昨年は雪の影響で一旦は中止となり、のちに3月に延期して行われることになり、それでも「新春」ペガサスカップとして行われたこのレース。今年は雪の影響を受けたのは日曜日のJRA中京開催だった。
それにしてもフリオーソ初年度産駒の活躍がすごい。高知ではフリビオンが金の鞍賞を制し、北海道所属馬ではダンストンレガーメが盛岡の知床賞を勝利(その後、岩手に移籍)、またバリスコアは兵庫ジュニアグランプリJpnIIで3着に入った(現在は川崎所属)。1月14日現在、産駒の勝利数49はこの世代の新種牡馬の中ではダントツ、新種牡馬ランキング(賞金)でも6位となっている。
そのフリオーソ産駒が、なんと3頭も出走してきた。で、1月3日の白鳥特別でワンツーだったフリーゴーイング、サザンオールスターをそのまま◎◯とした。
フリーゴーイングは北海道から転入後2着のあと3連勝。NARグランプリ優秀女性騎手賞を2年連続で受賞となった木之前葵騎手は元日の尾張名古屋杯をカツゲキライデンで制するなど年明けも絶好調だ。
サザンオールスターは、12月1日のセレクトゴールドを制したあとも2着、2着とレースぶりが安定している。
ライデンリーダー記念で半馬身差の2着だったメモリーミラクルも重賞で上位を争える実力。
さらに◎◯に僅差の2着があるドリームズライン、中央未勝利から転入して4戦連続連対中というデッラサルーテ、さらにもう1頭のフリオーソ産駒クインザドリームなども変わり身があれば上位に食いこむチャンスはある。
◎4フリーゴーイング
◯12サザンオールスター
▲10メモリーミラクル
△11ドリームズライン
△2デッラサルーテ
△3クインザドリーム
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距離は課題になりそうだが、高知から遠征のタッチスプリントの能力が高そう。ホッカイドウ競馬のアタックチャレンジ勝ちに加え、2歳オープンでもそこそこの競馬をしていた。高知では昨年生え抜きのディアマルコが全国区で活躍したように、この世代も上位を争う馬たちのレベルは高そう。このタッチスプリントも金の鞍賞ではフリビオンに1馬身半差の2着だった。初めての距離さえこなせば圧勝までありそう。
オヒナサマは、佐賀若駒賞ではハクユウロゼに5馬身差をつけられての2着だったが、その強敵が不在となればここでは勝利も狙えそう。九州ジュニアチャンピオンではそのハクユウロゼに先着しての3着があり、川崎・ローレル賞へ遠征して強敵相手の経験も生きるはず。
コパノレイミーは大井で勝った賞金があってメンバー中唯一の古馬B級格付け。前走転入初戦となったB級の一般戦は、やや差があっての5着だったが、1400メートル1分30秒6というタイムなら、同世代同士なら十分勝負になるレベル。門別では内回り1500メートル戦での圧勝があり、距離もある程度まではこなせそう。
スターダストライトは約1カ月ぶりの実戦となるが、アルデバラン特別3着は評価できる。
ホワイトウィングスは8戦目となった2走前でようやく初勝利を挙げたが、続く前走の佐賀若駒賞では4着とまずまずの走り。
アイディアルレディは、母が九州大賞典などを制したアイディアルクインで、半兄にキングプライドがいるという、佐賀の活躍血統にも注目。
◎4タッチスプリント
◯7オヒナサマ
▲3コパノレイミー
△6スターダストライト
△5ホワイトウィングス
△10アイディアルレディ
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B級馬による1400メートルのS2重賞。
好調馬が揃って比較が難しいが、笠松から転入後、1400メートル戦で目下4連勝中のサーストンデンバーの能力が高そう。A2級から年明けの番組賞金カットでB級2組特別に降級となった門松特別も逃げ切り勝ち。不良馬場とはいえ1400メートル戦でコンスタントに1分28秒台をマークしているだけにここでも崩れることはなさそう。
その門松特別でサーストンデンバーに半馬身差まで迫ったのがダンシング。B級のS2重賞や特別でも1400メートルなら成績が安定している。
