
佐賀若駒賞圧勝のハクユウロゼは18日のJRA小倉・かささぎ賞に遠征、花吹雪賞を勝ったオヒナサマも不在となって、牝馬限定戦の花吹雪賞よりもメンバーが軽くなった感じの飛燕賞。
ならば中心は2歳時にトップクラスを相手に上位争いを演じていたロトスキャンダル。天山賞5着以来3カ月半ぶりだが、それなりに成長していればこのメンバーでは能力上位。
2番手には花吹雪賞3着だったコパノレイミー。大井での賞金で、すでに古馬B級に格付けされており、転入初戦だったB-3組戦は差のある5着だったが、この時期に古馬の中級クラスと対戦したという経験は生きるはず。
アニメートは、やや太めのつくりだった花吹雪賞こそ6着だったが、馬体を絞って出走した前走背振山賞は直線半ばで抜け出して快勝。その前走に引き続いて鮫島克也騎手が鞍上なだけに今回も期待できそう。
ホワイトウィングスは、佐賀若駒賞4着、花吹雪賞5着とまずまずの好走。両レースの上位馬が抜けたメンバーなら、着順を上げる可能性は十分。
佐賀若駒賞で2着のオヒナサマに3/4馬身差3着と迫ったアイディアルレディは、その能力が発揮できればここでもチャンスはありそう。
ダダッコは背振山賞は3着も、佐賀転入後3着以内を外したのは一度だけと、まだ底を見せていない。
◎10ロトスキャンダル
◯4コパノレイミー
▲9アニメート
△12ホワイトウィングス
△3アイディアルレディ
△2ダダッコ
飛燕賞の出走表はこちら
3歳馬によるS2重賞だが、翌日にS1重賞の飛燕賞が行われるため、残念飛燕賞という感じのメンバーによる争い。
コスモメソッドは中央未勝利から転入して3連勝中。レースはいずれも好位〜中団から抜け出しての楽勝続き。今回は距離延長がどうかだが、中央では芝でもダートでも1600、1800メートルを使われていただけに問題ないだろう。
スターダストライトは花吹雪賞こそ離されての7着だったが、12月にはアルデバラン特別で3着、そして前走3歳-2組のつばき賞でも3着と、1組、2組戦で上位争いという実力なら、このメンバーに入れば勝ち負けになる。
トークーブケパロスも、ここ2戦は3歳S2重賞で掲示板内に好走しているだけに、実績は上位。
昨年秋に中央未勝利から転入して佐賀では5戦3連対のピンクドルフィン、同じく佐賀転入後4戦3連対のユメニカケルなども上位争いに食い込む可能性はある。
◎9コスモメソッド
◯5スターダストライト
▲1トークーブケパロス
△10ピンクドルフィン
△8ユメニカケル
大観峰賞の出走表はこちら
今回、他地区からの遠征馬は3頭だが、金沢のバニスターは冬期交流馬として笠松に在籍しているので、実際の遠征は兵庫からの2頭。
その1頭サウスウインドは、昨年、遠征や北海道への一時移籍などで経験を積み、重賞3勝をマーク。終盤、東海菊花賞は3着だったが、勝ったのがカツゲキキトキトではさすがに相手が悪く、園田金盃は接戦の2着。今回のメンバーなら能力上位は間違いない。昨年の梅見月では惜しい2着だったが、今年はメンバーががらりと変わって、昨年も出走していたのは、この馬以外に8着のアップアンカーと9着のメモリージルバだけ。雪辱のチャンスと見る。
東海菊花賞でサウスウインドに先着しての2着だったのがコスモナーダム。年明け初戦のガーネットオープンでは、2着アサクサポイントに8馬身差をつける圧勝と、ここに来て力をつけた印象。
尾張名古屋杯では1番人気に支持されるも4着だったキクノセントロだが、その後2連勝という勢いだけに、ここでも上位を狙える。
アサクサポイントは、大晦日の東海ゴールドカップを制したのが、9歳を前にしての重賞初勝利。年明け初戦ではコスモナーダムに8馬身ちぎられたが、巻き返しなるかどうか。
メモリージルバは、重賞やオープンで常に上位争いという堅実な成績。
ヴェリテは1900メートルという距離に不安はあるが、名古屋記念でカツゲキキトキトの2着を含め、ここ4戦連続連対中。まだ5歳だけにさらなる上積みも望めそう。
◎7サウスウインド
◯6コスモナーダム
▲2キクノセントロ
△12アサクサポイント
△8メモリージルバ
△11ヴェリテ
梅見月杯の出走表はこちら
若馬の定量戦とあって、成長著しい好調馬を狙う。コウシュハサマーは昨年9月のいちい賞勝ちがあり、その後はA-1とA-2を行ったり来たり。そしてここにきて3歳A-2戦を連勝なら状態アップと見る。
ナカゼンガキタは12月に2歳A-1戦勝ちがあり、ここ3戦も3歳のA-1、A-2戦で2着、3着と勝ち馬と差のない好走。実績面ではこの馬が最上位。
プレシャスリンは8月に白菊賞を制した実績。年明けには3歳のB-1戦を制したまでで、前走はまったく流れに乗れずの大敗だったが、それが実力ではない。若馬の重賞では忘れた頃の実績馬が突然好走するというのはたびたびあるパターン。
ナナカマド賞4着のあとA-1戦で2着が2度あるシンエイボブ、A-2戦でたびたび好走のキタノサカエヒメ、年末に2歳A-2戦を勝ったメヂカラなども力を発揮しそう。
◎6コウシュハサマー
◯9ナカゼンガキタ
▲3プレシャスリン
△4シンエイボブ
△7キタノサカエヒメ
△2メヂカラ
黒ユリ賞の出走表はこちら
A級馬による1400メートルのS2重賞。
南関東から転入2戦目、前走から1カ月の間隔を置いたエイシンテキサスに期待する。その転入初戦は好位を追走しながら、力が抜けていたサプールに真っ向勝負を挑んで直線失速というレース。今回は8頭立てでメンバーもかなり楽になり、しかも山口勲騎手の手綱とあればチャンスは十分。
近走の好調度なら、ここ4戦で3連対というヒショウ。2走前の九州オールカマー5着は、勝ったのがキョウワカイザーではさすがに相手が悪かった。ここでも上位を狙える。
不気味なのが南関東オープンから転入初戦のコウギョウダグラス。昨年4月以降は二桁着順続きだが、南関東のオープンクラスでのこと。年齢的な衰えはあるのだろうが、佐賀の一線級がいない今回のメンバーなら圧勝があっても驚けない。
雷山賞でヒショウに半馬身差2着のダイワアズール、さらにハナ差で3着のタガノリバレンスらは、南関東からの転入組が力を発揮できなければ今回も馬券圏内の可能性はおおいにある。
◎6エイシンテキサス
◯4ヒショウ
▲2コウギョウダグラス
△5ダイワアズール
△7タガノリバレンス
唐津湾賞の出走表はこちら