
8月17日のアルタイル特別は競り合った先行勢が総崩れとなって、中団〜後方を追走して馬たちが上位を占めるという出入りの激しい競馬だった。それでも3着までは人気順の決着だっただけに、ここでもその上位馬が中心となりそう。
勝ったプレアレジェンドはデビューから2連勝。中団追走から直線抜け出すという飛田愛斗騎手の落ち着いた騎乗ぶりで、着差以上の完勝という内容だけに、この馬の3連勝に期待する。
最後方から直線追い込んで2着に入ったのがサキドリトッケンで、3着のモーモーゴールドは中団から早めに動いて4コーナーで一旦は先頭に立ったが、ハイペースで先行した馬たちを負かしにいったぶん、直線で脚が上がってしまった。ここはアルタイル特別の2、3着逆転とみて、モーモーゴールドを対抗とした。
デビュー2戦目を勝ったときも後方からレースを進めていたサキドリトッケンが、今回は鞍上に吉原寛人騎手を迎えてどんなレースを見せるか。
上記3頭に対して、1戦1勝のトリトンテソーロ、ナッククィーンに食い込む余地があるかどうか。
◎9プレアレジェンド
◯4モーモーゴールド
▲12サキドリトッケン
△8トリトンテソーロ
△11ナッククィーン
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セイクリスティーナは盛岡芝の重賞を連勝。しかも前走ジュニアグランプリは北海道からの遠征馬相手にしてのもので、5年ぶりに地元馬に勝利をもたらした。水沢でも1300メートル戦を好タイムで制しており、今回の距離も芝ではあるものの克服済みということであれば、今回のメンバーでは能力が一枚抜けている。
強敵となりそうなのは北海道から転入初戦のロジータサンライズ。デビュー2戦目に未勝利戦を勝ったのみだが、アタックチャレンジで5着の好走が2回。経験値では岩手デビュー馬よりも優位に立つ。ただ1600/1700メートルではやや差をつけられて負けているだけに距離を克服できるかどうか。
ジェイエルビットは水沢で2連勝のあと盛岡では2着に敗れたが、そのときの勝ち馬ラウダーティオはその後ビギナーズカップで2着という実力。盛岡1400メートルの1分28秒4という走破タイムは今回のメンバーでは最速の持ちタイム。
アドレニコルは中央芝を1戦したのみで転入し、盛岡ダートで2連勝。前走はスタートからハナをとると、直線では後続を寄せ付けなかった。勝ちタイムは平凡だがまだ底を見せていない。
イタズラベガは、芝のジュニアグランプリでセイクリスティーナに0秒3差の3着で、ここまで4戦して3着以内を外していない。初めての水沢コースでどうか。
キララカは、2走前の盛岡1400メートル戦では4馬身差の2着だったが、勝ったレジェンドバローズはその後デビューから3連勝でビギナーズカップを制した。続く前走盛岡1400メートル戦では、2着ジェイエルビットに1馬身差3着。能力的に差はなさそう。
◎9セイクリスティーナ
◯6ロジータサンライズ
▲3ジェイエルビット
△7アドレニコル
△4イタズラベガ
△8キララカ
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