに注目します。今季開幕から11戦連続連対(うち6勝)。昨季オフにA2からB3へ大幅降級したこともありますが、とにかく絶好調です。予選はB1級が相手で、今回はA2級馬もいますが、クラスハンデを考えれば、易々と乗り越えてしまいそうです。
 アアモンドヤマトも今季10戦して5勝、2着3回、3着2回と崩れなし。トモエエーカンの今季2着5回のうち3回はこの馬が土をつけたものです。1組混合予選は3着。収得賞金の関係で特別では別定5キロが課されますが、互角の戦いが可能でしょう。
 1組混合予選では前述2頭に割って入り2着ハクタイホウも引き続き楽しみ。まだ3歳ですが、決め手はこのメンバーでも十分通用しそうです。
 2組混合予選組は成績に波がある馬が多い印象。勝ち馬スギノハリアーも流れに乗れないとあっさり人気を裏切ることがありますが、近2走は先行して2、1着と好気配を見せています。

 6月29日(日)のメイン第10レースは、ミントスポット杯(オープン・20:10発走予定)。今開催は、5歳オープン特別や4歳重賞・柏林賞が組まれているため、旭川記念2着ニシキエーカン、同10着ホクショウユウキや、4歳の強豪オレノココロらは不在となっています。
 注目は旭川記念で4着だったニュータカラコマでしょう。前々走の大雪賞(オープン・A1級-1組混合)で今季初勝利。意気揚々と参戦した旭川記念では、第2障害2番手クリアから末脚が切れませんでしたが、17キロの馬体減の影響もあったかもしれません。それでも、勝ったフジダイビクトリーとは3秒5差で、今回は同馬と10キロ差つくことで、逆転も可能でしょう。
 フジダイビクトリーは前走旭川記念が鮮やかな逃げ切り勝ち。5戦連続連対という勢いに加え、ホクショウダイヤの回避による繰り上がりという運も味方にしての古馬重賞初制覇でした。今回から特別では一気に賞金別定10キロ増となりますが、障害巧者なのでさほど苦にしないはず。3連勝もありそうです。
 オイドンは前走旭川記念で3着。馬体重はマイナス38キロでしたが仕上げてきたという感じで、第2障害やや離れた4番手クリアから3秒1差まで伸びた惜しいレースでした。障害のカカリという点では負担重量が軽くなるのは歓迎ですが、ペースが速くなると追走が苦しくなるのが、もどかしいところです。

  6月30日(月)のメイン第10レースは、白鳳賞(5歳牝馬オープン・20:10発走予定)。3月まであった特別戦での10キロ減がなくなり、今季は苦戦気味という馬が多いメンバー構成となりました。
 4歳シーズンの実績を重視すればカネサマドカでしょうか。昨年11月に行われた4歳女王決定戦・クインカップでは鮮やかな逃げ切り勝ちを収めています。その後はなかなか先行できず、A2級からスタートの今季も苦戦続きですが、同世代の牝馬が相手であれば、恐らく変り身が見込めるはずです。
 近況の充実度ではキュートエンジェル。クインカップは8着でしたが、今季は7戦して1勝、2着2回をはじめすべて掲示板に載っています。特に近2走はともに第2障害先頭クリアから1、2着と波に乗っており、ここでも障害巧者ぶりを発揮してくれそうです。
 クインカップでは2番人気で最下位に敗れたベニコマも、障害のカカリ次第では決め手を発揮し上位争いに加わりそう。同7着マゴコロも流れひとつで差はないところです。

柏林賞 予想結果

2014年6月23日(月)

矢野:馬単9→6 200円的中! 収支+2,220円
須田:ハズレ 収支-6,000円
山崎:ハズレ 収支-6,000円
斎藤:ハズレ 収支-6,000円

【ここまでの集計】
投資額 6,000円×3R=18,000円

須田  -240円
矢野  -9,780円
山崎 -18,000円
斎藤 -18,000円

6/22柏林賞回顧

ダイコクパワーが世代上位の力を示す!

