実績最上位はメンバー中最多の5勝を挙げているアルジャンノオーで間違いないが、2歳のこの時期に1頭だけ10キロ余分に負担するのは厳しいのではないか。
と見て、ここ2走が好調の牝馬、アバシリサクラに期待する。1頭だけ5キロ増だったいちい賞は先に行かれた2頭をとらえることができなかったが、続く前走2歳A-1戦は第2障害を5番手で越えてからの決め手が抜群だった。牝馬でも980キロ台と馬格もあり、重賞での重量増もこなせるのではないか。
青雲賞は、障害先頭がアルジャンノオーで、すぐに2番手のネオキングダムが追ったものの、その差は詰まることもなく、離されることもなく、1馬身ほどの差を保ったままでゴール。そのときが同じ重量で、今回はアルジャンノオーが10キロ増ならネオキングダムに分があるのではないか。
とはいえ基礎重量が重くなるここでは、アルジャンノオーがその重量差も跳ね返してしまう可能性は十分にある。
青雲賞3着から2歳A-2をきっちり勝って臨むフクフクライデン、好調シンエイアローらもそれほど差はなさそう。
◎10アバシリサクラ
○9ネオキングダム
▲7アルジャンノオー
△8フクフクライデン
△2シンエイアロー
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シュリーデービーは、小倉のフェニックス賞に挑戦(10着)したあと2連勝のパフォーマンスがすばらしい。8月30日のJRA認定戦は直線だけでモーモーブラックに7馬身差をつける圧勝。前走10月4日のJRA認定戦ではキングサリに1 1/4馬身差だが、着差以上の完勝だった。7月のJRA認定戦ではアルティマソウルに完敗の5着があったが、直線では完全にレースをやめてしまっていた。それが本来の能力ではなく、当時より確実に力をつけている。
キングサリは、シリウス特別を制して、続く前走がシュリーデービーの2着。小倉のフェニックス賞では8着だったが、佐賀ではまだ3着以内を外していない。
◎○を負かしてここまで3連勝のアルティマソウルだが、7月以来の休み明けがどうか。その間にも鍛えて力をつけていれば4連勝もありそうだが、◎○は秋になって確実に力をつけているだけに、この順番とした。
ここまで1勝2着5回と勝ちきれないモーモーブラックだが、◎○▲との対戦でそれぞれ2着があり、展開ひとつでその一角を崩す可能性はある。
900mの新馬戦を圧勝し、今回が2戦目となるトラースキック、シュリーデービーとの対戦では4、3着だったマウイバークマンらは連下に食い込めるかどうか。
◎8シュリーデービー
○4キングサリ
▲11アルティマソウル
△3モーモーブラック
△1トラースキック
△9マウイバークマン
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6頭立てという少頭数で、そのうち5頭が1勝以下というメンバーの中にあっては、ビギナーズカップを含めて4勝を挙げているリュウノシンゲンが抜けた存在。
9月22日のフューチャーステップでは、リュウセイオジョウ以外の5頭が対戦しており、勝ったリュウノシンゲンに対して、ほか4頭で最先着6着のシラカミロードでも2秒2もの差をつけられた。ただシラカミロードは8月2日の2歳戦ではリュウノシンゲンに2馬身半差2着があり、ともに盛岡1400メートルでは1分27秒台の持ちタイムもあり、それほど差はないのかもしれない。
1000メートルのファーストステップを勝っただけというリュウセイオジョウは、さまざまに未知な要素があるが、そのぶん未知の魅力もある。
ほか3頭はどうにも近走の成績がさえず、1600メートルへの距離延長も歓迎とは思えず上位争いは難しそう。ただ上位3頭のどれかが崩れたときの押さえとして、7月の盛岡1400メートル戦でシラカミロードの2着があるグランフェデリーゴを挙げておく。
◎3リュウノシンゲン
○1シラカミロード
▲2リュウセイオジョウ
△6グランフェデリーゴ
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