佐賀ヴィーナスカップの第1回は2017年7月、その後6月上旬、そしてここ3年は5月下旬に行われていたが、今年はさらに繰り上がってこの時期となった。今年で7回目だが、これまでの勝ち馬は、兵庫、高知、佐賀、大井、川崎、浦和と、すべて所属が異なる。ここ3年は南関東所属馬が勝っていて、今年も大井から2頭が遠征してきたが、今回は兵庫勢が強そうだ。
パールプレミアは、昨年秋の兵庫ゴールドカップは5着だったが、今年初戦となった兵庫ウインターカップでは、南関東からの遠征馬や牡(セン)馬を相手に7番人気という低評価を覆して逃げ切り、5歳になっての充実ぶりを見せた。今回、牝馬同士なら相手は楽になった。
一方でクリノメガミエースも、昨秋から今春にかけて、楠賞、園田金盃、新春賞と、牡馬の一線級相手に3戦連続重賞で3着。その後、特別戦を連勝と、好調ぶりをアピール。明けて4歳だけにさらなる充実も期待できそう。
ジュランビルは昨年、金沢に遠征したイヌワシ賞で、同じく南関東から遠征した牡馬を相手に2着と好走。その後、強敵相手に結果を残せなかったが、3カ月半の休み明けで調子を戻していれば、兵庫の2頭とも互角以上の勝負ができそう。
高知のアンティキティラは、地元では重賞を勝てず、昨年1月の佐賀・花吹雪賞を含め遠征で重賞3勝。今年地元で勝ち星がないが、遠征でまた能力を発揮するかどうか。ただ今回は相手が強い。
地元勢では、かつてこの1400メートルで能力の高さを見せたミスカゴシマ、短距離で好走を見せているスーパースナッズらが上位に食い込めるかどうか。
◎11パールプレミア
○2クリノメガミエース
▲3ジュランビル
△7アンティキティラ
△6ミスカゴシマ
△9スーパースナッズ
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