レディスプレリュードJpnIIでは思い切った逃げに出て、ホワイトフーガと同着の2着に粘ったトーコーヴィーナス。さらに相手が強くなるJBCレディスクラシックJpnIは自重して、次に目指すは12月7日、船橋のクイーン賞JpnIII。今年、地方の牝馬ではここまでダートグレードを勝った馬がいないので、その結果次第ではNARグランプリ4歳以上最優秀牝馬のタイトルが狙える。そのためにもここは負けられない一戦。ただ遠征では存分に力を発揮するが、地元では遊んでしまうところがあるので、その点がちょっと気がかり。
条件戦では10連勝と破竹の勢いを見せたタガノトリオンフだが、重賞の壁はちょっと厚い。重賞初挑戦だった兵庫サマークイーン賞は3着で、2着のトーコーヴィーナスに1馬身1/4差。その後の2戦も勝ち負けのレースにはならなかった。とはいえ今回、トーコーヴィーナス以外は、近走で重賞実績のある馬がほどんどいないというメンバーだけに、相手筆頭として再び注目となりそう。
タッチデュールは今回が143戦目。7歳でということでは、まるでばんば並の戦歴だ。2年以上勝ち星から遠ざかっているものの、ダートグレードを中心に強いメンバーに揉まれているだけに、あっと言わせる場面はあるかもしれない。人気がなければトーコーヴィーナスと2頭軸で3連勝式の馬券を狙うのもおもしろそう。
アルカナは、読売レディス杯、秋桜賞で、いずれも勝ったトーコーヴィーナスからそれほど差のない好走。ただ距離延長で同じような競馬ができるかというとやや疑問。
兵庫サマークイーン賞4着のヒメカイドウも牝馬同士のこのメンバーなら再び上位を狙える。
◎6トーコーヴィーナス
◯9タガノトリオンフ
▲12タッチデュール
△7アルカナ
△10ヒメカイドウ
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