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今週の見どころ(8/1〜8/3)

2009年7月31日(金)

 8月3日(月)は「JRAジョッキーDAY」です。一昨年、昨年に続き3度目。今年は、安藤勝己岩田康誠勝浦正樹四位洋文武幸四郎中舘英二藤田伸二松岡正海三浦皇成の9名(予定)のJRA所属騎手が帯広競馬場に来場し、エキシビションレースへの騎乗(18:20、19:35発走予定の2レース)を行います。なお、騎乗馬はジョッキー本人によるくじ引きで決定されます。
 そのほか場内では、スタンプラリー、エキシビションレースの優勝騎手を予想するクイズや、渡辺和昭、矢野吉彦両アナウンサーと元JRA騎手細江純子さんによるトークショーなど数々のイベントが予定されています。
 当日は発走予定時刻が、第1レース14:15、メイン第11レース20:05など、通常と変更になっておりますのでご注意ください。

 8月1日(土)のメイン第11レースはシーサイド特別(350万円未満・20:00発走予定)
 グレートサンデーが前開催の中札内花フェスタ特別からの同条件特別連勝を狙います。出走10頭中8頭が同じレースを使われており、その可能性は十分でしょう。突然障害でモロさをみせることがあるだけに絶対視はできませんが、馬場状態を問わない強みがあります。
 トウリュウが相手筆頭。理想は乾いた馬場での障害力勝負ですが、中札内花フェスタ特別(馬場水分8.2%)でも、5着に踏ん張り底力を示しました。グレートサンデーを尻目に逃げ切った6月27日の同条件・旭川のお米JAたいせつ米杯(同4.7%)くらいに馬場が落ち着けば、再び勝利の可能性もありそうです。
 中札内花フェスタ特別3着ウメノタイショウは急上昇中の4歳馬、前走450万円未満決勝混合を制したトカチタカラ、先行力が武器のブランドボーイも好勝負できるでしょう。

 8月2日(日)のメイン第11レースはサマーカップ(オールカマー・20:00発走予定)。700〜630キロと上下70キロのハンデ差がつきました。
 ハマナカキングはスピードに加え、逃げ差し自在な脚質が持ち味。元オープン馬たちがひしめく準オープンクラスで活躍しています。今回、強敵といえそうなのはホクショウダイヤだけ。同馬より10キロ軽い690キロで、前で競馬ができるとなれば、このレース連覇の可能性が高いといえます。
 トップハンデのホクショウダイヤは旭川記念、北斗賞と重賞で連続2着と成長を感じさせます。ためて行っての決め手勝負で好成績を挙げていましたが、このところ積極策に出てもきっちり末脚を使えるようになりました。今回は、軽ハンデ馬たちが速い流れをつくりそうですが、最近のレースぶりから差し遅れる心配はないでしょう。ハマナカキングとの一騎打ちに持ち込む構えです。
 割って入るならカネタマル。好位からの競馬が板についてきた印象で、650キロも恵まれた感じです。

  8月3日(月)のメイン第11レースはJRAジョッキーDAY特別(450万円未満・20:05発走予定)
 ここは走りに安定感が出てきたニシキダイジンに注目します。テンの速さは一級品も、とにかく障害のデキしだいという馬でしたが、このところカカリの良さが目立ちます。昨季、初のばんえい記念で4着とブレイクした馬ですが、そのきっかけとなったのが、ばんえいグランプリでの逃げ切り勝ちでした。今年は8月16日に実施されますが、その出走馬選定のファン投票へ向けて、ここで勝って存在をアピールしておきたいところです。
 前開催の同条件特別の覇者ヤマノミント、前走450万円未満決勝混合を制したホクトキングや、昇級初戦も昨季は準オープンで勝利の実績馬ヨコハマイサム、久々の自己条件で巻き返しを狙うオレワスゴイなど相手も揃いました。

7/26ばんえい大賞典回顧

2009年7月27日(月)

ワタシハスゴイ重賞初制覇!

