ばんえい競馬情報局とは?

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2007年12月 アーカイブ

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馬券おやじは今日も行く(第41回) 古林英一

2007年12月13日(木)

もういくつ寝ると…

 師走のBG1第一弾、ばんえいオークスは2番人気のニシキガールが快勝しました。2着には4番人気のヒカルアサヒで馬複2,210円の小波乱の結果となりました。ニシキガールは買ってたんだけどな~(>_<) ……なんぞという愚痴を今年も何十回、いや軽く百回以上は垂れたことでありましょう。

 思い起こせば、2007年のばんえいは元旦から始まりました。元旦のメインレースは新春特別。1番人気のナカゼンスピードが勝ったのですが、このときは2着に5番人気のコマタイショウが入って馬複3,340円でした。この日以来、宮崎に出かけていた3月18・19日の2日間以外、全開催日投票を続けてまいりました。我ながらたいしたもんだと誉めてやりたい気分です。

 24日は今年最後のBG1ばんえいダービーが開催されます。当日は、小生、矢野吉彦大先生とAiba札幌駅前でのイベントに出させていただく予定となっております。継続は力なりとは受験勉強の格言ですが、元旦以来、継続してきた力を皆様の前で一気に爆発させる予定であります。竜が身を屈するのは天に昇るためであります。これまで外し続けて来たのは、ひとえにこのときに大爆発するためであります。そのための秘策は既に着々と進行中であります。

 さて、話はがらっと変わりますが、このたびわがミヤビライコウ号(牡2歳)をモデルとした新キャラクター「らいこうくん」が完成いたしました。

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 本家のミヤビライコウ号は先日もB-4クラスでもたもたしとります。こうなりゃ、競走成績よりキャラクターで勝負です。コースターかマウスパッドあたりをつくろうかと思っているのですが、何かいいグッズのアイディアがございましたらぜひご一報くださいまし。

レース回顧(12/8~12/10)

2007年12月10日(月)

 8日(土)はシリウス特別(3歳以上オープン)が行われ、ナリタボブサップが優勝。前走の北見記念に続く勝利で、重賞ウイナーの実力を発揮しました。
 第2障害はナリタボブサップを先頭に、トカチプリティー、ミサイルテンリュウ、カネサブラックの4頭がほぼ一団で越える展開。後続も必死の追い上げを見せますが、ナリタボブサップが終始1馬身ほどリード。残り2メートルほどで脚が鈍ったものの、ここまでくれば安全圏。0秒5差でナリタボブサップが逃げ切りました。追撃及ばず、カネサブラックが2着。第2障害を離れた5番手でクリアしたフクイズミが、豪脚を見せて3着入線を果たしました。

 9日(日)のメインレースは重賞のばんえいオークス(3歳牝馬オープン)が行われ、ニシキガールが重賞2勝目を挙げました。このレースについては別掲のばんえいオークス回顧をご覧ください。

 この日の第7レースは2歳A-1戦が行われました。ここは障害3番手からきっちり歩き通した牝馬のニシキエースが勝利。障害先頭クリアのオレワスゴイは、一度ストップしたのが響いて2着に敗れています。

 10日(月)はアルデバラン特別(3歳以上500万円未満)が行われ、キョクシンオーが快勝。通算41勝目を挙げました。
 後方追走から第2障害でもじっくり脚をタメたキョクシンオーは、これをひと腰、3番手でクリア。そこから脚を伸ばすと、残り20メートル付近で早くも先頭へ。そのまま一気に突き抜け、先頭でゴールを果たしました。第2障害を先頭で越えたコトノカツマが2着で入線。オホーツクブルーと並んで5番手で障害を越えたユウセイマーチが3着となりました。

映像はこちら。またこれらを含め2カ月前までの映像は、すべてオッズパークにてご覧いただけます。

12/9ばんえいオークス回顧

ニシキガール復活の重賞2勝目 

 9日(日)は牝馬三冠の最終戦・ばんえいオークス(3歳牝馬オープン)が行われ、単勝2番人気のニシキガールが優勝。2月の黒ユリ賞に続く重賞2勝目を挙げました。

 道中はアグリタカラやニシキガールらが交互に先頭に立つ展開でしたが、ほぼ一団のまま進み第2障害へ。
 真っ先に挑んだのは1番人気のペガサスプリティー。ひと呼吸おいてエリザベスライデン、アグリタカラも登坂を開始しました。各馬障害に苦しみ、エリザベスライデンもヒザを折るなど苦戦。そうしたなか、ようやく抜け出してきたのがアグリタカラ。これにヒカルアサヒ、やや遅れてニシキガールが続き、エリザベスライデンも立て直して障害を下っていきました。
 ここから一気に脚を伸ばしたのがニシキガール。残り30メートル標識の手前で先頭に立つと、後続との差を保ちながら、ゴールを目指します。残り5メートル付近からは脚が鈍りましたが、大河原和雄騎手がギリギリまでもたせてゴールイン。2番手追走のヒカルアサヒも、最後はギリギリ一杯。なんとかゴール入線を果たして2着を確保しました。道中何度か止まりながらも、エリザベスライデンが3着入線を果たしています。

