3歳馬によるS2重賞だが、翌日にS1重賞の飛燕賞が行われるため、残念飛燕賞という感じのメンバーによる争い。
コスモメソッドは中央未勝利から転入して3連勝中。レースはいずれも好位〜中団から抜け出しての楽勝続き。今回は距離延長がどうかだが、中央では芝でもダートでも1600、1800メートルを使われていただけに問題ないだろう。
スターダストライトは花吹雪賞こそ離されての7着だったが、12月にはアルデバラン特別で3着、そして前走3歳-2組のつばき賞でも3着と、1組、2組戦で上位争いという実力なら、このメンバーに入れば勝ち負けになる。
トークーブケパロスも、ここ2戦は3歳S2重賞で掲示板内に好走しているだけに、実績は上位。
昨年秋に中央未勝利から転入して佐賀では5戦3連対のピンクドルフィン、同じく佐賀転入後4戦3連対のユメニカケルなども上位争いに食い込む可能性はある。
◎9コスモメソッド
◯5スターダストライト
▲1トークーブケパロス
△10ピンクドルフィン
△8ユメニカケル
大観峰賞の出走表はこちら
今回、他地区からの遠征馬は3頭だが、金沢のバニスターは冬期交流馬として笠松に在籍しているので、実際の遠征は兵庫からの2頭。
その1頭サウスウインドは、昨年、遠征や北海道への一時移籍などで経験を積み、重賞3勝をマーク。終盤、東海菊花賞は3着だったが、勝ったのがカツゲキキトキトではさすがに相手が悪く、園田金盃は接戦の2着。今回のメンバーなら能力上位は間違いない。昨年の梅見月では惜しい2着だったが、今年はメンバーががらりと変わって、昨年も出走していたのは、この馬以外に8着のアップアンカーと9着のメモリージルバだけ。雪辱のチャンスと見る。
東海菊花賞でサウスウインドに先着しての2着だったのがコスモナーダム。年明け初戦のガーネットオープンでは、2着アサクサポイントに8馬身差をつける圧勝と、ここに来て力をつけた印象。
尾張名古屋杯では1番人気に支持されるも4着だったキクノセントロだが、その後2連勝という勢いだけに、ここでも上位を狙える。
アサクサポイントは、大晦日の東海ゴールドカップを制したのが、9歳を前にしての重賞初勝利。年明け初戦ではコスモナーダムに8馬身ちぎられたが、巻き返しなるかどうか。
メモリージルバは、重賞やオープンで常に上位争いという堅実な成績。
ヴェリテは1900メートルという距離に不安はあるが、名古屋記念でカツゲキキトキトの2着を含め、ここ4戦連続連対中。まだ5歳だけにさらなる上積みも望めそう。
◎7サウスウインド
◯6コスモナーダム
▲2キクノセントロ
△12アサクサポイント
△8メモリージルバ
△11ヴェリテ
梅見月杯の出走表はこちら
若馬の定量戦とあって、成長著しい好調馬を狙う。コウシュハサマーは昨年9月のいちい賞勝ちがあり、その後はA-1とA-2を行ったり来たり。そしてここにきて3歳A-2戦を連勝なら状態アップと見る。
ナカゼンガキタは12月に2歳A-1戦勝ちがあり、ここ3戦も3歳のA-1、A-2戦で2着、3着と勝ち馬と差のない好走。実績面ではこの馬が最上位。
プレシャスリンは8月に白菊賞を制した実績。年明けには3歳のB-1戦を制したまでで、前走はまったく流れに乗れずの大敗だったが、それが実力ではない。若馬の重賞では忘れた頃の実績馬が突然好走するというのはたびたびあるパターン。
ナナカマド賞4着のあとA-1戦で2着が2度あるシンエイボブ、A-2戦でたびたび好走のキタノサカエヒメ、年末に2歳A-2戦を勝ったメヂカラなども力を発揮しそう。
◎6コウシュハサマー
◯9ナカゼンガキタ
▲3プレシャスリン
△4シンエイボブ
△7キタノサカエヒメ
△2メヂカラ
黒ユリ賞の出走表はこちら
A級馬による1400メートルのS2重賞。
南関東から転入2戦目、前走から1カ月の間隔を置いたエイシンテキサスに期待する。その転入初戦は好位を追走しながら、力が抜けていたサプールに真っ向勝負を挑んで直線失速というレース。今回は8頭立てでメンバーもかなり楽になり、しかも山口勲騎手の手綱とあればチャンスは十分。
近走の好調度なら、ここ4戦で3連対というヒショウ。2走前の九州オールカマー5着は、勝ったのがキョウワカイザーではさすがに相手が悪かった。ここでも上位を狙える。
不気味なのが南関東オープンから転入初戦のコウギョウダグラス。昨年4月以降は二桁着順続きだが、南関東のオープンクラスでのこと。年齢的な衰えはあるのだろうが、佐賀の一線級がいない今回のメンバーなら圧勝があっても驚けない。
雷山賞でヒショウに半馬身差2着のダイワアズール、さらにハナ差で3着のタガノリバレンスらは、南関東からの転入組が力を発揮できなければ今回も馬券圏内の可能性はおおいにある。
◎6エイシンテキサス
◯4ヒショウ
▲2コウギョウダグラス
△5ダイワアズール
△7タガノリバレンス
唐津湾賞の出走表はこちら
園田の一般戦ではもっとも多く組まれているのが1400メートル戦だが、JpnIIIの兵庫ゴールドトロフィー以外で古馬の重賞は園田チャレンジカップしかない。それゆえ1400メートル戦を得意としている古馬は名古屋や笠松へ遠征することが多く、そういう意味で、この園田ウインターカップは待望の新設重賞といえるのではないだろうか。
本命は安定感抜群のドリームコンサート。一昨年秋に中央準オープンから転入以降、ダートグレードを除けば名古屋や金沢への遠征も含めてすべて3着以内。しかも1400メートルを中心に使われていることを考えれば、この馬にとっては願ってもない舞台だ。
トウケイタイガーは中央1000万条件から転入して、一方的なレースばかりで3連勝。前走では2走前に3馬身半差をつけて負かしていたエルウェーオージャにハナ差で2着に敗れたものの、それは1230メートル戦だった。今回が重賞初挑戦だが、3連勝の1400メートル戦の勝ちタイムがいずれも1分28〜29秒台なら重賞でも十分通用する。
アクロマティックは1400メートル戦が1年以上ぶりで距離に不安はあるものの、重賞実績は十分。
兵庫クイーンカップを勝って1400メートルの経験も豊富なタガノトリオンフ、中央オープンの実績があるアドマイヤロイヤルまで実力的にはそれほど差はなく、どこからでも狙えそうな一戦。
◎8ドリームコンサート
◯3トウケイタイガー
▲7アクロマティック
△5タガノトリオンフ
△1アドマイヤロイヤル
園田ウインターカップの出走表はこちら