 22日(日)は重賞・柏林賞(4歳オープン)が行われ、単勝4番人気のダイコクパワーが優勝。悲願の重賞初制覇を果たしました。

【出走馬】※馬名右の数字は単勝最終オッズ
 1.オレノココロ 16.3
 2.ショウチシマシタ 27.1
 3.クインフェスタ 6.0
 4.セイコークイン 13.5
 5.オホーツクノタカラ 76.1
 6.コウシュハウンカイ 4.1
 7.コウシュハクィーン 1.8
 8.ナナノチカラ 27.7
 9.ダイコクパワー 10.2

 もっとも重量を課せられたオレノココロが720キロ、最低重量がコウシュハクィーン、クインフェスタ、セイコークインの680キロ(牝馬20キロ減を含む)と、最大40キロ差がついた一戦。このハンデ差が、馬場水分2.7%の舞台でどう作用するかが焦点となりました。

 道中はオレノココロ、ダイコクパワー、コウシュハクィーンあたりが先行。オホーツクノタカラとナナノチカラがやや離れて追走しましたが、他馬はほぼ横一線で第2障害を迎えました。
 各馬じっくりためたのち、最初に動いたのはショウチシマシタ。それを合図に他馬もいっせいに仕掛けます。ヒザを折る馬も出ているなか、最初に登り切ったのはコウシュハウンカイ。やや遅れてダイコクパワー、オレノココロ、コウシュハクィーンもクリアし、追撃態勢に入りました。
 先頭を行くコウシュハウンカイの脚いろは上々でしたが、追ってきたダイコクパワーがそれを上回る瞬発力を発揮。1歩ずつ差を詰めにかかります。そして残り10メートルでコウシュハウンカイに並び掛けると、勢いそのままにこれを抜き去り、1馬身ほどの差をつけてゴールしました。1秒3差の2着にコウシュハウンカイ。障害7番手から猛追したナナノチカラが3着で入線しました。

 ダイコクパワーは今回、牡馬のなかでは最低重量の690キロでした。牝馬20キロ減を考慮すれば、もっとも軽い重量で出走したことになり、そのハンデ差が末脚の差に直結したといえるでしょう。ただ、これまでもはまなす賞で2着、ばんえいダービー4着などがあり、この世代での力上位は疑いのないところ。今後の重賞でも、重量や展開次第で好勝負を演じてくれることでしょう。

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大口泰史騎手「直前の雨で馬場が軽くなりタイムも速くなりましたが、よく差し切ってくれました。ゴール前では軽ハンデと、その湿った馬場が味方してくれました」

6/22柏林賞予想 山崎エリカ

2014年6月22日(日)

牝馬初制覇に期待

 今シーズンの4歳限定戦すずらん賞とライラック賞では、大きく着順が入れ替わりました。振り返ってみれば、今年のポプラ賞、クリスタル特別も前記の2レースと勝ち馬も違えば、着順も大きく違います。その一番の理由は能力差があまりないということですが、なるべくなら決め手を生かしたい馬が多いというのも波乱の要因でしょう。

 今回も展開を考えた場合、どの馬が逃げるのかよくわかりません。しかし、確かなのは障害力を生かしたいコウシュハクィーンは、何かしらのアクシデントがない限り、セフティリードを奪っていくだろうということ。このタイプはあまり展開に左右されることなく、自分の競馬をするだけなので、コウシュハクィーンの近走成績のように着順が安定します。また、今シーズン順調さを欠いている実績馬が多い中で、順調に来ているのもこの馬の強調材料です。よって、コウシュハクィーンに◎。

 ○は前哨戦ライラック賞の勝ち馬クインフェスタ。この馬はレース序盤でゆっくりレースを進めて、道中から積極的に動いて良さが出るタイプ。すすらん賞のように序盤から速い流れになると脆さが出ますが、嵌ればライラック賞のように強く、高重量戦のゆったりとした流れならば上位争いに加わってくる可能性が高いでしょう。

