30日のライデンリーダー記念は、本命にした金沢のマナバレンシアは惜しくも2着だったが、東海勢では12月4日のジュニアキングのレベルが高かったと見て僅差2着だったフーククリスタルを対抗にしたところ、そのフーククリスタルが見事に制した。ここはゴールドウィング賞の1、2着馬が人気になりそうだが、それよりやはりジュニアキングのほうがレベルが高かったと見て、フーククリスタルとの接戦を制した笠松のベニスビーチを本命とした。ただ名古屋コースが初めてとなるだけに、それがどうか。
ゴールドウィング賞を制したダイセンハッピーは逃げるか2番手でレースをしてきたが、今回1600mの大外枠に入ってしまった。同2着だったブンブンマルとはそれほど能力差はないと思われ、であれば真ん中の枠に入ってレースがしやすいブンブンマルを上位にとった。
オーゴンノキズナは、前走が名古屋転入後2勝目だが、直線での力強い差し切りが印象的。引き続き宮下瞳騎手だが、今回は重賞ゆえ女性騎手の減量がないところで割引きか。
もう1頭笠松から遠征のサルー、前走でダイセンハッピーのクビ差2着だったユキプロスパーは3着の穴候補。
◎2ベニスビーチ
○7ブンブンマル
▲12ダイセンハッピー
△3オーゴンノキズナ
△6サルー
△5ユキプロスパー
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デビューから3連勝だったツムタイザンは兵庫ジュニアグランプリJpnIIに挑戦したが、さすがに中央勢のカベは厚く、さらに浦和のジョーロノにも先着されての6着。それでも7着が中央馬で、8着の地元フセノチェリーには大差をつけた。今回は勝負付けが済んでいるメンバーばかりなだけに、よほどのことがない限り負けないのではないか。
シェナキングは、兵庫若駒賞はツムタイザンから大きく差をつけられての7着だったが、その後、今回と同じ1700メートルに距離を延ばしてアッパートライを2連勝。距離経験と上昇度で逆転まであるかどうか。
キングオブハーバーは、デビューから2戦続けて2着だったものの、距離を1700メートルに延ばした前走での初勝利が6馬身差圧勝。その勝ちタイム1分54秒8は、シェナキングより速いもの。ツムタイザンにどこまで迫れるか。
前走シェナキングの3着だったパールプレミア、園田プリンセスカップは7着だったもののその後は善戦しているユナチャンらは上位食い込みまであるかどうか。
◎9ツムタイザン
○6シェナキング
▲2キングオブハーバー
△11パールプレミア
△5ユナチャン
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重賞を勝った経験がある馬が5頭いるとはいえ、年末の大一番としてはちょっと寂しいメンバー。ならば下級条件から9連勝中のキースペシャルに期待する。名古屋移籍後では初めての笠松参戦となった2走前の東海クラウンは、斤量差もあったとはいえ、4コーナーでユウチャージを振り切り、さらに外から迫ったビービーブレスユーを突き放しての圧勝となった。重賞初挑戦でもチャンスは十分と見る。
夏から秋に間隔を開けながら4連勝でオータムカップを制したのがシャドウチェイサー。遠征馬が強力だった笠松グランプリは距離が短かったこともあって度外視。オータムカップを制したのと同じ笠松1900メートルの舞台で力を発揮する。
東海菊花賞では7着だったウインハイラントだが、名古屋移籍後で連対を外したのはそのときだけ。A1特別で常に勝ち負けの実力は評価できる。
ダルマワンサは3歳ながら東海菊花賞では東海勢最先着となる4着。今回、東海地区同士の対戦ということでは上位も狙える。
前走東海クラウンでキースペシャルの2着だったアリオンダンスにも馬券圏内なら。
このレース連覇のかかるニューホープは今年秋まで長期の休みがあっただけにどうだろう。
◎2キースペシャル
○6シャドウチェイサー
▲11ウインハイラント
△10ダルマワンサ
△7アリオンダンス
△12ニューホープ
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1600メートルの絆カップで1、2着だったヒガシウィルウィンとランガディア、2500メートルの北上川大賞典で1、2着だったエンパイアペガサスとフレッチャビアンカが、その中間の距離で対戦するという、まさに年末の大一番にふさわしいメンバーが揃った。
ヒガシウィルウィンは、3歳時にジャパンダートダービーJpnIを勝っているとはいえ、血統面もあるのだろう、古馬になってから2000メートルではやや長い印象がある。とはいえ南部杯JpnIを別とすれば、地元同士の岩手での3戦はいずれも完勝といえるもの。初の水沢コースがどうかということもあるが、ここは絶対的な能力の高さを評価する。
マーキュリーカップJpnIII・3着で、あらためてダートでの能力の高さを見せたランガディアだが、その後は地方同士でも勝ちきれず。とはいえ、中央から転入後3連勝を飾った水沢コースに戻って再びということはありそう。
北上川大賞典を連覇したエンパイアペガサスは、やはり長距離となれば圧巻のレースぶり。2000メートルも当然守備範囲だが、他の有力馬も能力を発揮できる舞台なだけに、そこでの力関係が鍵となる。
ダービーグランプリを制して地方3歳チャンピオンとなったフレッチャビアンカは、初めての古馬との対戦となった北上川大賞典が2着。2500メートルの舞台でエンパイアペガサスではいかにも相手が悪かった。とはいえ今度は◎○という古馬一線級も揃っての対戦では、その壁は高そう。
◎9ヒガシウィルウィン
○11ランガディア
▲2エンパイアペガサス
△12フレッチャビアンカ
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昨年の高知県知事賞は、直線を向いてスペルマロンとウォーターマーズが馬体をぶつけるようなシーンがあっての追い比べとなって、クビ差で制したのはスペルマロンだった。今回、ライバル不在となったスペルマロンはここに来て3連勝と好調。距離もオールマイティーにこなすとなれば、連覇の可能性はかなり高いと見る。
強敵となりそうなのは中央3勝クラスから転入2戦目となるフクノグリュックだろう。転入初戦の1400メートル戦は、ペガッソとの首の上げ下げの接戦をハナ差で制し、3着馬には5馬身差をつけた。中央時代にも1800メートルまでしか距離経験がないが、スローペースは間違いないだけに、よほど短距離に特化した脚質でなければそれほど気にすることはない。そればかりか、父ダンスインザダークならこの距離でこそということはあるかもしれない。
昨年、1、2着の接戦から8馬身離されて3着だったのがツクバクロオー。今年は5勝を挙げたほかすべて掲示板内という成績を残しているだけに、スペルマロンにどこまで迫れるか。
モルトベーネは、昨年の高知県知事賞では4コーナーでスペルマロンの直後に迫る場面があったが、直線脚が上がって5着。今年のメンバーなら昨年以上の着順を望めそう。
ここまで4頭の勝負と見る。
◎5スペルマロン
○1フクノグリュック
▲8ツクバクロオー
△12モルトベーネ
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