 26日(日)は3歳三冠の第1弾・ばんえい大賞典(3歳オープン)が行われ、5番人気のワタシハスゴイが優勝。これまで惜敗が続いた鬱憤を晴らし、悲願の重賞初制覇を果たしました。

 前日まで降った雨が残り、レース時点の馬場水分は5.8%とやや軽め。予想通りレースもハイペースで推移しました。タワノアヤカが掛かりよく先行して1馬身ほど抜け出した状態で中間点へ。しかし、そこからスギノハリアーやスターオブドリームといったあたりも盛り返し、ほぼ横一線の状態で第2障害を迎えました。
 ひと呼吸おいて先頭で障害に挑んだのは最軽量ハンデのワタシハキレイズキ。これを見てスギノハリアー、アアモンドヤマトあたりも仕掛け、以下各馬も続々と登坂を開始しました。しかし先頭クリアはワタシハキレイズキで、やや遅れてアアモンドヤマト、ワタシハスゴイといった順で越えていきました。
 ここからワタシハスゴイが一気に脚を伸ばし、ワタシハキレイズキに並びかける展開。これにアアモンドヤマトが取りつき、ウィナーミミ、キンノカミも差を詰め、総勢5頭による大激戦となりました。しかし先頭で粘り込みを図るワタシハスゴイが、ゴール前でグイとひと伸び。0秒6差の接戦を制し、先頭でゴールを果たしました。最後まであきらめずに脚を伸ばしたアアモンドヤマトでしたが、追撃及ばず2着。障害4番手から追い込んだウィナーミミが3着入線となりました。

 ナナカマド賞、バレンタインカップ、黒ユリ賞でいずれも2着に泣いていたワタシハスゴイ。しかし3歳三冠という大舞台で、重賞初制覇を成し遂げました。今回は三冠唯一の別定戦でしたが、牝馬20キロ減を考えれば最重量を曳いているのと同じ。加えて、しまいのしぶとい粘りを考えれば、やはり同世代における力量上位は確かでしょう。アキバオーショウ産駒としても初タイトルでもあり、今後のさらなる活躍に期待したいところです。
 2着のアアモンドヤマトは、これで5戦連続連対と充実一途。今回はややハンデに恵まれた面もありますが、最後まで勝ち馬を苦しめた内容は上々でした。振り返ればとかちダービー3着があり、世代トップクラスに引けをとらない実力の持ち主。成長次第ではタイトル奪取の可能性も十分です。

成績はこちら
映像はこちら

藤本匠騎手「黒ユリ賞など悔しい2着が続いていたので、勝ててよかったです。前2走で障害をうまく上がっていたし、体重も増えて調子も上がっていたようなので、うまく障害をまとめられました。名前通り強い勝ち方でしたね」

7/26ばんえい大賞典予想 山崎エリカ

2009年7月26日(日)

重量670kgでも力が一枚上のアオノレクサスに期待

 先日の北斗賞の予想の時に「『ばんえい競馬情報局』でまた予想が当たったら(対象馬がフクちゃんだった場合を除く)、その馬に対するお礼も込めてまたバンバオーレクラブにもう一口……というように徐々に口数を増やしていきたいです」て書いたら、また予想が当たってしまいました(^-^;;;;;;)。予想が当たってヤター!、ラッキー!ではなく、あえて“また予想が当たってしまった”と表現したのは、本来均等で馬券を購入する予定だったのに、直前の気まぐれで◎カネサブラック-▲ホウショウダイヤの組合わせを押さえに回してしまい、全く儲かってないのにまた一口入会しなければならなくなったからです(´・ω・`)。 今度こそシッカリ儲けて、納得の行く一口を増やしていきたいです。

 さて、ホクショウバンクと2歳三冠を分け合ったキタノタイショウの直前回避で混戦模様の今年のばんえい大賞典。しかしながら私は意外とストレートに決まるのではないかと見ました。確かに最軽量630kgに対して、最重量670kgを課せられるアオノレクサスは決して楽な条件とは言えませんが、軽馬場ならその重量もそれほど苦にはならないのではないでしょうか。前走の白夜賞では5着に負けはしたものの、オープン馬やクラス上位馬が相手ではしかたがなく、イレネー記念でキタノタイショウに次ぐ2着、とかちダービーでキタノタイショウを破っての優勝の実績があり、ここでは力が一枚上の◎アオノレクサスに期待します。

 ○にはここへ来て力を付け、メンバー中で最軽量の630kgで出走できるワタシハキレイズキ。前走の120万クラスは積極的すぎるレース運びだった分、終いが甘くなって4着に負けましたが、実は「行くだけ行ったら、どこまで粘れるのかな?」的な今回に向けての試走だったように思われ、今回は前走での経験を生かして、もっと息を入れる競馬をさせてくるような気がします。

