期待のグルームアイランドにこのあたりで実力を見せて欲しいところ。笠松に遠征したオグリキャップ記念を制したあと、期待された百万石賞では、ジャングルスマイル、トウショウプライドと接戦の3着。それで歯車が狂ったか、その後は今ひとつのレースが続いた。しかし前走を楽勝してようやく復活の雰囲気。地元馬同士なら負けられないところ。
10歳でもなお元気なのがジャングルスマイル。百万石賞は7年間で5勝という記録で、この北國王冠も昨年の勝利が2011年以来2勝目。その間にも2013年は3着、2014年は2着と好走していた。グルームアイランドとの一騎打ちを期待したい。ただ馬券としては2頭に人気が集まりそうで、買い方が悩ましい。
8月9日のA1特別で、接戦の末、グルームアイランドをハナ差でしりぞけていたのがヒロノプリンス。中央時代には芝の2000メートルを超える距離をたびたび使われていただけに、この距離でさらに能力発揮という可能性はありそう。
昨年のこのレースでジャングルスマイルの2着だったコスモマイギフトも近走好調なだけに押さえておきたい。
◎2グルームアイランド
◯9ジャングルスマイル
▲1ヒロノプリンス
△4コスモマイギフト
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A級馬による1400mのS2重賞。
テイエムチカラは佐賀転入後は1400メートル戦のみを使われ、吉野ヶ里記念2着などを含め14戦して連対を外したのが3回だけ。B級からのS2重賞でも5勝を挙げている。3走前のサマーチャンピオンJpnIIIはともかく、ここ2戦は逃げて粘れずというレースだが、最内枠に入って山口勲騎手に戻ってということでは期待できそうだ。
コスモガラサは、前走2500メートルの九州大賞典で、勝ち馬からは離されたとはいえ2着。1400メートルを中心に使われてきての好走ということではちょっと驚いた。このクラスではすでに十分な実績で、好位につけてどこから仕掛けるかという勝負になりそう。
キョウワカイザーは昨年末の中島記念でキングプライドに4馬身差をつけて快勝したものの、今年になってからの成績がイマイチ。1400メートル戦もここ2年で2度しか使われておらず、距離的な面でも不安のほうが大きい。
中央500万下からの転入初戦が2着だったジンセイハオマツリは上積みがあれば勝ち負けも狙えそう。
ヒショウは、2走前にA2の一般戦で勝利したものの、A1・A2の特別で入着までという成績では連下争いまで。
◎1テイエムチカラ
○8コスモガラサ
▲5キョウワカイザー
△7ジンセイハオマツリ
△2ヒショウ
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毎年言っているような気がするが、早いもので今年も道営記念を迎えた。JBCが終わって道営記念の声を聞くと、もう今年も終わりかという気分になる。連覇を狙うグランプリブラッドが出走取消。追い切りの際に故障して予後不良とのこと。なんとも残念なことだった。
重賞4連勝中のオヤコダカが注目となりそうだが、2000メートルという距離で3歳のスティールキングに期待する。王冠賞で2着に敗れ残念ながら三冠とはならなかったものの、北海優駿からの距離短縮がこの馬にはマイナス要因だろう。前走1800メートルの瑞穂賞では、3コーナー過ぎで先頭に立ったオヤコダカに対し、やや離れた4番手から追って3/4馬身差まで追い詰めた。距離延長の2000メートルで逆転すると見る。
オヤコダカは昨年3歳で臨んだ道営記念は7着。今シーズンは初戦のコスモバルク記念こそ惜しくもハナ差で2着に敗れたものの、その後重賞4連勝。使われるごとに力をつけてきた。他の有力馬からマークされる立場で、好位から早め先頭に立って押し切れるかどうか。
ウルトラカイザーは、コスモバルク記念では、2着以下に大差をつけて一騎討ちとなったオヤコダカをハナ差でしりぞけた。今回、思い切った先行策に出て、後続がオヤコダカをマークして動けないような展開になればチャンスはありそう。