 前述のとおり、ニシキガールは重賞2勝目。オープンで活躍したプリンセスサクラコの妹としてデビュー時から注目され、世代のトップクラスとして活躍。それだけに、これまでは重量を課せられたことも多く、厳しい戦いを強いられてきました。しかし定量戦となれば浮上の余地は十分にあったといえ、今回の結果も納得できるものと言えるでしょう。今後も、これまでのオークス馬に負けないような活躍を期待したいと思います。

成績はこちら
映像はこちら

12/9ばんえいオークス予想 矢野吉彦

2007年12月 8日(土)

2冠の好走馬アグリタカラから

 今年も、もう12月になっちゃいました。ばんえい競馬のシーズンは3月のばんえい記念をクライマックスにこれから高重量戦が目白押しになっていきますが、予想のほうは、ひとまず年末のラストスパートといきたいですね。

 このところの重賞レースは、なかなか一筋縄では収まっていません。今回のばんえいオークスも、同世代同士の定量戦ですから、300万円クラスのペガサスプリティー、プリンセスモモに250万円クラスのエリザベスライデンを絡めて買えばいいとは思うんですけど、果たしてスンナリ収まるんでしょうか。
 私としては、それではあまりにもおもしろくないので、敢えてここは穴をこじ開けようと思います。上に挙げた3頭の中では、馬体重が900キロソコソコのプリンセスモモと、600キロを超えるソリを引くようになって勝ちきれずにいるエリザベスライデンに若干の難ありと見ます。
 そこで狙ってみたいのがアグリタカラ。まだ150万円クラスの馬ですが、今年の3歳牝馬限定重賞では、6月の黒ユリ賞で3着、9月のばんえいプリンセス賞では2着に健闘しています。黒ユリ賞の時が前走18.6秒差の5着から、ばんえいプリンセス賞の時が前走19秒差の6着から、それぞれ大きく着順を上げています。黒ユリ賞は馬場水分1.6%。ばんえいプリンセス賞では、この馬も勝ったペガサスプリティーと同重量の630キロを引いていました。これらを考え合わせると、ひょっとしたらこの馬は高重量戦でしぶとい馬なのかな、と思った次第。ばんえいプリンセス賞が鈴木恵介騎手から鈴木勝堤騎手に乗り替わっての好走でしたから、今回も“気配”を感じます。前走6.2秒差の7着は度外視。人気の盲点とも言えそうなこの馬を狙います。
 馬券はアグリタカラからの総流し。前に挙げた3頭にヒカルアサヒ相手の馬券を厚めに買っておきます。

 ところで、今月24日(月・振替休日)に札幌駅前「Aiba札幌」で「ばんえい競馬相談所」を開設、「場立ち予想会」を行う予定です。“予想屋”は古林センセイと私。後半5~6レースを予想しながら、みなさんからのばんえい競馬に関するご質問、ご相談にお答えすることになっています。札幌周辺のファンのみなさま、お誘い合わせの上、多数ご来場ください!では、今回はこのへんで。

12/9ばんえいオークス予想 斎藤修

ペガサスプリティーで断然

 前回の北見記念。5歳勢が3着まで独占とはちょっと驚いた。
 ナリタボブサップは、たしかに力はあるもののオープンのいちばん上のクラスに入るとちょっと厳しいという印象があったが、どうやらここにきて力をつけてきたようだ。
 カネサブラックも以前よりかなり重量を克服できるようになってきた感じ。
 若い世代が台頭してくる競馬はやっぱりおもしろい。正月の帯広記念が今から楽しみだ。

 さて、3歳牝馬3冠目のばんえいオークス。ここまでの2冠が別定重量だったのに対し、ここは実力勝負の定量戦。
 昨シーズンの黒ユリ賞を制すなどして先の2冠では重量に苦しんだニシキガールがいよいよ出番か、とも思ったけど、どうもそれ以上に力をつけてきた馬がいそうだ。
 今回はペガサスプリティーの連軸で堅いんじゃないか。1冠目の黒ユリ賞は6着だったが、その後はばんえいプリンセス賞勝ちも含めて14戦10勝。前走ではついに300万クラスまで突破した。格付けも、近走の成績も、今回のメンバーでは断然抜けている。
 相手筆頭にはプリンセスモモ。今回のメンバーで最上位の300万クラスはペガサスプリティーとこの馬の2頭。ハンデに恵まれたばんえい大賞典を勝ってからはイマイチの成績が続いているが、同世代同士では能力上位。ただムラ駆けな部分もあるので、それほどの信頼はおけない。
 下のクラスの馬では、プリンセスミントに一発の可能性がある。1冠目の黒ユリ賞は最低人気で4着。8月19日の100万未満で3着に入ってからは13戦連続して3着以内を続けている。
 最初にも書いたとおり、定量ならニシキガールにも出番はありそうだ。
 1冠目の黒ユリ賞の覇者エリザベスライデンだが、どうにも近走の成績がよくなく、今回は見送る。
 ペガサスプリティー頭の馬単と、押さえでペガサスプリティーから馬連で流す。
 ◎ペガサスプリティー
 ○プリンセスモモ
 ▲プリンセスミント
 △ニシキガール

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