B級の一般戦で目下4連勝中というのがウインヴォルケーノ。しかもここ3戦はコンマ1秒差以内という僅差での勝利。九州産馬限定の大隅特別を別とすれば、初めての古馬との特別以上のレースで、今回は胸を借りる立場。どこまでやれるか。
南関東から転入初戦の門松特別で3着だったリトルカントリーは2戦目での上積みがあれば上位争いにからんできそう。
中央500万下から転入してB級の一般線で5戦3連対のテイエムトラネコ、年末のA2級戦で2着があったカシノソラーレらは連下争いなら。
◎9サーストンデンバー
◯5ダンシング
▲3ウインヴォルケーノ
△8テイエムトラネコ
△6リトルカントリー
△4カシノソラーレ
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兵庫、金沢から2頭ずつ遠征があり、さらに好調馬揃いで楽しみな一戦となった。
中心は北海道から転入して5戦目となるオグリタイム。昨シーズン後半の門別では1200メートルのオープン特別を勝ち、道営スプリントでは中央オープンだったクリーンエコロジーの3着に好走していた。前走1900メートルの東海ゴールドカップでも2着に好走していただけに、距離短縮で能力を発揮すると見る。2走前に名古屋1400メートル戦で6着に負けているが、このときは流れに乗れなかった。それで人気を落とすならむしろ馬券的には狙い目。
昨年重賞2勝を挙げている兵庫のランドクイーンが強敵になりそう。南関東や中央の強敵相手には惨敗があるが、このメンバーなら十分チャンスはある。
エイシンアトロポスは園田でA2特別まで4連勝中。今回が重賞初挑戦だが、まだ底を見せていない。
スリーネルソンは同じ笠松1400メートルのサマーカップで惨敗しているのが気になるところだが、復帰後B級とはいえ2連勝中。笠松の1400メートルで1分26秒台、名古屋の1400メートルで1分28秒台という持ちタイムなら、重賞でも十分通用しそう。
メモリージルバは重賞ではやや力不足だが、準重賞の東海クラウンは常に好走。連下争いなら。
金沢のバニスターは1400メートル戦が園田での3歳時以来2年近くぶりとなるのがどうだろう。
◎5オグリタイム
◯3ランドクイーン
▲1エイシンアトロポス
△6スリーネルソン
△10メモリージルバ
△7バニスター
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今年はカレンダーの曜日の並びからして、大晦日の桐花賞から中8日という日程。それゆえ、桐花賞組で出走してきたのは2着のアントニオピサ、6着のナリタスーパーワン、8着のチョイワルグランパの3頭。加えて重賞勝ちがあるのがスフィンクス(15年栗駒賞)、ミラクルフラワー(16年みちのく大賞典など)の2頭だけという、やや寂しいメンバー構成となった。
中心は、やはり桐花賞2着のアントニオピサ。桐花賞では、逃げたナムラタイタンに向正面で並びかける場面があり、最後は突き放されたものの、それでも3着のコミュニティ以下を寄せ付けなかったというレースぶりは評価できる。中央時代の4勝はすべてダート1800メートル、大井での2勝は1600メートルということでは、距離短縮もプラスになると見る。
岩手の実績では、牝馬のミラクルフラワーが最上位。今シーズンだけでも、みちのく大賞典、フェアリーカップと重賞2勝。ビューチフルドリーマーカップで8着だった以外、今シーズンの岩手ではすべて連対。出走予定だった12月の白嶺賞が雪のため取止めとなり、11月以来の実戦となるのが気になるところ。
中央のダートオープンで上位争いをしていたナリタスーパーワンは、岩手初戦となるはずだった白嶺賞が取止めとなり、桐花賞が6着。ひと叩きしての上積みがあれば勝利も狙える。
おそらくここまで3頭の勝負で、中央準オープンからの転入初戦で今回が初ダートとなるゴットフリート、大晦日のA級一組特別2着のスフィンクスが割って入れるかどうか。
◎1アントニオピサ
◯9ミラクルフラワー
▲6ナリタスーパーワン
△4ゴットフリート
△3スフィンクス
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