タイムビヨンドは大井から戻っての今シーズンが6戦4勝、2着3着各1回という成績。ヒダカソウカップではジュエルクイーンの2着に敗れたが、これは内回りの巧拙が出たレース。そして水沢に遠征したビューチフルドリーマーカップでもジュエルクイーンの3着と敗れたが、これも小回りコース。直線の長い外回りの2000メートルならあっと言わせる場面も。
ワットロンクンは船橋から転入して3戦。2000メートルのA1特別でタイムビヨンドの2着があり、連下争いの可能性なら。
◎8スティールキング
◯9オヤコダカ
▲7ウルトラカイザー
△6タイムビヨンド
△11ワットロンクン
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オーブスプリングのエーデルワイス賞JpnIIIは、3コーナーから大外を回して4コーナーでもまだ中団という位置から追い込んで接戦の2着争いの4着。この馬に1200メートルは明らかに距離不足だった。今回と同じ舞台のフローラルカップを制しているとはいえ、直線の短い内回りより外回りのほうが持ち味を発揮しそう。とはいえ能力的にこの馬を上回る馬がいるとも思えず、絶好の舞台とはいえないもののやはりこの馬が中心。
相手筆頭には、フローラルカップで2着だったジュンアイノキミ。後方追走から直線末脚勝負というタイプで、アタックチャレンジの勝利が1700メートル戦だっただけに、この馬も外回りのほうがよさそうなタイプ。実績面で2番手だが、展開的に向かないと圏外という可能性もある。
ラミングアタックはなかなか勝ちきれなかったところが、秋になって未勝利、5組戦と連勝し、ウィナーズチャレンジでも2着と好走。とはいえその好調の舞台は1700メートル戦。内回り1500メートルのアタックチャレンジで2度の3着は、勝ち馬からはかなり離されていた。この馬も外回りのほうが良さそうなタイプ。
そのほか、フローラルカップ3着のチェリースプリング、エーデルワイス賞で2着争いの3頭からはやや離された5着のポリカ、リリーカップ2着のシェアハッピーなども能力的に差はなさそう。
印上位の馬たちが、いずれも内回りが必ずしもよさそうではないだけに、思わぬ伏兵の台頭という可能性も考えておきたい。
◎5オーブスプリング
◯11ジュンアイノキミ
▲7ラミングアタック
△13チェリースプリング
△2ポリカ
△12シェアハッピー
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レディスプレリュードJpnIIでは思い切った逃げに出て、ホワイトフーガと同着の2着に粘ったトーコーヴィーナス。さらに相手が強くなるJBCレディスクラシックJpnIは自重して、次に目指すは12月7日、船橋のクイーン賞JpnIII。今年、地方の牝馬ではここまでダートグレードを勝った馬がいないので、その結果次第ではNARグランプリ4歳以上最優秀牝馬のタイトルが狙える。そのためにもここは負けられない一戦。ただ遠征では存分に力を発揮するが、地元では遊んでしまうところがあるので、その点がちょっと気がかり。
条件戦では10連勝と破竹の勢いを見せたタガノトリオンフだが、重賞の壁はちょっと厚い。重賞初挑戦だった兵庫サマークイーン賞は3着で、2着のトーコーヴィーナスに1馬身1/4差。その後の2戦も勝ち負けのレースにはならなかった。とはいえ今回、トーコーヴィーナス以外は、近走で重賞実績のある馬がほどんどいないというメンバーだけに、相手筆頭として再び注目となりそう。
タッチデュールは今回が143戦目。7歳でということでは、まるでばんば並の戦歴だ。2年以上勝ち星から遠ざかっているものの、ダートグレードを中心に強いメンバーに揉まれているだけに、あっと言わせる場面はあるかもしれない。人気がなければトーコーヴィーナスと2頭軸で3連勝式の馬券を狙うのもおもしろそう。
アルカナは、読売レディス杯、秋桜賞で、いずれも勝ったトーコーヴィーナスからそれほど差のない好走。ただ距離延長で同じような競馬ができるかというとやや疑問。
兵庫サマークイーン賞4着のヒメカイドウも牝馬同士のこのメンバーなら再び上位を狙える。
◎6トーコーヴィーナス
◯9タガノトリオンフ
▲12タッチデュール
△7アルカナ
△10ヒメカイドウ
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