 ▲はすずらん賞の勝ち馬でここでは格上のコウシュハウンカイ。この馬は本来、前で立ち回りたいタイプですが、増量とともに前に行けなくなってきているのでその辺りがどうか? 今回もオレノココロに次いで重い710㎏を背負うことになり、強さは認めても好条件とは言えないので狙い下げました。

 △に昨年のばんえい大賞典5着、ばんえい菊花賞6着と、高重量戦では意外と善戦しているオホーツクノタカラ。この馬はレース序盤で置かれてしまうので、軽量戦の時計勝負は向きませんが、道中のペースが緩む高重量戦ならば、序盤のスピード不足を道中でカバーできます。逃げ馬不在の高重量戦はこの馬にとっての理想的な条件だけに、ひょっとしたら大激走があるかもしれません。

 他ではクリスタル特別の勝ち馬で、すずらん賞のでも2着のダイコクパワー。今回もライラック賞同様に大外枠ですが、もともとの能力を考えると侮れません。あとはばんえいダービー馬で今年のポプラ賞の勝ち馬でもあるオレノココロ。この馬は今シーズン5戦目。トップハンデ720㎏は割引材料ですが、前々走のライラック賞では4着と善戦していることから、そろそろ馬券圏内に食い込んできても不思議ではないでしょう。

 ◎ (7)コウシュハクィーン
 ○ (3)クインフェスタ
 ▲ (6)コウシュハウンカイ
 △ (5)オホーツクノタカラ
 △ (9)ダイコクパワー
 △ (1)オレノココロ

 馬複
 3-7 1300円
 6-7 1200円
 7-5,9,1 500円 計4000円
 3連複
 7-3,6,5,9,1 200円 計2000円

6/22柏林賞予想 矢野吉彦

2014年6月21日(土)

人気になりそうもない馬で

 あ~ぁ、なんで単勝最低人気のニシキエーカンが激走しちゃうんでしょうねぇ。まぁ振り返ってみれば、「思い切って狙う」と書いて軸馬にしたフジダイビクトリーが1番人気になって、それが勝ったのに馬券が当たらなかったくらいで、なんだかピントがズレちゃってたような気もしますが。

 というわけで、相変わらず一筋縄ではいかないことを痛感させられた旭川記念の記憶が消えないうちに、早くも次の重賞、柏林賞です。
 ここもねぇ、まともには収まらないと思うんですよ。3月以降の主な4歳戦の1~3着馬の人気を見て下さい。

 ポプラ賞=5→3→1
 クリスタル特別=4→5→6
 すずらん賞=4→3→5
 ライラック賞=9→1→4

 どうです? 1番人気が2、3着に1回ずつ来ているだけで、あとはすべて3番人気以下。ってことは、前走の着順やそれ以前の重賞成績、さらには負担重量差なんて、ハッキリ言って関係ないわけです。どうやって予想したらいいんでしょう?
 ばんえいには時々こういう厄介なレースがあります。ここは運試しと思って馬券を買うのがいいかもしれません。今回、1、2番人気になりそうもなく、かといって、実績がない、調子が悪そうと決めつけられない馬というのを探すと、オレノココロ、ショウチシマシタ、クインフェスタ、コウシュハウンカイ、ダイコクパワーあたりになるでしょう(つまり、コウシュハクィーンとセイコークインが人気を集めると読んでいるわけです)。
 そこで結論。名前を挙げた5頭の馬単ボックスを買ってみます。これをまず200円ずつ。そして、5頭が1着で、2着がコウシュハクィーン、セイコークインという馬単も200円ずつです。

 馬単ボックス
 1,2,3,6,9 200円 4000円
 馬単
 1,2,3,6,9→4,7 200円 2000円

 ずいぶん情けない運試しとお思いでしょうが、私の度胸ではこれが精一杯です。どうかご勘弁を!

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