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10/8クインカップ回顧

最低人気ヒメカワキタが重賞初制覇!

 8日(祝・月)に行われた重賞・クインカップ(4歳牝馬オープン)は、単勝最低人気のヒメカワキタが優勝。これまでばんえいオークス4着が目立つ程度でしたが、一躍世代牝馬トップクラスへ名乗りを上げました。

 各馬645~670キロということもあり、道中は標準的な流れ。サクラガサイタ、センコウラブリイあたりが先行して、勝負どころの第2障害を迎えました。
 真っ先に動いたのはセンコウラブリイ。追ってヒメカワキタ、ニシキユウが仕掛ける展開。先頭でこれを越えたのはセンコウラブリイで、ヒメカワキタがこれに続き、エメラルド、ニシキユウの人気2頭が追随。障害を下りて2馬身ほどのリードを保っていたセンコウラブリイですが、激しく尻尾を振りながらのレース。苦しいのか、レースに集中できていないのか徐々に失速し、残り15メートル付近でヒメカワキタが先頭へ。そのままヒメカワキタが力強く脚を伸ばし、半馬身ほどの差でゴールを駆け抜けました。センコウラブリイはなんとかこらえきって2着。よく歩いたもののトップハンデがこたえたか、1番人気のエメラルドが3着。

 ヒメカワキタはこれが重賞初制覇。今回は、実績のあるエメラルド、ニシキユウとの比較で重量が20キロ軽かったこともありますが、同クラス、同重量、そして同厩舎のセンコウラブリイを抑えきったのは見事。06年シーズンの最終戦あざみ特別で、エメラルドやニシキユウといった世代トップクラスと同重量で勝っていることから、もともと実力差はなかったのでしょう。ただ、このあざみ特別も今回同様に単勝最低人気、また前走は1番人気で7着と敗れたようにムラ駆けなのは否めません。今後は安定して力を発揮することができるかどうかが課題となるでしょう。
 センコウラブリイは今回が9度目の2着。時にこうした詰めの甘い馬がいますが、激しく尻尾を振っていたゴール前からすると、センコウラブリイも勝ちきれないタイプなのかもしれません。それはともかく、管理する皆川公二調教師にとっては、うれしい同厩舎ワンツー決着。悔しいと思われるのは、ここ数戦ヒメカワキタの手綱も取ってきた入澤和也騎手でしょう。次の機会の奮起に期待したいと思います。
 単勝1、2番人気のエメラルドとニシキユウが、それぞれ3、4着。やはりハンデが響いた印象ですが、それでも堅実なレースをみせたのは収穫。牡、牝を問わず、この世代のトップクラスにあることを証明した一戦と言えるでしょう。

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