 ▲には前走の180万クラスは先行馬同士で競り合って前半で消耗した分5着に敗れましたが、スムーズな競馬ならば持ち前の登板力が生かせるコウドウフジ。重賞で重量が大幅に加算されるのも同馬にとってはプラス材料だと思います。

 あとは△に前々走の180万クラスでとかちダービーの3着馬アアモンドヤマトを下して勝利しているワタシハスゴイ。他ではイレネー記念4着後の休養明け3戦目で、重量650kgで一発警戒のキンノカミ。

 ◎アオノレクサス
 ○ワタシハキレイズキ
 ▲コウドウフジ
 △ワタシハスゴイ
 △キンノカミ


 ※本日14:30頃〜金沢競馬場のスタンド前ステージで園田・姫路競馬実況アナウンサーの竹之上次男さんと私でトークショー及び場立ち予想会をやります。北陸のばんえいファンの方は是非遊びに来て下さいね♪

7/26ばんえい大賞典予想 矢野吉彦

2009年7月25日(土)

思い切ってコウドウフジ

 先週の北斗賞は雨馬場予想がうまくハマリました。それにしても、今年の帯広はどうしてこんなに雨が続くんでしょう? これはもう完ぺきな梅雨ですよ。今週のばんえい大賞典も雨馬場を想定して予想します。
 当然ながら、同じ雨馬場で行われた6月7日のとかちダービーが参考になると思います。アオノレクサスが第2障害の手前で息を入れることなく直行、先頭でこれをクリアして、キタノタイショウの猛追を振り切り快勝しました。今度はその時より30キロの増量。しかもトップハンデともなりましたから、同じ芸当はできないでしょう。とかちダービーが参考になるとは言っても、負けた馬の巻き返しを考えたほうがおもしろそうです。
 その時の上位馬のうち、2着のキタノタイショウと4着のジャングルソングは欠場。となると、3着のアアモンドヤマトが浮上してきます。ただし、先週の北斗賞予想でも書きましたが、雨馬場になると1コースと10コースの馬は苦しいですね。10コースに入ってしまったアアモンドヤマトには?が付きます。
 それじゃぁ、5着のワタシワスゴイと6着のウィナーミミはどうでしょう? 同世代の牝馬の中では1、2を争う存在。でも、牡馬に混じると成績は今イチです。とかちダービーでも前に行けませんでしたし、そのレースでアオノレクサスとは30キロの差があったのに、今回は20キロ差。逆転は難しいかもしれませんね。
 オッと、肝心なことを忘れてました。とかちダービーのウィナーミミは10コースでしたね。ということは、この6着は度外視できそう。たとえアオノレクサスとの重量差が縮まったとしても、この馬にはチャンスがあると思います。
 そこまで言うのであれば、コウドウフジも侮れませんよ。とかちダービーでは2番人気に推されながら、1コースでほとんど動けず惨敗。ところが、この馬、2歳王者決定戦のイレネー記念で5着に健闘しています。その時の優勝馬キタノタイショウ、3着馬のホクショウバンクは不在、2着アオノレクサスとは10キロのハンデ差がつき(イレネー記念は同重量)、4着のキンノカミは1コース。アッと驚く大逆転の目は十分にあるはずです。
 では結論。ここは思い切ってコウドウフジを狙ってみます。買い目は、この馬を頭にした馬単総流しと、1着ウィナーミミ、アオノレクサスから2着コウドウフジへの馬単。高配当が期待できるでしょう。
 思ったほど雨が降らず、馬場水分が5%台にまで下がるようだったら、アアモンドヤマトが浮上してくると思いますが、まずは馬場状態をよく見極めてから馬券を買ったほうがよさそうです。早く天候が回復して、夏の北海道らしい夜空の下でのレースを見たいですね。では、今回はこのへんで。

7/26ばんえい大賞典予想 斎藤修

力をつけたアアモンドヤマト

 ◎アアモンドヤマト
 ○タワノアヤカ
 ▲アオノレクサス
 △ワタシハキレイズキ
 △ウィナーミミ

 詳細はオッズパークのブログをご覧ください。

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