NAR『ウェブハロン』、『優駿』、『週刊競馬ブック』、『競馬総合チャンネル』などで地方競馬を中心に記事を執筆。グリーンチャンネル『アタック!地方競馬』『地方競馬中継』解説。1964年生まれ。
実績最上位はメンバー中最多の5勝を挙げているアルジャンノオーで間違いないが、2歳のこの時期に1頭だけ10キロ余分に負担するのは厳しいのではないか。
と見て、ここ2走が好調の牝馬、アバシリサクラに期待する。1頭だけ5キロ増だったいちい賞は先に行かれた2頭をとらえることができなかったが、続く前走2歳A-1戦は第2障害を5番手で越えてからの決め手が抜群だった。牝馬でも980キロ台と馬格もあり、重賞での重量増もこなせるのではないか。
青雲賞は、障害先頭がアルジャンノオーで、すぐに2番手のネオキングダムが追ったものの、その差は詰まることもなく、離されることもなく、1馬身ほどの差を保ったままでゴール。そのときが同じ重量で、今回はアルジャンノオーが10キロ増ならネオキングダムに分があるのではないか。
とはいえ基礎重量が重くなるここでは、アルジャンノオーがその重量差も跳ね返してしまう可能性は十分にある。
青雲賞3着から2歳A-2をきっちり勝って臨むフクフクライデン、好調シンエイアローらもそれほど差はなさそう。
◎10アバシリサクラ
○9ネオキングダム
▲7アルジャンノオー
△8フクフクライデン
△2シンエイアロー
ナナカマド賞の出走表はこちら