
佐賀皐月賞は、昨年までは古馬によるB級のS2重賞として行われていたが、S2重賞廃止によって、レース名からイメージされるとおりの3歳重賞となった。
飛燕賞では3着馬に9馬身差をつけてクビ差で1、2着を争ったベルセルクとリンノゲレイロ。今回のメンバーでもこの2頭が優位と見る。惜しくも2着に敗れたリンノゲレイロだが、向正面で先頭に立つのがやや早すぎたような感じはあった。その後の前走、3歳-1組特別では2着に2秒2の大差をつける圧勝で力の違いを見せつけた。飛燕賞の雪辱を期す一戦。
一方のベルセルクは飛燕賞を勝ったあと、古馬B-4組戦で2着なら評価を落とすものではない。
怖いのがトーセンプルメリア。中央未勝利から転入して3着のあと4連勝中。前走1750メートル戦の勝ちタイム1分58秒4は、上記2頭の持ちタイムとの比較ではやや劣るものの、流れ次第では詰めきれないタイム差ではない。
ル・プランタン賞を制したマイメンだが、その勝ちタイム2分1秒0は、◎○との比較ではやや劣る。逆転までは難しそう。
花吹雪賞を制してル・プランタン賞でマイメンにコンマ2秒差の4着だったローザーブルー、南関東から戻って3戦目のスターオブソレイユらが馬券圏内まであるかどうか。
◎8リンノゲレイロ
○7ベルセルク
▲11トーセンプルメリア
△6マイメン
△10ローザーブルー
△1スターオブソレイユ
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グランダム・ジャパンの2歳シーズンに続いて3歳シーズンの女王も狙うエグジビッツは、ホッカイドウ競馬開幕前にもかかわらず初戦の若草賞に遠征。好位の外目追走から直線半ばで先頭に立つという正攻法の競馬も、後方から直線一気という展開が見事にハマったレコパンハロウィーにしてやられた。とはいえ4カ月ぶりの実戦で勝負どころでの反応がイマイチだったのも確か。ひと叩きされ、輸送も門別から水沢ならそれほど遠くはなく、前走以上の走りに期待したい。
スターギアは牡馬相手の金杯で2着に好走し、今季初戦となった牝馬同士のあやめ賞は6馬身差の圧勝。昨年11月のプリンセスカップではエグジビッツに完敗だったが、当時より確実に力をつけた。
浦和のリッカサンサンは、3走前にJRAとの条件交流を勝ち、前走地元の若草特別は3着。その若草賞で、勝ったミスターバッハはその後にクラウンカップで2着。2着のミスサハラはその後に牝馬限定の3歳オープン特別を勝利。リッカサンサンも相応の実力なら、ここでも十分勝負になりそう。
あやめ賞で2着だったバレンティーノ、浦和・桜花賞に続いて北海道から遠征のプリムラジュリアンらは連下候補。
◎2エグジビッツ
○4スターギア
▲8リッカサンサン
△7バレンティーノ
△6プリムラジュリアン
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